おしらせ
【重賞出走馬追い切り】[チャンピオンズC]ルヴァンスレーヴ、ケイティブレイブ[ステイヤーズS]アルバート[チャレンジC]レイエンダなど
■12月2日、中京競馬場で開催されるチャンピオンズC(GI、ダ1800m)の出走予定各馬最終追い切りが行われた。
ルヴァンスレーヴは、美浦ウッドで併せられるも、濃霧で視界が悪く時計は計れず。終い、モヤの切れ目よりビュンと飛び出てきた姿を見るに留まった。中間の調整過程、特に1週前追いの様(併せるも、手応え劣勢で伸びひと息)が案外だっただけに、大きな変化を期待したが、正直明確な判断はつかずじまい。方々の話では感触が良さげなだけに、少なくとも悪い域にはないと思うが、流石に急上昇とまではいかないか。
栗東坂路で好パフォーマンスを見せたのがケイティブレイブ。相棒・福永騎手を背に追い切られ、4F53秒6-1F12秒6(強め)を計時した。以前より明らかにストライドが大きくなっており、蹴り上げるチップの高さを見てもパワーアップ顕著のよう。1週前ウッド追い(6F80秒6-1F11秒9)の際は時計が速過ぎるのでは、とも思ったが、今ではそれも至極納得、この短期間でも想像以上に力がついているようだ。ほぼ万全と見ていい。
オメガパフュームは、栗東坂路で2歳未勝利馬とスパーし、時計及第点(4F52秒8-1F13秒3)も、終い僅かな遅れ。ただ、脚どりはしっかりとしたもので、おかしな仕草はせずきっちり戦う方へと気持ちが向いているよう。先週段階(4F52秒3。自己ベストに0秒1)で大方仕上がってもいただけに問題はないだろう。叩かれ3走目、体は無駄肉が削ぎ落とされつつも、理想的な丸みを帯びている。過不足なく力を引き出せそうだ。
内田騎手を背に美浦ウッド3頭併せで追われたノンコノユメだが、モヤが邪魔し道中のパフォーマンスは確認できず。終い外より2頭と併入してのフィニッシュを確認するのみとなった。ただ、元来稽古地味なクチがもたつく事なく活気ある様を見せていたし、440そこそこの体をひと回りふた回り大きく見せ、ハリ艶も以前とは段違い。カッカするような面もなく、とかく不安な点は見当らない。完調。
海外馬パヴェルは、27日昼前に千葉・白井の競馬学校を離れ、夕刻に中京競馬場国際厩舎へ到着。ダートでダク、キャンターを消化し、輸送の疲れなどどこへやらの颯爽とした動きを見せた。29日朝には足馴らし程度も実にキビキビとした動き。すでに来日前に体は出来上がっており、今あるいい状態をしっかりとキープしようという方針のよう。この雰囲気のままであれば、現状持ち得る分の力はしかと引き出せるはず。
サンライズノヴァは、僚馬ダンビュライト(古馬OP)と栗東坂路で併せられ、4F53秒5-1F12秒6(一杯)をマーク。稽古地味なクチも、道中ピタリと折り合い、一切無駄な動きはせず。4コーナーで外を回るや、豪快な脚どりで1馬身の先着を果たした。中2週と間隔は詰まっているものの、状態・精神面に不安な気は微塵もなし。あとはこのまま当日を迎えられれば、といったところ。
ウェスタールンドは、ハロー明けの栗東坂路で単走。稼働域の広い四股を存分に使い、終始覇気ある動きのまま4F53秒1-1F12秒
5(一杯)を叩き出した。当初の予定と寸分違わぬ時計だったらしく、関係者サイドもご満悦のよう。1年5カ月の休養明けから復帰し、緩やかに叩かれてのここが5走目。うまい具合いにデキをピークに持ってこれたようだ。
(Text:Uehara)
■12月1日、中山競馬場で開催されるステイヤーズS(GII、芝3600m)に出走予定の各馬最終追い切りが行われた。
