【重賞出走馬追い切り】[AJCC]フィエールマン、ジェネラーレウーノ[東海S]インティなど

■1月20日、中山競馬場で開催されるAJCC（GII、芝2200m）に出走予定の各馬最終追い切りが行われた。

フィエールマンは、C.ルメール騎手を背に美浦ウッドで3頭併せ。2頭を目標に序盤はリズム重視で進み、仕掛けられたラストでは豪快に伸びてそれぞれと併入している。ここまでの攻め量はいささか物足りない感もあるが、これだけ動けば問題なし。力を出せる仕上がりだ。

ジェネラーレウーノは、先週長めからハードに追われたのが実質の最終追い。今週は鞍上田辺騎手が反応を確かめる程度の内容となった。美浦ウッドで2秒先に進む500万条件馬を追走。楽に差を詰め、軽く促されたラストでは鋭い反応を示し併入に持ち込んでいる。3カ月ぶりとは思えない、絶好の仕上がり。

ダンビュライトは、北村友騎手を背に栗東坂路で翌週根岸S出走を見据えるサンライズノヴァと最終スパーリング。1馬身からの追走で手応え優勢のまま併入に持ち込んだ。高いレベルで安定している。

ショウナンバッハは、美浦ウッドで単走。4Fからの時計で反応を確認する程度だったが、軽快に伸びて好気配をアピールした。一連の好調キープ。

メートルダールは、美浦ウッドで僚馬を追走。一杯に追われる相手をアオり、余力十分のまま抜け出しての先着を決めている。休み明けだった前走時から着実に上昇。

シャケトラは、栗東CWで500万条件馬2頭を追走。馬なりのままキャッチアップし、併入フィニッシュとなった。終いの伸び、気迫はまずまずながら道中の進みはやや物足りなく、体もいささか余裕を感じる。1年以上ぶりということもあり、ここを使ってからか。

ステイインシアトルは、栗東CWで水口騎手（レースは内田騎手）を背に3頭併せ。直線では2頭の間を割って抜群の手応えで伸び、最先着を果たしている。先週、強い負荷の調教内容をこなしたことで一気に気配は上昇したよう。久々でも問題なく力を発揮しそうな雰囲気。

■1月20日、中京競馬場で開催される東海S（GII、ダ1800m）に出走予定の各馬最終追い切りが行われた。

インティは、栗東坂路で単走。終いに追われると豪快な加速ぶりを示し、自己ベストを大きく更新する4F51秒9-1F12秒3（強め）をマークした。以前あった体質の弱さを感じさせることなく、この中間は質量ともにハイレベルな調教を消化できている。抜群の状態。

チュウワウィザードは、栗東坂路で500万条件馬を追走。終いにしっかり追われると力強く伸び、3馬身の先着フィニッシュを果たした。時計は4F53秒1-1F12秒4（一杯）。先週も強い負荷の稽古をこなしており、前走重賞Vの疲れはなく体調はすこぶる良さそう。高いレベルで好調維持。

アンジュデジールは、西谷騎手（レースは横山典騎手）を背に栗東坂路で併せ馬を行った。3歳未勝利馬を目標に進み、終始楽な手応えのまま併入に持ち込んでいる。時計は4F53秒2-1F13秒1（馬なり）と、やや物足りないが無理はさせていないし、馬場も時計の掛かる時間帯。問題はないだろう。GIを使った反動は少なく、安定。

スマハマは、藤岡佑騎手が跨り栗東坂路で500万条件馬と併せ馬。手応えこそ若干見劣ったが、いい伸びを見せて追走先着を果たしている。時計は4F52秒6-1F12秒6（一杯）と、坂路ではまったく走らないこの馬なりに上々の数字。先週はゲートから目一杯追われているし、骨折の影響は感じられない。持てる力をしっかり出せそう。
（Text：Nishimura）

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