おしらせ
【今週の重賞】[天皇賞・春]フィエールマン 今回は順調そのもの
■4月28日、京都競馬場で天皇賞・春(GI、芝3200m)が行われる。
フィエールマン(牡4、美浦・手塚)は、3カ月半ぶりだった昨秋菊花賞で勝利。史上最短記録となるキャリア4戦目でのクラシック最終戦勝ちであり、器の大きさは計り知れない。今期初戦のAJCCは2着に終わってしまったが、調整に順調さを欠きながらアタマ差2着なら負けて強しだ。体質面から、ここもぶっつけとなるのは当初の予定通り。今回の調整は順調そのもので、前回とは雲泥の差と言っていい。メンバー構成的には菊花賞の再戦ムードにあり、結果も同様となるか。
エタリオウ(牡4、栗東・友道)は、昨年秋に神戸新聞杯で2着、菊花賞で2着、そして今期初戦の日経賞でも2着。エンジンの掛かりに若干手間取るきらいがあり、それが勝ち切れない歯がゆさに繋がっているが性能上位なのは間違いない。菊花賞がハナ差だったことを考えれば、距離が長ければ長いほど持ち前の渋太さが活きるようで今度の条件は最適だろう。大舞台で“最強の1勝馬”というありがたくない称号の返上を狙いたい。先週はM.デムーロ騎手を背にオープン馬ポポカテペトルとスパーリング。手応えは見劣ったが、稽古ではズブいタイプなので問題ないだろう。中間は順調にメニュー消化できており、着実に良化。
ユーキャンスマイル(牡4、栗東・友道)は、格上挑戦の形だった昨秋菊花賞で3着。その後万葉Sで2着、前走・ダイヤモンドSを勝利と3000m級のレースで力を発揮している。折り合いにまったく不安がなく、終いの脚はしっかり。流れひとつ、位置取りひとつで逆転の可能性十分だ。放牧からの帰厩後は意欲的に併せ馬を消化しており、先週は岩田騎手を背に1000万条件馬を問題にしない動きを見せた。まだ反応に若干の鈍さを感じさせるが、今週のひと追いできっちり仕上がってくるだろう。
メイショウテッコン(牡4、栗東・高橋忠)は、日経賞で逃げ切り勝ちを収め重賞2勝目。スタートひと息だった昨年菊花賞が14着に終わるなど、リズムに乗れなかった際の脆さは同居するものの、能力はここで勝ち負けできるものがある。京都コースとの相性も上々。久々の前走を使われ、型通り上昇しており先週は福永旗手を背にコースで豪快な伸びを示した。ほぼ万全。
ほか、日経新春杯を快勝したグローリーヴェイズ(牡4、美浦・尾関)、近走不振も昨年このレースで3着に入った底力は侮れないクリンチャー(牡5、栗東・宮本)にも注目だ。
(Text:Nishimura)
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