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【今週の重賞】[AJCC]セントライト記念勝ち馬ガイアフォースが重賞2勝目に挑む

■1月22日、中山競馬場で第64回・AJCC(GII、芝2200m)が開催される。

ガイアフォース(牡4、栗東・杉山晴)は同コースのGIIセントライト記念を制した実績。そのセントライト記念では後の菊花賞馬アスクビクターモアを外からねじ伏せる強い勝ち方を見せた。菊花賞こそ8着に敗れたが、一気の距離延長と内で窮屈なポジションに押し込まれたのが響いた印象。雄大なフットワークが持ち味であり、外回りコースを使用する中山芝2200mへの条件替わりは歓迎材料だろう。4歳世代トップクラスの実力馬がふたつめの重賞タイトルゲットに挑む。

エピファニー(牡4、美浦・宮田)は未勝利戦から破竹の4連勝中。伯母にオークス、秋華賞を制したミッキークイーンがいる良血馬は順調に出世街道を驀進している。先行して上がりをしっかりまとめる取り口はいかにも中山向きの印象。遅れてきた大物候補が春のGI戦線に向けてここで重賞タイトルを狙う。

ユーバーレーベン(牝5、美浦・手塚)は一昨年のオークス馬。そのオークス後は結果が出ていないものの、天皇賞・秋やジャパンCなど古馬の王道路線を中心に歩んでおり、さすがに相手も強かった。今回はこれまで戦ってきた相手より多少なりとも与しやすいメンバー。唯一のGI馬は復調のきっかけを掴めるか。

バビット(牡6、栗東・浜田)は1年半以上の長期休養明けだった昨年のオールカマーで4着と健闘。イン有利の馬場による恩恵を受けたとはいえ、ゴール直前まではそのまま粘り込もうかという脚色で、見どころタップリの内容だった。天皇賞・秋はパンサラッサのハイペース逃げに戸惑い敗れてしまったが、逃げ馬がマイペースで運べなかった時の大敗を気にする必要はないだろう。前走後はここを目標に調整されてきた。3年前のセントライト記念を逃げ切った実力馬が復活Vを目指す。

この他にも一昨年のこのレースを制したアリストテレス(牡6、栗東・音無)、エプソムCを逃げ切ったノースブリッジ(牡5、美浦・奥村武)、いとこに年度代表馬イクイノックスがいるハービンジャー産駒スタッドリー(牡5、栗東・奥村豊)、昨年の七夕賞を制したエヒト(牡6、栗東・森)なども上位進出を狙う。

(Text:Hiraishi)

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