【今週の新馬戦・注目馬】ワールドエースのおいアナンダライトが日曜新潟でデビュー

■8月24日の新潟競馬場第5R・メイクデビュー新潟（新馬、芝1200m）で、外国産馬サイモンハロルド（牡2、栗東・森）が、鞍上M.デムーロ騎手でデビューする。

フォーティーナイナーの孫にあたる父マクリーンズミュージックは1戦1勝で現役を退いたが、デビュー戦で見せた圧倒的なパフォーマンスが評価され種牡馬入り。産駒クラウドコンピューティングが2017年のプリークネスSを制し、初年度からクラシックウィナーを輩出した。牝系にも米での活躍馬多数。米フロリダの3月セールで購入された馬とあって完成度は高く、栗東での初時計だった先週水曜に終い12秒台を出すと、今週は坂路4F50秒5という猛時計を叩き出した。初戦からのいい走りに期待できそう。

▽【サイモンハロルド】
父Maclean’s Music
母Cocoa Cowgirl
母父Cowboy Cal

ほか、8月24日の主な新馬戦・注目馬

■8月24日、小倉競馬場第5R・メイクデビュー小倉（新馬、芝1200m）
スクリーンヒーロー産駒マイネルヘルト（牡2、栗東・西園）がデビューを迎える。母は中央2勝、浦和へ移籍後に南関重賞を制したマイネエレーナで、ひとつ上の半兄は千両賞を11番人気で勝ち、シンザン記念では10番人気ながら2着に入ったマイネルフラップ。鞍上は国分優騎手が務める。

▽【マイネルヘルト】
父スクリーンヒーロー
母マイネエレーナ
母父ロージズインメイ

■8月24日、札幌競馬場第5R・メイクデビュー札幌（新馬、ダ1700m）
ヴォルスト（牡2、栗東・宮本）が、鞍上C.ルメール騎手の手綱でデビューする。名門パテントリークリア一族で近親にはタイキフォーチュン、クラリティスカイ、セイウンコウセイら活躍馬多数。兄はすべてダートで勝ち上がっており、ひとつ上の半兄ゴルトマイスター（父ゴールドアリュール）は今年6月の2勝クラスを4馬身差圧勝と、さらに上を目指せる器。ダート1700m戦はデビューを迎えるにあたって申し分のない条件だろう。

▽【ヴォルスト】
父キズナ
母ナスケンアイリス
母父フレンチデピュティ

■8月25日の新潟競馬場第5R・メイクデビュー新潟（新馬、芝1800m）では、重賞2勝＆皐月賞2着のワールドエースが叔父にいるアナンダライト（牡2、美浦・田村）がデビューする。追い切りの本数こそ少ないものの動きは素晴らしく、一杯に追われた古馬に先着入線を連発。またラスト1Fの切れ味は目を見張るものがあり、瞬発力が武器だった叔父を彷彿とさせるものがある。

直線が長い新潟コースは本馬の強みを最大限に活かせる舞台。また、近親の多くが新馬勝ちを飾っていることから華々しいデビューを飾る可能性は十分だ。本馬の将来性を計る上で目が離せない一戦になるだろう。

▽【アナンダライト】
父ジャスタウェイ
母レインボークォーツ
母父Mr. Greeley

ほか、8月25日の主な新馬戦・注目馬

■8月25日の小倉競馬場第5R・メイクデビュー小倉（新馬、芝2000m）では、ラズルダズル（牡2、栗東・斉藤崇）がスタンバイしている。本馬の叔父トーセンスターダムは豪州GIを2勝しており、日本でもきさらぎ賞など2つの重賞タイトルを掴んでいる実績馬。その他にもトーセンジョーダンやカンパニーといったGIホースが近親におり、申し分ない血統背景の持ち主だ。鞍上には北村友騎手を予定している。

▽【ラズルダズル】
父ルーラーシップ
母ラシンティランテ
母父アグネスタキオン

■8月25日の札幌競馬場第5R・メイクデビュー札幌（新馬、芝1200m）では、重賞勝ち馬サウンドリアーナの初仔サウンドプリズム（牡2、栗東・武英）が初陣を迎える。父は新種牡馬キズナ、母は新馬戦とファンタジーSを制するなど2歳戦線で活躍した。順調に調整され、最終追い切りでは古馬相手に食い下がる動きを披露。血統面や調教の動きから仕上がり早の印象を感じさせる1頭だ。

▽【サウンドプリズム】
父キズナ
母サウンドリアーナ
母父ケイムホーム
（Text:Shinohara）

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