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【今週の重賞(その1)】[エリザベス女王杯]連覇目指すモズカッチャン 悲願成就へリスグラシュー

1年ぶりの勝利とともに連覇を目指すモズカッチャン。メジロドーベル、アドマイヤグルーヴ、スノーフェアリーらに続く、史上4頭目の快挙達成なるか。

■11月11日、京都競馬場でエリザベス女王杯(GI、芝2200m)が行われる。

主役はモズカッチャン(牝4、栗東・鮫島)。2011年のスノーフェアリー以来、史上4頭目の連覇を目指す身だ。丸1年勝ち星から遠ざかっているが、この間、レイデオロやサングレーザーら牡馬一線級と五分に渡り合っており力の程は証明済み。また、1週前追いの覇気ある動き(時計を要す坂路で一杯に叩かれ4F55秒0-1F13秒3)を見る限り、前哨戦を見送った(府中牝馬S・熱発感冒のため)影響はないようだ。同一GI3連覇を狙うM.デムーロ騎手とともに、堂々偉業成就へと挑む。

GI4度の2着があるリスグラシュー(牝4、栗東・矢作)は、休み明けの府中牝馬Sをタイム差なし2着とまとめ好発進。この中間の具合いもいいようで、1週前追いでは、全体的に時計のかかっていた栗東坂路を4F51秒5で駆け抜けた。脚の捌きひとつひとつに活力が漲っており、体もグッと引き締まった印象。これであれば大幅な上積みを刈り取れるだろう。なお、新たに手綱を握るはJ.モレイラ騎手で、やっかいな存在だったソウルスターリングやディアドラは不在という状況。悲願のGI初戴冠へ絶好機を迎えたと言っていい。

レッドジェノヴァ(牝4、美浦・小島茂)は、重賞初挑戦となった京都大賞典でサトノダイヤモンドから半馬身差の2着(4着シュヴァルグラン)。しかも直線内めで窮屈になり進路を中ほどへと切り替えてのもの。もしもなどとタラレバを言うつもりはないが、そうおいそれとできる芸当ではなく、ここへ向けての大きな自信になったことは確かだろう。なお、馬はそのまま栗東に滞在しここまで至って順調のよう。夏場より続く勢いままに一気の頂点獲りを目指す。

ノームコア(牝3、美浦・萩原)は、紫苑S圧勝(世代上位のマウレアを悠々3馬身引き離す)も、疲労のため秋華賞を回避。実質9月初旬以来の実戦となる。ただ、この中間の気配は良く、31日のウッド併せにおいて直線馬場の大外から5F68秒1-4F52秒9-1F12秒8(一杯)の好時計を叩き出したほど。以前のような線の細さは消え、覇気も十分。一頓挫あった影響は微塵も感じられない。初コース、初距離、初古馬相手で常識的には厳しいだろうが、絶好調C.ルメール騎手の手腕も加わればひょっとするかもしれない。

前々での機動力をウリとしていたカンタービレ(牝3、栗東・中竹)は、秋華賞で新境地を開拓し差しての3着。世代上位の力を示すとともに、どんな競馬でもできることを証明した。これであればスピードの持続力、かつ一瞬のキレを求められる京都外回りコースにも対応は可能なはずで、当然引き続きの好走に期待がかかるところ。ただ、正直距離は2000mがギリギリの印象。初の古馬、しかも一線級相手にあと200mをどう捌いて持ってくるか。新コンビ結成となるC.デムーロ騎手がどんな手腕を振るうだろうか。

ほか、堅実、かつレース巧者のコルコバード(牝5、美浦・木村)やフロンテアクイーン(牝5、美浦・国枝)、経験値豊富&鞍上魅力(武豊騎手。昨年12月以来)のスマートレイアー(牝8、栗東・大久保)も流れひとつで十分上位を望めそう。昨年タイム差なし2着のクロコスミア(牝5、栗東・西浦)は、叩かれ3戦目でデキがグッと良くなっている。スローの流れを前々より早め一気に動いて行くような形になれば怖い存在となる。
(Text:Uehara)

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