おしらせ
【今週の重賞】[関屋記念]ケイデンスコール 左回りマイルがベスト[エルムS]グリム 実績最上位
■8月11日、新潟競馬場で関屋記念(GIII、芝1600m)が行われる。
ケイデンスコール(牡3、栗東・安田隆)は、デビュー3戦目の新潟2歳Sで勝利。2着馬、3着馬とはタイム差なしの辛勝だったが、かなり大外を通る距離ロスがありながらも相手をねじ伏せたもので、見た目以上の強さがあった勝ち内容だった。その後朝日杯FSは13着に終わったが、出遅れたし初の右回りにも戸惑ったよう。今年3月の毎日杯では逃げた馬が押し切る流れのなか4着まで押し上げ、前走・NHKマイルではメンバー最速の末脚からアドマイヤマーズに半馬身まで迫る2着に入った。性能上位で、現状左回りのマイルがベストだろう。斤量は53キロだし、好相性の舞台を利しての重賞2勝目濃厚。先週のコース追いではラストに豪快な伸びを披露した。3カ月ぶりを感じさせない、好気配にある。
ソーグリッタリング(牡5、栗東・池江)は、今年に入って折り合い面良化、肉体はボリュームアップと心身両面でレベルアップ。マイルのリステッドレースを連勝すると、自身初の古馬重賞挑戦だった前走・エプソムCで3着に入るなど充実一途の感がある。距離最適となる今回、初重賞Vのチャンスは十分。短期放牧を挟み、帰厩後は意欲的に追われている。実質の最終追いだった先週のコース追いでは自己ベストに迫る時計をマーク。一連の好調維持だ。
ほか、マイルは若干忙しい印象はあるものの秋華賞4着や前走・エプソムC2着など底力高いサラキア(牝4、栗東・池添学) 、オープン昇級初戦の前走・米子SでさっそくVを収めたオールフォーラヴ(牝4、栗東・中内田) 、9カ月ぶりで仕上がりが焦点だが京王杯AH勝ちにマイルCSでの5着と実績上位のミッキーグローリー(牡6、美浦・国枝)、前走・中京記念で0秒1差4着と牡馬相手でも遜色のない走りができているミエノサクシード(牝6、栗東・高橋亮)らも上位進出へ虎視眈々だ。
■8月11日、札幌競馬場でエルムS(GIII、ダ1700m)が行われる。
グリム(牡4、栗東・野中)は、昨夏のレパードS覇者。その後ここまで交流重賞3勝を上積みしており、今回のメンバーでは実績最上位だ。脚力・スタミナがハイレベルなのはもちろん今年に入ってからは脚質に幅ができており、自在に立ち回れるのも強み。初の千七戦になるがよほど前半に置かれるようなことがなければ、勝ち負けの競馬になっていい。盛岡のマーキュリーC勝ちから中3週ながら、函館へ入っての攻めは意欲的。3カ月ぶりを使われての上昇度はかなりありそう。
リアンヴェリテ(牡5、栗東・中竹)は、今夏函館ダート1700mのオープンで2連勝。持ち前の前向きさ、スピードに粘りが加わっていよいよ本格化か。札幌は初参戦だが函館千七では過去4戦4勝とあって、コース相性は間違いなく良さそうだ。3連勝での重賞初Vという可能性は十分。札幌へ輸送後の動きには活気があり、連勝の勢いをしっかりキープできているのもいい。
ほか、前走リアンヴェリテにクビ差の2着へ入ったモズアトラクション(牡5、栗東・松下)、休養効果で立ち直りがありそうなテーオーエナジー(牡4、栗東・宮)、昨年このレースを制したハイランドピーク(牡5、美浦・土田)、初のダート挑戦がどう出るかだが血統的な素地はある芝GI馬タイムフライヤー(牡4、栗東・松田)らにもチャンス十分。
(Text:Nsihimura)
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