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【今週の重賞】[フェブラリーS]ゴールドドリーム 2度目の勝利へ視界良好 [小倉大賞典]スティッフェリオ重賞連勝狙う[ダイヤモンドS]ユーキャンスマイル適性高い[京都牝馬S]実績断然ミスパンテール

2017年にフェブラリーSを制したゴールドドリーム。その後もハイレベルな相手に上位入線を続けており、力をさらに増している印象だ。

■2月17日、東京競馬場でフェブラリーS(GI、ダ1600m)が行われる。

ゴールドドリーム(牡6、栗東・平田)は2017年にフェブラリーS、チャンピオンズCとJRAのダートGIを制覇。昨年、連覇を狙ったこのレースはクビ差2着に終わったが、勝ち馬の強襲を食らった格好で力負けした感はなかった。その後交流GIで1着、1着、2着、2着と連対キープ。前走は今回対戦するオメガパフュームに敗れたものの、チャンピオンズCを筋肉痛のため回避という一頓挫明けだったし、距離も若干長かったか。マイルが舞台なら分があるのはこちらだろう。先週はC.ルメール騎手を背に3頭併せで豪快な動きを見せた。3カ月ぶりだった前走を使われての上昇度はかなり。2度目のフェブラリーS勝ちへ、視界良好だ。

インティ(牡5、栗東・野中)は、休み休みの走りながらここまで6連勝。体質に弱さがあったようだが、無理使いをしなかったことで、いい成長曲線を描けている。前走のGII・東海Sでは2カ月半ぶりで自身重賞初挑戦ながら、軽快に先手を奪っての押し切り劇を見せた。器の大きさは底知れないものがあり、GIでも即通用の雰囲気が漂う。強力な同型不在で、自分のレースに徹することができそうなのもいい。体質が強化されたようで、前走のダメージはほぼ抜けたよう。先週は坂路で速い時計を出せており、順調だ。

“強い4歳世代”の総代としてここに参戦するのはオメガパフューム(牡4、栗東・安田翔)だ。GI級レースであと一歩という走りが続いていたが、昨年暮れの東京大賞典でついにビッグタイトルを手にした。マイル戦は昨年5月以来久々となるが流れに乗れる自在性があり、問題なくこなせるだろう。2016年、2017年と2年続けてこのレースを勝った名手・M.デムーロ騎手を確保しているのも好材料。昨年秋冬とフル稼働だったため気配面の上積みは強調しづらいが、本数は順調にこなせている。安定。

昨年このレースを制したのはノンコノユメ(セ7、美浦・加藤征)。その後は勝ち負けに絡めていないが、常に破壊力ある末脚を繰り出せてはいる。自分でレースを作れず、結果は展開次第という点は否めないもののGI戦のハイレベルなメンバーなら前ががりの流れとなる可能性は十分。昨年の再現があって驚けない。中間はウッドとダートコースを併用し、持ち味の末脚に磨きを掛けている。ほぼ万全。

ほか4連勝で根岸Sを快勝、今回が初のマイルとなるが勢いは侮れないコパノキッキング(セ4、栗東・村山)、前走こそ不可解な凡走に終わったがここまで6勝と府中ダートを大得意にしているサンライズノヴァ(牡5、栗東・音無)、近2走GI級レースで連続3着と安定して走れているサンライズソア(牡5、栗東・河内)、流れに乗れる自在脚が魅力でコース適性も高いユラノト(牡5、栗東・松田)らもGIタイトルを狙う。

■2月17日、小倉競馬場で小倉大賞典(GIII、芝1800m)が行われる。

スティッフェリオ(牡5、栗東・音無)は昨年後半にグングン力を付け、前走の福島記念で重賞初勝利を挙げた。機動力上位のタイプで平坦・小回りがベスト。舞台設定は申し分なく、重賞連勝を狙う。ハンデは前走から2キロ増の57キロとなり、ガサがない馬だけにこれがどうかだが、条件戦時代には問題なくこなしていた斤量で、そこまで割り引く必要はないだろう。このレースを目標として稽古は順調に進んでおり、先週はダンビュライト(その週に京都記念勝ち)に食い下がる動きを見せた。このひと追いで一気に良くなってきそうな雰囲気がある。

