おしらせ
【重賞出走馬追い切り(その2)】JBC[クラシック]オメガパフューム、ケイティブレイブ[スプリント]マテラスカイ、キタサンミカヅキ[レディスクラシック]ラビットランなど
■11月4日、京都競馬場で開催されるJBCクラシック(JpnI、ダ1900m)の出走予定各馬最終追い切りが行われた。
オメガパフュームは、栗東坂路でロードカナロアの全弟ロードオヒア(新馬)と併せられ、4F52秒7-1F13秒2(馬なり)をマーク。エキサイトすることを避ける意味でか、あまり過度な負荷は掛かっていない印象だったが、それでも、弾むようなフットーワークで悠々1馬身半の先着となった。その後ダートコースでクールダウンされた際の息の入りは上々で、すこぶる具合いはいい様子。古馬一線級と戦える態勢は整ったと見て良さそう。
ケイティブレイブは、福永騎手を背に栗東坂路で4F52秒7-1F13秒3(馬なり)。時計のかかる馬場ゆえ数字は目立たなかったが、動きのひとつひとつに活気が漲っており、後肢の踏み込みも素晴らしいのひと言。明らかなデキアップが窺える。あまりあれこれと問う必要のない域。文句なしだ。
岩崎騎手(レースはC.ルメール騎手)が跨ったサンライズソアは、馬場整備明けの栗東坂路を単走でやられ4F55秒7-1F13秒5(馬なり)。正直これといったアクションはなかったものの、逆に悪いような部分も見受けられず。すでに1週前段階で出来上がっていた印象だけにこれでも問題はないだろう。4カ月ぶりを叩いた上積みはきちんと望めるはず。
ノンコノユメは、美浦ウッドで3歳500万下とスパーリング。自身が先導する形で道中ゆったりと進み、直線強めに促され5F69秒2-4F53秒8-1F13秒6。馬なりの相手に同入フィニッシュという形ではあったが、躍動感溢れる動きで、かつ気持ちを切らすことなく最後まで集中できていたのは強調すべき点だろう。数字の平凡さはいつものこと。気にしなくていい。
アポロケンタッキーは、M.デムーロ騎手を背に栗東坂路を単走で追われ、4F51秒8-1F13秒4(一杯)を叩き出した。馬場調整明けだったとはいえ、軽快、かつ力強い動きで元気いっぱい。ひと叩きで確実に上積んでいる印象だ。正直まだ、お釣りなしというレベルではないように思うが、戦える態勢は十分に整ったと言える。
センチュリオンは、美浦ウッド3頭併せでやられ、5F68秒ジャスト、終い1Fを13秒2(一杯)で駆け抜けた。先導した2頭に及ばずパッと見の印象は悪かったが、元来稽古地味なだけに致し方あるまい。先週ハードに追えているし、輸送面を考えればこれはこれでいいのかと。
大野騎手が跨り美浦坂路で汗を流したのがサウンドトゥルー。1本目の足馴らし後、2本目を単走終い重点で登坂し4F53秒4-1F12秒7をマークした。普段動きの硬い馬が、珍しく滑らかなフットワークで、覇気も十分。グングンと加速して行く様は全盛期と遜色ない印象を受けた。8歳ながら1度使っての上積みは顕著。連覇へ向け不安なく当日を迎えられそう。
■11月4日、京都競馬場で開催されるJBCレディスクラシック(JpnI、ダ1800m)の出走予定各馬最終追い切りが行われた。
ラビットランは、栗東ウッドでトーセンビクトリー(OP)とスパーリング。道中3馬身ほどの追走より、4角内に切れ込むや、しっかりとした伸び脚で6F84秒ジャスト、4F52秒2、ラスト1Fを12秒1(一杯)を叩き出し併入した。引き上げて来た際の息遣いが良く、体つきに余裕は感じられない。ここ目標にきっちり仕上がったよう。
美浦ウッドを単走で追われたプリンシアコメータは、4F52秒9-1F12秒8(馬なり)。終始馬なりで派手なパフォーマンスは見られなかったが、跳びの大きな動きで活気に溢れており、馬体ははち切れんばかり。デキは悪くなさそう。あとは輸送をうまくクリアできるようならば。
クイーンマンボは、栗東ウッドで3頭併せの最先着。ラストビシッと追われるや、ハミをグイッと噛んで豪快な伸びを繰り出した。タイムは5F67秒2-4F51秒7-1F11秒8(一杯)。前走の中間過程ではややボケッとした感じが否めなかったが、一度使われ大分気合いが乗ってきた印象。本領発揮の場となるか。
■11月4日、京都競馬場で開催されるJBCスプリント(JpnI、ダ1200m)の出走予定各馬最終追い切りが行われた。
マテラスカイが、1日、栗東坂路で同厩ネロと併せられ猛烈スパを敢行。序盤からビュンビュン飛ばしたうえ、直線もしっかり闘魂を注入され4F50秒3-1F13秒0(一杯)、2馬身の先着を果たした。終いやや要したとはいえ、全体数値はこの日2番目(1位がネロ)。節々の筋肉が盛り上がりつつも、無駄な贅肉は削ぎ落とされ、完全に戦闘モードとなった様子。文句なしの完調、これであれば少なくとも前回のようなことはないだろう。
先月31日、森泰斗騎手を背にしたキタサンミカヅキは、船橋競馬場ダートコースで4歳C1級の馬と併せられ、6F79秒5-4F49秒8-1F11秒9の時計。大差追走していた相手を3角でキャッチアップし、促されるやガクンと体が沈みこんでみるみるうちに突き放した。馬体はきっちり引き締まっており、集中力も以前とは段違い。大仕事をやってのけそうな雰囲気にある。あとは京都輸送さえクリアすればといったところ。
栗東坂路で躍動したのがモーニン。普段より攻め駆けするクチではあるものの、序盤より飛ばしながら最後まで脚色衰えず。4F51秒2-1F12秒2(一杯)の文句ない好時計を叩き出した。いっときのスランプ時は集中力散漫な様がよく目についたが、この日は引き上げるまで常にシャンとしており、久方ぶりにこの馬らしさが窺えた。海外帰りの疲れもないようで、存分に力をふるえそうだ。
レッツゴードンキは、栗東坂路単走で4F53秒2、終い1F12秒9(馬なり)。先週が派手だった(坂路4F50秒8)ぶん、さすがにここは感触を確かめる程度に終始したが、それでも脚どりは軽やかのひと言。また、歳も歳だけに無駄なところに力が入っていないところもいい。ゆるやかに叩かれての3戦目、相応の上積みは見込めるはず。
(Text:Uehara)
▽【関連リンク】
■驚異の新指数【WINDEX】注目のJBC3競走の全頭総合数値は金曜12時過ぎから公開!
■[5万9000人突破!]UMAJIN.net LINE@公式アカウント【限定無料配信】
■【重要】登録ができない、メールが届かない会員様へ
■海外競馬はUMAJIN.netにお任せ! 「海外競馬」ページはコチラから!