おしらせ
【今週の重賞】[札幌記念]フィエールマンら4歳強豪が激突[北九州記念]ディアンドル ハンデ52キロなら
■8月18日、札幌競馬場で札幌記念(GII、芝2000m)が行われる。
3カ月半ぶりの菊花賞、3カ月ぶりの天皇賞・春を制しここまでGI2勝のフィエールマン(牡4、美浦・手塚)。実績はもちろんだが、異例の臨戦過程で結果を残してきたことがさらに器の大きさを強調する。馬群がゴチャつく不利があったラジオNIKKEI賞で2着確保、シャケトラの絶妙な抜け出しをわずかに捉え切れなかったAJCCでも2着。敗北にこそ終わっているが、中距離戦でもしっかり力を出せるのは過去の走りが証明。休み明けを苦にしないのは言うまでもなく、中心視されて当然だろう。秋の凱旋門賞参戦を前に、ここは結果が求められる。函館での調整は入念で、先週はC.ルメール騎手が騎乗し終いにいい反応を示した。ほぼ万全。
昨年の有馬記念でレイデオロをねじ伏せ頂点に立ったブラストワンピース(牡4、美浦・大竹)。今春は1番人気を裏切る不本意な結果が続いたが、大阪杯はスローな流れのなか外を回らされる不利があったし、前走・目黒記念はハンデ59キロとレコード決着となる高速馬場がいかにも不向きだった。いずれも情状酌量の余地あり。ここで巻き返し、凱旋門賞参戦へ弾みをつけたいところだろう。放牧先から直接函館へ入り、ここまでは順調。先週は芝コースで意欲的に追われ、このひと追いでグンと気合いが乗ってきたようだ。
ダービー馬ワグネリアン(牡4、栗東・友道)は、昨年の神戸新聞杯を快勝し秋初戦で順調な滑り出しを見せたが、その後疲労ののため長期休養に。今春の大阪杯がぶっつけの復帰戦ながら、0秒1差の3着に入り力量の確かさを示した。またひと息入ってはいるが、順調度で言えば今回のほうが断然上だし小回りをこなすセンスもある。争覇圏入りは必至か。
ほか、昨年強敵相手にこのレースを制したサングレーザー(牡5、栗東・浅見)、一昨年のマイルCS覇者で2000mでも皐月賞2着や大阪杯2着の実績があるペルシアンナイト(牡5、栗東・池江) 、前走・豪のGIで2着だったクルーガー(牡7、栗東・高野)らも上位進出へ虎視眈々だ。
■8月18日、小倉競馬場で北九州記念(GIII、芝1200m)が行われる。
ディアンドル(牝3、栗東・奥村豊)は、未勝利勝ちから前走の重賞・葵Sまで芝1200m戦で5連勝。スピード上位ながら控えての好位差しもできる自在性を兼ねているのが魅力。小回りを苦にしないし、実際未勝利戦で小倉での勝利は経験済み。ハンデ52キロはいかにも有利に映り、初の古馬相手となるが主役扱いでいいだろう。ここまでの調整は馬なりオンリーだが、この馬はこれで大丈夫。終いに絶好の気迫を見せており、3カ月ぶりを感じさせない好気配。
ミラアイトーン(牡5、栗東・池江)は、1年7カ月という長期休養からの復帰後3連勝を果たしている。休養前のレースも勝っており都合ここまで4連勝で、その全てが芝1200m戦。前走・鞍馬Sは出遅れ、道中では前が壁になる不利を跳ね返しての勝利だったし、重賞でも即通用の雰囲気が漂う。ハンデ56.5キロはいささか見込まれた感はあるが、前走で532キロと大柄なのでそこまで割り引く必要はないだろう。中間はリフレッシュ休暇を取り、帰厩後はこのレースを目標にいい稽古を消化。先々週、先週と酷暑のなかしっかり追えているのは好感で、体調面はすこぶる良さそうだ。
ほか、今年のオーシャンSを制し小倉千二でも過去2勝の実績がある快速馬モズスーパーフレア(牝4、栗東・音無)、昨年の覇者で前走・CBC賞では57.5キロを背負いながら2着だったアレスバローズ(牡7、栗東・角田)、昨年の小倉2歳Sを制したファンタジスト(牡3、栗東・梅田)ら、どの馬にもチャンスがありそうだ。
(Text:Nsihimura)
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