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【重賞出走馬追い切り】[マイルCS]アエロリット、モズアスコット[東京スポーツ杯2歳S]ルヴォルグなど

■11月18日、京都競馬場で開催されるマイルCS(GI、芝1600m)の出走予定各馬最終追い切りが行われた。

菊沢師を背にしたアエロリットは、美浦坂路を単走で追われ、4F50秒9-1F12秒8(馬なり)の好時計をマーク。疲労、および気持ちの燃え過ぎを考慮してか、全体的にソフトな仕上げではあったものの、実に気分良さげな走りっぷりで、脚捌きはスピーディー、かつパワフルのひとこと。文句ないレベルに仕上がったと見ていい。

C.ルメール騎手が跨ったモズアスコットは、栗東・坂路で5歳1000万下と併せられ、4F51秒5-1F12秒ジャスト(馬なり)を計時した。少しでも前へ前へ、という気概の窺える動きで、ゴール前は真一文字の伸びから相手を圧倒(2馬身先着)。引き上げてきた際の息遣いに乱れはなく、まさにひと叩きされてのパワーアップ顕著といったところ。ベストコンディションで春秋制覇の偉業へと挑めそうだ。

M.デムーロ騎手が駆り、栗東ウッド3頭併せで汗を流したのがペルシアンナイト。道中最後尾追走より、勝負どころで自らスッと反応するや、ゴール前軽快に弾け4F50秒8-1F11秒7(強め)でフィニッシュした。結果ジャンダルムには僅かに遅れたものの、3歳1000万下には1馬身の先着。1度使ったことで硬さが取れたか、フットワークの稼動域に幅が生まれており、そのせいか馬も実にハツラツとした様子。いい状態であることは間違いない。

アルアインは、川田騎手を背に栗東坂路で4歳1000万下とスパーリング。テンより終いまで大きなアクションは見られなかったが、颯爽とした脚捌きで悠々半馬身の先着、4F52秒5-1F12秒4をマークした。激戦だった天皇賞から僅か中2週も、元気は一杯のよう。力を存分にふるえる状態だ。

先週軽い熱発があったエアスピネルは、栗東坂路でその不安を一蹴。時計のかかる馬場お構いなしのしっかりとした脚取りで、ゴール前は併せた相手を子ども扱い。颯爽と4F51秒2-1F12秒5(一杯)を叩き出した。前回時に見せた重苦しさは取れ、気配はグンとアップ。確かな上積みを刈り取れたようだ。

C.デムーロ騎手に操られ、躍動したのがロジクライだ。栗東坂路単走で4F53秒9-1F12秒フラット(馬なり)。びっしりやった前週(4F51秒4)もいい動きだったが、今回はさらに颯爽とした走りで、まさに元気一杯なよう。気持ちのオンオフもきっちりできており、あまりあれこれと注文をつける点は見当らない。須貝調教師が「この秋、最高のデキ」と語るのも納得の、完璧な仕上がりだ。
(Text:Uehara)

■11月17日、東京競馬場で開催される東京スポーツ杯2歳S(GIII、芝1800m)に出走予定の各馬最終追い切りが行われた。

ルヴォルグは、美浦ウッドコースで杉原騎手(レースはR.ムーア騎手)を背に併せ馬。2歳馬2頭を目標にスタートし、最内に進路を取った直線では軽快に伸びてそれぞれと併入に持ち込んでいる。時計は平凡だったが中2週とあって、負荷はこれぐらいで問題ないだろう。先週も15-15とは言え時計を出せている点は好感。高いレベルで好調維持と見ていい。

ニシノデイジーは、勝浦騎手を背に美浦ウッドで併せ馬。古馬準オープンを追う意欲的な内容で、懸命に追われる相手を楽に追い詰める豪快な動きを見せている。先週も古馬を問題にしない動きを披露しており、2カ月半ぶりでも力をフルに出せそうな雰囲気だ。

カテドラルは、先週の併せ馬でひとまず仕上がっており、今週は終い重点で反応を見る程度の内容。栗東坂路単走で追われ、4F54秒2-1F12秒2(馬なり)をマークした。軽く促されただけで機敏な反応から鋭い切れを見せており、ひと息入っているが依然好調キープできている。

ダノンラスターは、美浦ウッドでJ.モレイラ騎手を背に追い切りを行った。2歳未勝利、古馬500万下を追走して直線では最内に進路を取ったが、馬なりだった2頭相手に手応えで見劣り、それぞれに遅れ入線といささか案外な内容。先週は軽快な動きを見せており体調は問題なさそうだが、気性面でやや懸念を感じる。

ヴェロックスは、栗東CWで3歳500万下を目標に併せ馬を行った。序盤は折り合いに専念。仕掛けられたラストでは脚色圧倒であっさり並び掛け、半馬身抜け出してのフィニッシュを果たした。ここまでハイレベルな併せ馬を再三消化できており、2カ月ぶりを思わせない万全の状態と言える。

川崎競馬所属のナイママは、11月13日の火曜日に小向トレセンで追い切られた。序盤からいいペースで進み、目一杯追われたラストでは力強い伸びを披露。先々週、先週と年長馬とハードな併せ馬をこなすなど意欲的な調整過程が印象的で、仕上がりは申し分ない。

ホウオウサーベルは、美浦ウッドで2歳未勝利馬を目標に追い切られた。手応えでは見劣ったが5馬身ほどあった差を詰め、最後は1馬身抜け出してのフィニッシュ。帰厩後、入念に乗り込まれており先週のハード追いから一気に上昇したよう。このひと追いで態勢は整った。
(Text:Nishimura)

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