おしらせ
【今週の重賞】[セントウルS]ミスターメロディ 対応力高い[京成杯AH]クリノガウディー 54キロなら逆転可能[紫苑S]オークス2着カレンブーケドールが始動
■9月8日、阪神競馬場でセントウルS(GII、芝1200m)が行われる。
ミスターメロディ(牡4、栗東・藤原英)は、春の高松宮記念が初のスプリント戦だったが、流れに戸惑わずそつのないレース運びから快勝、GIタイトルを掴んでみせた。脚力はもちろん、対応力の高さも特筆レベル。左回りでの成績が目立つものの、右もなんなくこなすレース巧者で阪神千二を苦にすることはないだろう。ここからの復帰を念頭に調整は入念。2週前、先週といい負荷を掛けられ気配をしっかり上げてきている。目標が先にあるため、若干余裕を持たせたつくりにはなるだろうが、恥ずかしくない競馬ができそうな雰囲気だ。
タワーオブロンドン(牡4、美浦・藤沢和)は、夏の北海道シリーズで重賞2戦を消化し3着、2着。勝ち切れなかったのは斤量58キロと小回りゆえで、京王杯SCをレコード勝ちした実力馬がスプリント適性の高さをしっかり示したと言っていい。ききょうS圧勝、アーリントンC快勝があり阪神コースはいいイメージで臨めるし、斤量も57キロに。Vチャンス十分。北海道からの輸送を挟んで中1週という臨戦過程なだけにここは見送る可能性もあるが、先週土曜に15-15を消化できており、まずは順調なよう。
ほか、北九州記念を制した“夏女”ダイメイプリンセス(牝6、栗東・森田)、快速馬ベルカントの半妹でアーリントンCを制すなど阪神適性も魅力のイベリス(牝3、栗東・角田) 、一貫してスプリント戦で使われ近走の安定ぶり光るアンヴァル(牝4、栗東・藤岡)、2歳秋以来の芝戦に挑むダート重賞勝ち馬マテラスカイ(牡5、栗東・森)らも上位進出を狙う。
■9月8日、中山競馬場で京成杯AH(GIII、芝1600m)が行われる。
クリノガウディー(牡3、栗東・藤沢則)は、2走前・NHKマイルCが押せ押せのローテかつ4角での不利が祟って大敗に終わっていたものの、前走・中京記念でハナ差の2着。しっかり巻き返してみせた。その前走が陣営も認める急仕上げでの出走だっただけに、使われての上積みは見込めるし、朝日杯FSで2着があり急坂右回りも苦にしない。ハンデ54キロなら前走後塵を拝した相手グルーヴィットを逆転できるはずだ。
ほか、前走・中京記念Vから斤量3キロ増の55キロがどうかだが能力と精神力高いグルーヴィット(牡3、栗東・松永幹)、2016年にこのレースを制すなど実績十分のロードクエスト(牡6、美浦・小島茂)、斤量52キロが魅力の上がり馬トロワゼトワル(牝4、栗東・安田隆)らにもチャンスがありそうだ。
■9月7日、中山競馬場で3着馬までに優先出走権が与えられる秋華賞トライアル・紫苑S(GIII、芝2000m)が行われる。
カレンブーケドール(牝3、美浦・国枝)は、出遅れたスイートピーSを長くいい脚を使って勝ち切ると、オークスでもそつのないレース運びからクビ差の2着。レースセンスに長けたタイプで、中山コースは秋緒戦を迎えるにあたってちょうどいい舞台だろう。しっかりモノにして、ラスト1冠獲りへ向かいたい。帰厩後順調に状態を上げており、先週はオープン馬プロディガルサンと互角に動いた。気配面も申し分なし。
ほか、フローラSで4着に入り、7月の1勝クラスで古馬相手に圧勝したパッシングスルー(牝3、美浦・黒岩)、フローラS10着以来4カ月半ぶりだが中山で2勝を挙げているのは魅力の良血馬エアジーン(牝3、美浦・堀)、今回が中央移籍緒戦となる南関牝馬2冠トーセンガーネット(牝3、美浦・小笠)も争覇圏内に加わりそうだ。
(Text:Nishimura)
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