おしらせ
【重賞出走馬追い切り(その1)】[アルゼンチン共和国杯]アルバート、ノーブルマーズ[京王杯2歳S]アウィルアウェイ[ファンタジーS]ダノンファンタジーなど
■11月4日、東京競馬場で開催されるアルゼンチン共和国杯(GII、芝2500m)に出走予定の各馬最終追い切りが行われた。
アルバートは、美浦ウッドで4Fからの時計で瞬発力を磨く“堀厩舎流”の最終調整。目標にしたサトノティターン(1600万下)に手応えでは若干見劣ったが、渋太く脚を伸ばし併入した。久々だった前走から、一定の上積みは見込んでいいだろう。
ノーブルマーズは、本番でも騎乗する高倉騎手を背に栗東坂路を単走。終いに気合いを入れられたが、そこまでの伸びはなく4F55秒4-1F13秒6(一杯)という数字に終わっている。先週も500万条件馬にアオあおれており、帰厩以来なかなか気配が上がってきていない状況。ここを使ってからか。
ウインテンダネスは、栗東へ駆け付けた松岡騎手を背に栗東CW単走。終始余力十分だったが、前進気勢にあふれ馬なりで6F81秒7という好タイムをマークした。久々の前走を使われて、大きく上昇しているようだ。
ムイトオブリガードは、栗東CWで3頭併せ。前後に馬を置く形から入り、直線では真ん中に進路を取ると手応え圧倒で抜け出し、それぞれに2馬身ほどの先着を果たしている。久々の前走を快勝した反動は感じられず、勝ってさらに上昇といった雰囲気。
パフォーマプロミスは、北村友騎手(レースはC.オドノヒュー騎手)を背に栗東CWを単走の調整。序盤から上々のペースで進むと、仕掛けられたラストもしっかし脚を伸ばして力強いフィニッシュを果たした。6F全体で78秒9、ラスト1F11秒9(強め)というテンよし終いよしの内容。京都大賞典を取り消す一頓挫はあったが、しっかり立ち直っており走れる態勢だ。
ルックトゥワイスは、栗東坂路単走で終いだけ重点の調整。4F55秒9-1F12秒9(強め)を計時した。数字は平凡だが、坂路では走らないタイプでこの馬なりには上々の伸び。ひと息入っていた前走を使われ、一定の上積みは見込める。
ガンコは、三浦騎手を背に栗東坂路を単走で追われた。軽快に駆け出し、ラストに若干負荷を掛けられると機敏に反応。4F52秒1-1F12秒5(強め)と、この馬としては上々の数字でまとめている。中間は坂路とコースを併用し、意欲的に調整されており体調はすこぶる良さそう。上昇気配は大だ。
■11月3日、東京競馬場で開催される京王杯2歳S(GII、芝1400m)に出走予定の各馬最終追い切りが行われた。
アウィルアウェイは、M.デムーロ騎手を背に栗東坂路で単走の最終調整を行った。先週の併せ馬でほぼ仕上がっており、輸送を控えた今週は流す程度。4F53秒0-1F13秒4(馬なり)と、数字こそ平凡だが軽快な脚捌きで好調をアピールしている。帰厩後の調整はここを見据えて順調そのもので来ており、先週には豪快な動きを披露。さっそく力を全開にしそうな気配にある。
ファンタジストは、先週栗東坂路で終いにしっかり追われ1F11秒7(一杯)をマークしたのが実質の最終追い。今週は坂路単走で、反応を確かめる程度となり4F56秒3-1F13秒1(強め)という内容だった。中間は古馬を相手に質の高い併せ馬を消化しており、調整過程は上々。2カ月ぶりだが、走れる態勢にある。
アスターペガサスは、福永騎手を背に栗東坂路を単走。中盤快ラップを刻んだが、ラストで失速し4F52秒6-1F14秒0(一杯)と終いを要してのフィニッシュとなった。ただし、坂路で速い時計を出すことに慣れておらず折り合いを欠いただけのようで、状態面への懸念視は不要だろう。2週続けていい負荷は掛かっているし、ひとまず走れる態勢にはあるようだ。
シングルアップは、松山騎手を背に栗東CWで単走。序盤から出されていき、終いはやや止まり気味だったが鞍上のゲキにしっかり応えて6F全体で81秒5、ラスト1Fを12秒9(一杯)でまとめている。東京への遠征を控えているが、2週続けてしっかり負荷を掛けられたあたり体調面は万全のよう。悪くない仕上がりだ。
カルリーノは、美浦ウッドで古馬1000万下を追走。最後まで楽な手応えで2馬身あった差を詰めて併入に持ち込んだ。反応の機敏さは3カ月半ぶりとは思えないもの。いきなり力をフルに出せそうだ。
■11月3日に京都競馬場で開催されるファンタジーS(GIII、芝1400m)へ出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。
ダノンファンタジーは、川田騎手を背に3歳500万下を追走。一杯に追われた相手をアオってゴール前で抜け出し、半馬身の先着を果たした。常に稽古で動くタイプの馬だが、それを差し引いても活気の良さは目立っており、万全の状態でレースに臨めそう。
レッドベレーザは、栗東坂路で2歳未勝利馬と併せられ、先行先着。時計は4F54秒9-1F13秒3(一杯)でそこまで目立たないが、気迫と反応は数字以上のものを感じさせた。大幅上昇こそ強調できないが、高いレベルで安定と見ていい。
ベルスールは、先週準オープン馬と併せられ互角の走りを見せたのが実質の最終追い。今週は流した程度で栗東坂路4F58秒3(馬なり)を計時した。中間の乗り込みは入念で、久々でもこの馬の競馬はできそうだ。
レーヴドカナロアは、C.ルメール騎手を背に栗東CWで最終スパーリング。2歳未勝利馬を問題にせず、脚色圧倒で追走先着を果たした。先週までは動きに重さがあったが、ここへ来て一気に上昇。態勢は整っている。
ジュランビルは、栗東CWで併せ馬。2歳1勝馬を目標に折り合いよく進み、ラストは目一杯まで追われる相手をアオって併入に持ち込んだ。ここまで使われるごとに気配を上げてきている印象。目下絶好調だ。
(Text:Nishimura)
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