おしらせ
【今週の重賞】[NHKマイルC]グランアレグリア GI連勝へ
■5月5日、東京競馬場で3歳マイル王決定戦NHKマイルC(GI、芝1600m)が行われる。
グランアレグリア(牝3、美浦・藤沢和)は、デビュー2戦目のサウジアラビアRCで圧勝。続いて朝日杯に挑み、そこでは3着に敗れたが初の関西輸送、牡馬相手、そして太め残りだったことを考えれば力のあるところを見せたと言っていい。そして前走、ぶっつけの桜花賞で激しい2着争いを尻目に快勝。レースレコード更新のおまけ付きだった。敗北を喫した阪神マイルで即反撃に出たあたり、やはり能力、精神面ともに世代最上級の素材だろう。東京マイルなら更に信頼度アップ。GI連勝を狙う。中間の速い時計は1本のみだが、在厩で丹念にケアされておりレコード駆けの疲れはしっかり取れているようだ。
アドマイヤマーズ(牡3、栗東・友道)は、デビューから4戦続けてマイルで使われ3戦目のデイリー杯で重賞初制覇、4戦目の朝日杯FSも勝利し2歳王者に輝いている。年明けの2戦が共同通信杯1馬身1/4差の2着、皐月賞が4着と崩れてはいないものの、やはり距離の壁があったような印象。ここまでマイルでは無傷で、朝日杯ではグランアレグリアを封じている。巻き返してのVという可能性は十分。皐月賞を走った後とあって、中間は単走軽めの調整続くが素軽さは強調できるレベルにある。一連の好調維持だろう。
ダノンチェイサー(牡3、栗東・池江)は、前走・きさらぎ賞で行きたがるような場面も見せながらよく我慢し、重賞初制覇を果たしている。性能上位。前走の内容から距離はマイルがベストという感。マイル重賞初挑戦となるが、GIタイトルホルダーに迫る走りに期待できそう。3カ月ぶりだが、調整は入念。先週は川田騎手が跨り、コースで古馬オープンを抜き去った。既に万全のデキ。
ほか、NZTを逃げ切ったワイドファラオ(牡3、栗東・角居)、ファルコンSを快勝したハッピーアワー(牡3、栗東・武幸)、皐月賞は13着に終わったものの京王杯SC勝ち、朝日杯FS4着でマイル適性は高いファンタジスト(牡3、栗東・梅田)にも注目だ。
(Text:Nishimura)
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