【今週の新馬戦・注目馬】米GI馬ヨシダの半妹サンクテュエールが日曜新潟でデビュー

■8月10日の札幌競馬場第5R・メイクデビュー札幌（新馬、芝1500m）で、ショウリュウハル（牝2、栗東・佐々木）がデビューを迎える。エスコートするのは松岡騎手。

のちの牝馬3冠アパパネを撃破したチューリップ賞など、現役時代に重賞3勝を挙げたショウリュウムーンが母。ムーンの初仔で、ショウリュウハルにとってはひとつ上の半兄となるショウリュウイクゾ（父オルフェーヴル）は昨夏新馬勝ちを収め、本番にこそ進めなかったが若駒Sで4着、すみれSで3着など今春のクラシック戦線で一定の存在感を示した。

栗東で立ち上げられ、札幌への輸送後は活気のある動きを連発。先週は芝コース、今週はダートコースで新馬相手とは言え併せ馬で圧倒の姿を見せた。勝ち負けを意識できる状態だろう。

▽【ショウリュウハル】
父ジャスタウェイ
母ショウリュウムーン
母父キングカメハメハ

ほか、8月10日の主な新馬戦・注目馬

■8月10日、新潟競馬場第5R・メイクデビュー新潟（新馬、ダ1800m）
オークス馬レディパステルの孫ロードユリシス（牡2、栗東・高野）がデビューを迎える。半兄に橘Sなど中央の平地で4勝、入障して2勝を挙げたマテンロウハピネス。叔父には神戸新聞杯2着、菊花賞6着のロードアクレイムらがいる血統。鞍上は戸崎騎手が務める。

▽【ロードユリシス】
父ロードカナロア
母レディハピネス
母父Montjeu

■8月10日、小倉競馬場第5R・メイクデビュー小倉（新馬、ダ1700m）
ボギータイサ（牡2、栗東・安田翔）がデビュー。半姉にここまで中央4勝のファミーユボヌール、いとこにすみれSを勝ち皐月賞で6着に入ったロッカヴェラーノがいる。鞍上は福永騎手。

▽【ボギータイサ】
父ゴールドシップ
母レッドルンバ
母父Red Ransom

■8月11日の新潟競馬場第5R・メイクデビュー新潟（新馬、芝1800m）では、日米のトップホースを両親に持つカトゥルスフェリス（牝2、美浦・藤沢和）が、C.ルメール騎手を背に初陣を迎える。

父は先日急逝した“日本近代競馬の結晶”ディープインパクト、母はBCフィリー＆メアターフなど米でGI5勝の名牝ステファニーズキトゥン。本馬はその血統背景が高く評価され、クラブ法人サンデーレーシングにて総額8000万円で募集された。

美浦に入厩後は主に坂路で調教メニューを消化。最終追い切りでは6月の新馬戦を快勝し、新潟2歳Sを視野に調整されている素質馬モーベットを相手に先着を果たした。血統背景そして稽古の動きから、デビュー勝ちを期待してよさそうだ。

▽【カトゥルスフェリス】
父ディープインパクト
母ステファニーズキトゥン
母父Kitten’s Joy

ほか、8月11日の主な新馬戦・注目馬

■8月11日の新潟競馬場第6R・メイクデビュー新潟（新馬、芝1600m）では、半兄に米GI2勝のヨシダがいるサンクテュエール（牝2、美浦・藤沢和）が、デビューする。鞍上はC.ルメール騎手。本馬は米GI馬ヒルダズパッションを母に持ち、クラブ法人キャロットクラブにて総額8000万円で募集された。上記のカトゥルスフェリスと同じ藤沢和厩舎所属でこちらもクラシックを意識できる良血馬だ。

▽【サンクテュエール】
父ディープインパクト
母ヒルダズパッション
母父Canadian Frontier

■8月11日の小倉競馬場第5R・メイクデビュー小倉（新馬、芝1200m）では、ルーラーシップ産駒のソニックベガ（牝2、栗東・斉藤崇）が登場する。一族にはダービー馬ロジユニヴァースや英GI・ナッソーSを勝利したディアドラなど重賞勝ち馬がズラリ。鞍上は北村友騎手が務める。

▽【ソニックベガ】
父ルーラーシップ
母モンローブロンド
母父アドマイヤベガ

■8月11日の札幌競馬場第5R・メイクデビュー札幌（新馬、芝2000m）では、セレクトセール1歳市場で1億4000万円の値が付いたエカテリンブルク（牡2、栗東・友道）が、デビュー予定。母ファイナルスコアは伊GI馬、そして叔母にはヨークシャーオークスと愛オークスを制し、昨年の凱旋門賞で2着と好走したシーオブクラスがいる。鞍上は武豊騎手。

▽【エカテリンブルク】
父ブラックタイド
母ファイナルスコア
母父Dylan Thomas
（Text:Shinohara）

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