マイスタイル(牡5、栗東・昆)は、重賞未勝利だが3歳春に弥生賞で2着、日本ダービーで4着。3走前の福島記念と前走・京都金杯がそれぞれ2着と、ここに入れば力上位だ。前走でマイルの速い流れに対応できたように、幅の広い自在脚が魅力で初の小倉コースでもなんなくこなすだろう。ハンデはスティッフェリオから1キロ軽い56キロ。逆転を狙う。

ほか、休み明けのオープン昇級初戦だった前走・中山金杯で3着とさっそくメドを立てたタニノフランケル(牡4、栗東・角居)、中山金杯7着からの巻き返しを期すエアアンセム(牡8、栗東・吉村)、ブリンカー効果で前走久々の勝利を掴んだブラックスピネル(牡6、栗東・音無)らも参戦。ローカルのハンデ戦らしく、どの馬にもチャンスがありそうな状況だ。なお2年連続エリザベス女王杯で2着のクロコスミアはハンデ次第だが、ここは登録だけに留め3月10日の金鯱賞へ向かう見込み。

■2月16日、東京競馬場でダイヤモンドS(GIII、芝3400m)が行われる。

ユーキャンスマイル(牡4、栗東・友道)は、菊花賞で0秒2差3着、前走の万葉Sは1番人気こそ裏切ったが勝ち馬に有利な流れのなかハナ差の2着に入っている。長距離適性の高さは現役屈指と言えるし、4歳馬の伸びシロを考えればここは主役扱いでいいだろう。東京は初だが新潟での好走歴があり、左回りと輸送は問題なし。ハンデ54キロも恵まれた印象だ。中間はウッドで豪快な伸びを連発。休み明けの前走を使われての上積みは相当見込めそう。

グローブシアター(牡5、栗東・角居)は、母シーザリオで半兄エピファネイア、全兄リオンディーズ、半弟にサートゥルナーリアがいる良血馬。2歳時にホープフルSでレイデオロの3着に入るも、その後出世に時間を要し昨年秋にようやく条件クラスへ別れを告げた。前走が昇級初戦の万葉Sで、ハナ+クビ差の3着。初の3000m級レースでも道中落ち着き払って進めており、長距離適性は相当高そう。ここで一気に才能開花のVとなるか。

ほか、海外遠征帰りで状態面がどうかだが昨年このレースで3着に入った実績があるソールインパクト(牡7、美浦・戸田)、万葉Sで4着だったカフェブリッツ(牡6、栗東・池江)にも注目。

■2月16日、京都競馬場で京都牝馬S(GIII、芝1400m)が行われる。

昨年このレースを制したミスパンテール(牝5、栗東・昆)は、その後阪神牝馬S、ターコイズSとタイトルを上積み。ここまで重賞4勝と、実績では抜けた存在と言える。その分56キロを背負うが、斤量そのものは前走でこなしており問題はないだろう。ターコイズS勝ちからという臨戦過程は昨年同様だし、先週は坂路自己ベストを更新する動きを見せるなど攻め気配は申し分ない。連覇濃厚。

ワントゥワン(牝6、栗東・藤岡)は、昨年夏秋に牡馬相手のマイル重賞で3回連続2着。前走GII・阪神Cは相手が強く前残りの流れにも泣いたが、牝馬限定戦ならVを意識できる力量馬だ。中7週とひと息入っているが、中間は坂路で入念過ぎるほどに追われておりほぼ万全の態勢。

ほか、休みを挟んで目下3連勝中の上がり馬アルーシャ(牝4、美浦・藤沢和)、昨年のフィリーズRを勝ったリバティハイツ(牝4、栗東・高野)、昨年8月の関屋記念3着以来半年ぶりに復帰するエイシンティンクル(牝6、栗東・坂口)らにもチャンスはありそうだ。
(Text:Nishimura)

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