【今週の3歳戦注目レース・スイートピーS】セリユーズ3連勝でオークスの切符獲得なるか

■4月28日、東京競馬場でオークストライアル競走スイートピーS（L、芝1800m）が行われる。2006年の同レースを制したカワカミプリンセスは4連勝で次走のオークスを優勝した。ほか、同レースに出走しその後大きく羽ばたいた競走馬にショウナンパンドラ、マリアライト、クィーンスプマンテ、レインボーダリアなどのGI馬がいる。

カレンブーケドール（牝3、美浦・国枝）は、デビュー3戦目で勝ち上がり、前走・クイーンCでは速い時計の決着に対応し4着。その1、2着馬が桜花賞で3、5着、クビ差の3着馬がフローラSで3着だったことを思えば、この4着は価値がある。今回は距離が1F伸びるが、父が万能なディープインパクト、母がエルダービー（チリGI、芝2400m）勝ちのソラリアを思えば距離延長は望むところだろう。

クールウォーター（牝3、美浦・堀）は、弥生賞勝ちカミノタサハラ、レパードS勝ちボレアスなどの全妹。1月の新馬戦で3馬身差をつけ勝利すると、続く大寒桜賞では道中多少折り合いを欠く場面がありながら牡馬相手の3着に粘り込んだ。前走のレースぶりから1800mへの距離短縮はプラスに映る。

セリユーズ（牝3、美浦・国枝）は、父がディープインパクト、母がBCフィリー&メアスプリントなどGI2勝のミュージカルロマンスという良血。2走前の未勝利戦では同週に行われたセントポーリア賞を1秒2上回る優秀な時計で駆け、後続に4馬身差をつける圧勝だった。続く500万下は中団追走からあっさりと直線で抜け出し2連勝。勝ち上がるまでに4戦を要したが良血馬が無事軌道に乗った印象を受けた。連勝が続くようならオークスでも面白い存在になるかもしれない。
（Text：Ito）

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