おしらせ
【重賞出走馬追い切り】[桜花賞]ダノンファンタジー、クロノジェネシス[阪神牝馬S]ラッキーライラック[NZT]ヴィッテルスバッハなど
■4月7日、阪神競馬場で開催される桜花賞(GI、芝1600m)に出走予定の各馬最終追い切りが行われた。
ダノンファンタジーは、川田騎手を背に栗東芝コースで単走の追い切りを行った。序盤は抑え気味に進み、その分ラストでは馬なりのまま1F11秒フラットと抜群の弾けっぷりを披露。道中折り合いを欠くような場面もあったが、暴走気味だった先週ほどではなく鞍上の制御が利いていた。折り合い面にこそ一抹の不安は残すが体調、活気の面は絶好域と言っていい。
クロノジェネシスは、北村友騎手を背に栗東CWで併せ馬。古馬1000万下を目標に進み、終いに軽く仕掛けられると手応え圧倒のまま半馬身抜き去っての先着フィニッシュを果たした。馬体維持が念頭にあり中間の負荷は軽いが、先週今週と併せ馬で抜群の気迫を披露。一定の上積みは見込める。
ビーチサンバは、先週福永騎手が跨った併せ馬で仕上げは完了。今週は栗東坂路単走で流す程度となり、4F54秒9-1F12秒8(馬なり)を計時した。中間はいい調整過程を踏めており、申し分のないデキ。
グランアレグリアは、杉原騎手(レースはC.ルメール騎手)を背に美浦ウッドで追い切られた。オーバーワークとならないよう序盤はゆったり入り、ラストもリズム重視でスッと伸ばした程度。4馬身ほど後方に僚馬を置いていたが、体は並べず実質単走の形だった。5F全体で69秒フラット(馬なり)と数字に派手さはないが、追えばいくらでも弾けそうな雰囲気。後方からの追撃にカッとなる様子もなく、精神的にかなりいい状態のよう。牡馬相手のGIを走り相応のダメージがあったようだがしっかり立ち直って、ほぼ万全の状態。
シゲルピンクダイヤは、渡辺師が騎乗し栗東坂路で単走。終いだけ重点の内容で4F53秒6-1F12秒3(馬なり)をマークしている。中間は馬なりオンリーだが、4カ月ぶりだった前走時も少ない負荷で結果を出しており自分で体を整えるタイプのよう。終いの気迫は前走時以上で、着実に良化している。
シェーングランツは、美浦ウッドで五十嵐騎手(レースは武豊騎手)を背に古馬オープンと最終スパーリング。直線でインに潜り込むと、楽な手応えのまま追走併入を果たしている。中間は坂路とコースを併用し順調にメニューを消化できており、前走からの上積みは相当ありそう。
アクアミラビリスは、先週M.デムーロ騎手を背に長めから追われたのが実質の最終追い。今週は栗東坂路で終いだけ重点の併せ馬を行い、3歳未勝利をアオって追走併入に持ち込んだ。時計は4F53秒1-1F12秒3(馬なり)。促しにスッと反応できており、2カ月ぶりを思わせない好状態にある。
プールヴィルは、先週の併せ馬でしっかり追われており、今週は秋山騎手を背に栗東坂路単走で反応を見る程度の内容に。終始楽な手応えで駆け抜け、4F54秒2-1F12秒3(馬なり)をマークした。中間は馬なりオンリーで上積みこそ強調できないが、前走時からの好調維持と見ていい。
ノーワンは、坂井騎手を背に栗東坂路で併せ馬。4馬身先行させた相手を追走し、鋭く伸びて併入に持ち込んでいる。時計は自己ベストに並ぶ4F51秒7-1F12秒3(強め)。前走激戦の疲れを感じさせず、上積み大だ。
■4月6日、阪神競馬場で開催される阪神牝馬S(GII、芝1600m)に出走予定の各馬最終追い切りが行われた。
ラッキーライラックは、栗東坂路で3歳馬を相手に併せ馬。5馬身追走から余力を残して併入へ持ち込み、時計は4F51秒5-1F12秒1(強め)をマークした。前走時も上々の仕上がりだったが、そこから更に状態を上げてきているようだ。
カンタービレは、M.デムーロ騎手が騎乗し栗東CWで3頭併せ。前後に馬を置く“角居流”の実戦想定スパーリングで、直線では早めに先頭へ立つとそのまま抜け出しての先着フィニッシュを果たしている。最後併せる格好とならなかったのは誤算かもしれないが、動きそのものは上々。5カ月ぶりと考えれば及第点以上の仕上がりだ。
ミッキーチャームは、栗東芝コースで単走。折り合い重視でセーブ気味に進み、手綱を緩められたラストでは1F11秒6(馬なり)という数字以上の切れを見せた。先週のウッドコース追いでもいい反応を示しており、久々で硬さがあった前走時から上向いている。
レッドオルガは、先週好時計を出したのが実質の最終追い。今週は栗東坂路単走で流す程度となり、4F55秒4-1F12秒4(馬なり)をマークした。上積みは顕著だ。
■4月6日、中山競馬場で開催されるニュージーランドT(GII、芝1600m)に出走予定の各馬最終追い切りが行われた。
ヴィッテルスバッハは、戸崎騎手を背に美浦ウッドで併せ馬。古馬1000万下を目標に進み、余力十分のまま伸びて追走併入に持ち込んだ。中間もいい稽古を消化できており、上積みはかなりありそう。
アガラスは、美浦ウッドで併せ馬を行い古馬500万と併入。帰厩以来の調整は順調で、2カ月ぶりでも力をしっかり発揮できる態勢だ。
メイショウショウブは池添騎手を背に栗東坂路で単走、終い重点に伸ばされた。4F52秒3-1F11秒7(馬なり)と、抜群の切れ味を披露。先週コースで目一杯追われた効果で一気に良化を果たしたよう。上積み顕著。
(Text:Nishimura)
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