アルバートは、美浦ウッドで単走の追い切りを行った。4Fからサラッと流した程度で、そこまでのインパクトは感じられないが最後まで集中して走れていたあたりは好調さを物語るもの。ここまでの調整は順調そのもので、しっかり力を発揮できる状態にある。
リッジマンは、先週しっかり負荷を掛けられたのが実質の最終追い。今週は加藤騎手(レースは蛯名騎手)を背に、栗東CWで単走・終い重点の内容を消化した。やや反応にニブさを見せラストで手が動いたあたり、ピークの仕上がりとまでは言い切れないが、3カ月ぶりと考えれば悪くない状態だろう。この馬の競馬はできそうだ。
モンドインテロは、美浦ウッドで武藤騎手(レースはW.ビュイック騎手)を背に1000万条件馬と併せ馬。モヤのため道中の手応えは不明ながら、ラストは余力十分のままで併入に持ち込んでおり、追えばいくらでも突き放せそうだった。先週も稽古駆けする馬と互角以上に動いており、ひと息入っていた前走から着実に前進している。
ヴォージュは、栗東坂路で単走。終いにしっかり追われ4F54秒6-1F12秒7(一杯)をマークしている。前走から中3週だが、先週はコース、今週は坂路で強い負荷を掛けることができている点には好感。体調はすこぶる良さそうで、一定の上積みを見込んでいい。
アドマイヤエイカンは栗東CWで併せ馬を行った。ラストは格下馬に脚勢で見劣ったが、これは相手が走り過ぎた感。6F全体で80秒2(一杯)なら、自身の動きは上々だったと言える。中間は坂路、コースを併用し入念に追われており高いレベルで安定。
コウキチョウサンは、美浦ウッドで4Fからの時計。終いを軽く伸ばされ、目標とした2歳未勝利馬と楽に併入を果たしている。体は引き締まっており、反応も鋭い。前走以上の状態と見ていいだろう。
■12月1日、阪神競馬場で開催されるチャレンジC(GIII、芝2000m)に出走予定の各馬最終追い切りが行われた。
レイエンダは、杉原騎手(レースはC.ルメール騎手)を背に美浦ポリトラックコースでオープン馬アヴニールマルシェと最終スパー。モヤのため時計は不明だが、最後まで楽な手応えを保って併入に持ち込んでおり動きは上々と言える。先週も鋭い反応を見せていたし、2カ月半ぶりを思わせない好仕上がりだ。
ダンビュライトは、北村友騎手を背にチャンピオンズCに出走するサンライズノヴァと栗東坂路で併せ馬を消化した。ラストは1馬身遅れに終わったが、手応えでは圧倒しており4F53秒6-1F12秒7(馬なり)も悪くない。天皇賞・秋を放馬で除外になった影響は感じられず、いい状態で臨めそう。
エアウィンザーは、栗東CWでオープン馬クイーンマンボを追走。大きく先行させた相手を楽に追い詰め、仕掛けられたラストでスパッと切れて半馬身の先着を果たした。中間は質の高い併せ馬を再三こなしており、先週はM.デムーロ騎手騎乗で抜群の動きを披露。休み明けから2回使われ目下絶好調といった雰囲気だ。
ロードヴァンドールは、栗東CWでオープン馬トップディーヴォと併せられた。先導する形で入り、序盤から飛ばし気味に進んだため最後は若干タレ気味だったが鞍上の叱咤に応えて半馬身先着、ラスト1F13秒4(一杯)でまとめている。8カ月ぶりでまだ良化の余地は感じさせるが、やれそうな態勢はひとまず整ったか。
ステイフーリッシュは、藤岡佑騎手を背に栗東坂路で併せ馬。1000万条件馬をアオり、ラストは1馬身抜け出しての先着フィニッシュを果たしている。時計は4F52秒3-1F12秒4(強め)で、坂路でそこまで走らないタイプとしては上々のもの。菊花賞を走ったダメージからしっかり回復し、いい状態と言える。
(Text:Nishimura)
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