おしらせ
2000年の日本ダービー馬 アグネスフライトが老衰のため死す 26歳
2000年の日本ダービーに優勝し、種牡馬としては準OPのアグネスミヌエットらを出したアグネスフライト(牡26)が、本日11日に老衰のため死亡したことがJRAから発表された。26歳だった。
同馬は2000年2月に京都競馬場でデビューし初勝利を飾ると、2戦目の若葉Sこそ12着に敗れたものの、続く若草S、京都新聞杯、日本ダービーと3連勝。当時は日本ダービー未勝利だった河内洋元騎手・現調教師に悲願のダービー制覇をもたらした。
現役引退後は2004年から日高スタリオンステーション(※現在は閉鎖)で種牡馬入り。アグネスミヌエットなど数頭の準OP馬は誕生したが、JRA重賞勝ち馬は出なかった。2011年をもって、種牡馬を引退すると、以降は社台ファームで乗馬、その後は功労馬として余生を過ごした。
社台ファーム場長 東礼治郎氏のコメント
「2000年のダービー馬アグネスフライトは、起立不能となり、回復の見込みが立たず安楽死の措置が取られました。
現役引退後は日高スタリオンで種牡馬生活を送り、種牡馬引退後は社台ファームに乗馬として引き取り、若いホースマンたちの指導役として活躍してくれました。乗馬引退後は2015年9月に社台ブルーグラスファームに移り、功労馬厩舎にてローエングリン、スカーレットブーケ、スティンガーたちと悠々自適な放牧生活を満喫しておりました。一昨年の夏に一度体調を崩した以外は健康状態に波がなく、ここまで丈夫に過ごしていました。年が明けて起立不能な状態に陥り、スタッフ一同懸命に治療を行い、回復を願ってきましたが本日とうとう力尽きました。26歳、最期まで立派でした。
エアシャカールと体をぶつけ合いながらもハナ差で勝利をもぎ取ったダービーのゴールシーンは鮮明に脳裏に焼き付いています。祖母の代から3代続けてクラシックレースを制した血のドラマに感動しました。長きに亘り、我々と過ごしてくれたことに感謝の気持ちで一杯です。安らかに眠って欲しいと思います」
▽【アグネスフライト】
父サンデーサイレンス
母アグネスフローラ
母父ロイヤルスキー
通算14戦4勝
《重賞勝鞍》
2020年 日本ダービー(GI)
京都新聞杯(GII)
(Text:Ito)
2000年 日本ダービー(GI) | アグネスフライト | JRA公式 JRA公式チャンネルより
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