おしらせ
【今週の重賞】[神戸新聞杯]サートゥルナーリア 絶対能力は世代随一[オールカマー]レイデオロ 昨年同様の調整過程
■9月22日、阪神競馬場で3着馬までに優先出走権が与えられる菊花賞トライアル・神戸新聞杯(GII、芝2400m)が行われる。
サートゥルナーリア(牡3、栗東・角居)は、母が日米オークス馬シーザリオで半兄にリオンディーズ、エピファネイアという“超”の付く良血馬。実際の走りも期待に違わず新馬戦、萩S、ホープフルS、そして皐月賞と無傷の4連勝を果たした。続く日本ダービーは断然の1番人気に推されるも、ゲート内で待たされた影響で出遅れ。後方待機から直線ではジワッと伸びただけの4着に終わっている。鞍上乗り替わりの影響が少なからずあっただろうし、スタミナ面に一抹の不安を感じさせた内容とも言えた。今回同じ12Fでどうかだが、絶対能力は世代随一。主戦C.ルメール騎手に手が戻るなら主役は譲れないところだ。休養、そして帰厩後の調整は狂いなく進んでいる。先週のコース追いにはルメール騎手が跨り、気合い十分の姿を見せた。さっそく力をフルに出せそうな雰囲気。
ヴェロックス(牡3、栗東・中内田)は若駒S、若葉Sと関西のリステッドで快勝を続け、皐月賞は直線で接触がありながらサートゥルナーリアにアタマ差2着、ダービーでは外を回らされる不利があったもののサートゥルに先着しての3着に入った。そつなく流れに乗れるセンスと、ラストでしっかり伸びる脚力を兼備した安定感が持ち味。重賞タイトルこそないものの世代最上位級の実力馬であることに疑いはなく、ここは当然勝ち負けの競馬に期待される。しっかり成長して放牧から帰厩。順調に調整されており2週前、1週前のコース追いでシャープな動きを披露している。ほぼ万全の態勢で復帰できそう。
ほか、ロジャーバローズを破って京都新聞杯を制したレッドジェニアル(牡3、栗東・高橋忠)、荒削りながら京都2歳Sで3着、若葉Sで2着に入り素質の高さを感じさせたワールドプレミア(牡3、栗東・友道)、若葉Sで3着に入った後に条件戦2連勝のシフルマン(牡3、栗東・中尾)らも上位進出を狙う。
■9月22日、中山競馬場でオールカマー(GII、芝2200m)が行われる。
レイデオロ(牡5、美浦・藤沢和)は、2017年の日本ダービーを制して世代の頂点に立った。昨年は前半こそ振るわなかったが秋緒戦だったオールカマー勝ちをステップに、天皇賞・秋を快勝。続く有馬記念でクビ差の2着と現役最強の一角としての存在感を示した。今年も同様の結果から大舞台での飛躍に繋げたいところだろう。8月下旬に帰厩して時計を出し始め、9月に入ってからコース追いを組み込むという昨年同様の調整過程。体には気持ち余裕が感じられるが、動きは軽快だ。自分の競馬はできそうな雰囲気にある。なお、主戦のルメール騎手が同日の神戸新聞杯でサートゥルナーリアに騎乗するため、鞍上は福永騎手が務める。
ウインブライト(牡5、美浦・畠山)は、自身初の海外遠征だった香港のクイーンエリザベス2世Cをレコードタイムで快勝。主戦松岡騎手が“いつかGIを獲る馬”と手綱を握り続け、見事有言実行を果たしてみせた。これで重賞3連勝と成長力に富むステイゴールド産駒がいよいよ本格化。2000mより長い距離を走るのは15着に敗れた日本ダービー以来となるが、未完成だった3歳時にスプリングSを勝ち、古馬となって中山金杯と中山記念で強さを発揮してきたように現役屈指の中山巧者だし、目下の充実ぶりも加味すれば問題なくこなすだろう。海外帰りということを考慮してか、8月半ばから美浦でじっくり時計を出しておりここまでの本数・負荷は申し分ない。これまでは休み明けに力を出せないケースが続いていたが、今回は違った姿を見せてくれそうだ。
ほか、3歳時に同じ中山2200mのセントライト記念を制し前走七夕賞で重賞2勝目を挙げたミッキースワロー(牡5、美浦・菊沢)、昨年春に青葉賞を制したゴーフォザサミット(牡4、美浦・藤沢和)、福島記念と小倉大賞典勝ちがあるスティッフェリオ(牡5、栗東・音無)らにもチャンスがありそう
(Text:Nishimura)
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