おしらせ
【今週の重賞】[皐月賞]サートゥルナーリア 単なる通過点か
■4月14日、中山競馬場で牡馬クラシックの1冠目皐月賞(GI、芝2000m)が行われる。
サートゥルナーリア(牡3、栗東・角居)は、母が日米オークス馬シーザリオ。半兄に菊花賞やジャパンCなどを制したエピファネイアらがいる超良血馬だ。実際の走りも期待を裏切らず新馬戦、萩S、そしてGI・ホープフルSと目下ここまで無傷の3連勝。萩Sはほどんと追ったところなく2着以下を突き放し、ホープフルSでは馬群の窮屈なところからこじ開け抜け出すと、そこから馬なりで後続を置き去りにした。脚力、センス、勝負根性のすべてが世代屈指のレベル。3カ月半ぶりのぶっつけだが、萩Sが4カ月半ぶりだったことを考えれば問題なく力を発揮するだろう。ここを単なる通過点にしそうな予感さえ。牧場で丹念に乗られていたようで、帰厩後の動きに緩んだところは感じられない。先週は古馬準オープンを問題にしない動きを見せた。ほぼ万全。
ダノンキングリー(牡3、美浦・萩原)は、中山マイルの500万特別・ひいらぎ賞を外枠から快勝。続く共同通信杯は好位で折り合うと、逃げたアドマイヤマーズをあっさり交わして勝利を収めた。この馬も目下ここまで無敗の3連勝。優れた操縦性と一瞬のいい決め手があり、いかにも中山向きの印象がある。半兄はJBCスプリントなどダート短距離重賞を勝ちまくったダノンレジェンドだが、前走の折り合いぶりを見るにこちらは2000mもまったく問題なくこなしそうだ。前走に続き“2歳GI馬撃破”なるか。放牧からの帰厩後、順調に速い時計を出せており馬体も充実。いい雰囲気にある。
アドマイヤマーズ(牡3、栗東・友道)は、そつのないレース運びから朝日杯FSを勝利。先方がリズムを欠いていたとは言え、後に桜花賞でレコード駆けするグランアレグリアを3着に下しており性能上位なのは疑いようがない。前走・共同通信杯で初敗北を喫したが、距離延長より逃げる格好となり目標とされる不利が大きかったか。センス上位、掛かるタイプではなくあと1Fの延長、初の中山も問題なくこなすだろう。2歳王者が復権を狙う。2週前、先週とウッドコースでいい負荷を掛けられており、調整過程は申し分ない。
ヴェロックス(牡3、栗東・中内田)は若駒S、若葉Sと連勝。特に前走の若葉Sはノーステッキで2着ワールドプレミアに3馬身差をつけており、この相手関係でも才能は見劣らない。先週のコース追いでは猛時計をマークしており、勢いをキープ。
ほか、ホープフルSで2着だったアドマイヤジャスタ(牡3、栗東・須貝)、スプリングSを制したエメラルファイト(牡3、美浦・相沢)、弥生賞を制したメイショウテンゲン(牡3、栗東・池添兼)らもクラシックタイトル獲得を狙う。
(Text:Nishimura)
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