おしらせ
【今週の重賞】[中山記念]ディアドラ 破格時計をマーク [阪急杯]ダイアナヘイロー 得意条件で連覇狙う
■2月24日、中山競馬場で中山記念(GII、芝1800m)が行われる。
ディアドラ(牝5、栗東・橋田)は、2017年の秋華賞で2着リスグラシューに1馬身以上の差を付けて快勝。高い脚力とともに抜群の操縦性と渋太さをアピールした勝ち内容だった。昨年はドバイターフで3着、国内の芝千八重賞で2勝、香港Cで0秒1差2着と中距離カテゴリでハイレベルな走りを続けた。中山参戦は3歳時の紫苑S以来久々だが、その紫苑Sで一瞬の切れ味を活かして勝ち切っており舞台設定に異存なし。相手は揃ったが、2度目のドバイターフ参戦へ弾みの付く結果を残したいところだ。先週はウッド6F76秒1と実戦ばりの破格時計をお釣りを残してマーク。既に準備万端で、輸送を控える今週は流す程度で大丈夫だろう。
エポカドーロ(牡4、栗東・藤原英)は、昨年の皐月賞で2馬身差の快勝を収めた。大きく飛ばす馬を見ながらの2番手集団先頭からの勝利で、展開に恵まれた感もあったが続くダービーでは自ら競馬を作って半馬身差2着。改めて地力の高さを示した。逃げても控えてもいい自在性が持ち味で、中山実績は当然ながら申し分ない。4カ月の休養で精神面の成長があったか、ここまでの稽古では落ち着いた姿を披露。さっそく力をフルに発揮しそうな雰囲気だ。
ステルヴィオ(牡4、美浦・木村)は、昨秋毎日王冠2着を経て、マイルCSで古馬勢を蹴散らしGIタイトルを掴んだ。スピードと瞬発力を高いレベルで兼備し、操縦性も抜群。昨年春のスプリングSではエポカドーロを破って勝利しているし、今回の条件はほぼベストだろう。そのスプリングSが休み明けだったように久々を苦にしない馬。ここまでの攻めも順調過ぎるほどで、状態面の不安もいっさい感じられない。あっさりの可能性まで。
スワーヴリチャード(牡5、栗東・庄野)は、昨年の大阪杯をひとまくりで勝利。手前の関係で以前は「左回りが得意」と言われてきたが、もう問題なく右回りコースでも力を発揮できるようになった。昨年のジャパンC以来3カ月ぶりだが、久々でも力を発揮できるタイプ。ガサがあるので斤量58キロもそこまで脚を引っ張ることはないだろう。ドバイ遠征を前に勢いに乗りたい。先週はウッドで豪快な追走先着を果たしており、仕上がりは問題なし。
ウインブライト(牡5、美浦・畠山)は3歳時にスプリングSを勝ち、昨年はこの中山記念を勝利。そして前走・中山金杯を快勝と中山戦を大の得意としている。前走はトップハンデ58キロを背負いながら斤量差があったステイフーリッシュ、タニノフランケルを楽に下した内容で、昨年より更に力を強化した印象。昨年に続きGIタイトルホルダーを撃破する快走があって不思議はない。
ほか、牝馬3冠こそアーモンドアイの後塵を拝したが阪神JF勝ちの底力は侮れないラッキーライラック(牝4、栗東・松永幹)、プリンシパルSで4着、巴賞で3着と中央のオープンクラスで好走歴がある地方所属ハッピーグリン(牡4、北海道・田中淳)も上位進出を狙う。
■2月24日、阪神競馬場で阪急杯(GIII、芝1400m)が行われる。
ダイアナヘイロー(牝6、栗東・大根田)は昨年このレースを逃げ切って制覇。脚質ゆえの脆さもあるが、昨年暮れの前走・阪神Cでまた逃げ切って勝利と得意中の得意と言える阪神芝1400mでハマれば強い。徹底先行型はこの馬だけのようで、主導権を握れる顔合わせとなった。マークはキツくなるだろうが連覇のチャンスは十分と言える。攻めも順調だ。
ミスターメロディ(牡4、栗東・藤原英)は、昨年春にファルコンS勝ちがある。前走の阪神Cでは好位で立ち回り、勝ち馬に半馬身まで迫っての2着だった。放牧先でもそこまで緩めていなかったようで、帰厩後の動きは切れ味抜群。本来は叩き良化型という感もあるが明け4歳馬の成長度合いを考えれば、今回逆転のシーンがあっていい。
ほか、昨年秋のGI・スプリンターズSで0秒3差5着と底力の衰えを感じさせないレッツゴードンキ(牝7、栗東・梅田)、昨年の阪神Cで上がり最速の末脚から3着に入ったスターオブペルシャ(セ6、美浦・藤沢和)、3連勝でオープン昇級を果たした上がり馬エントシャイデン(牡4、栗東・矢作)らにも注目だ。
(Text:Nishimura)
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