おしらせ
【今週の重賞】[ローズS]ダノンファンタジー ラスト1冠獲りへ [セントライト記念]リオンリオン 力量最上位
■9月15日、阪神競馬場で3着馬までに優先出走権が与えられる秋華賞トライアル・ローズS(GII、芝1800m)が行われる。
ダノンファンタジー(牝3、栗東・中内田)は、昨年の阪神JFを制した2歳女王。3月のチューリップ賞も快勝で滑り出し、牝馬クラシックへ中心的存在として臨んだが桜花賞が4着、オークスが5着と春は無冠に終わってしまった。桜花賞では外追走で壁がなかったのが祟ったか、道中力んだ分余力を失ったのが敗因だろう。オークスは単純に距離が長く力尽きたが、懸念の折り合いはクリアできていたのは光明。改めて、ここで力を示しラスト1冠獲りへ向かいたい。8月中旬から乗り込まれており、馬なりオンリーではあるが本数は申し分なし。先週、川田騎手が跨ったコース追いでは素軽さ満点の動きを披露。行きたがる面は見せたものの許容範囲だろう。好状態。
ウィクトーリア(牝3、美浦・小島茂)は、中7週とひと息入っていたフローラSで勝利を収め、オークスでは3着クロノジェネシスにクビ差の4着に入った。そのオークスは出遅れがあってかなり後ろの位置取りだったが馬群を捌き、勝ち馬ラヴズオンリーユーに次ぐ3F34秒6の脚で追い込んだという内容。総合力は世代でも指折りものがありそうで、ここは勝ち負けを意識できる一戦だ。初の関西競馬となるが、既に栗東入りして調整されており大きく割り引く必要はない。次を見据えているためか負荷は軽めだが、悪くない状態にある。
シゲルピンクダイヤ(牝3、栗東・渡辺)は、チューリップ賞でほぼ最後方から最速の末脚で猛追しダノンファンタジーに1馬身差の2着。続く桜花賞でも先行組有利な流れのなか、末脚を爆発させ大激戦の2着争いを制した。オークスはさすがに距離と自身初となる関東への輸送が響き凡走に終わったが、阪神9F戦なら首位争い可能だろう。帰厩後は順調で、2週前、1週前にいい負荷を掛けられて力強く動いた。復帰戦としてはほぼ万全の態勢で臨めそう。
ほか、阪神JFで3着、桜花賞5着と底力侮れないビーチサンバ(牝3、栗東・友道)、フローラSでハナ差の2着に入りオークスでは0秒5差6着だったシャドウディーヴァ(牝3、美浦・斎藤誠) 、連勝の勢いが魅力のアルティマリガーレ(牝3、栗東・佐々木)、スイープセレリタス(牝3、美浦・藤沢和)らも上位進出を狙う。
■9月16日、中山競馬場でセントライト記念(GII、芝2200m)が行われる。
リオンリオン(牡3、栗東・松永幹)は“出世レース”として知られる大寒桜賞を楽に逃げ切って快勝すると、続く青葉賞も淀みないペースを刻んで先頭を進み、そのまま押し切った。ダービーは大敗を喫したが、急遽の乗り替わりがあったし15番枠スタートからのオーバーペースも祟ったもの。この相手関係なら力量最上位と言えるし、鞍上が横山典騎手に戻るのも好材料だ。脚質的に中山2200m戦は向いているはずで、首位争い必至。先週ウッドコースで目一杯追われ、6F80秒フラットの好時計をマークした。これが実質の最終追いで、輸送を控える今週は確認程度で大丈夫だろう。
ほか、プリンシパルSなどここまで無傷3連勝のザダル(牡3、美浦・大竹)、東スポ杯など重賞2勝、ダービーでは5着だったニシノデイジー(牡3、美浦・高木)、弥生賞を制したメイショウテンゲン(牡3、栗東・池添兼)、青葉賞でハナ差2着だったランフォザローゼス(牡3、美浦・藤沢和)らにもチャンスがありそうだ。
(Text:Nishimura)
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