フローラS優勝馬ウィクトーリアが引退　今後は繁殖入り

4月のフローラSを優勝し、先月のローズSで3着だったウィクトーリア（牝3、美浦・小島）が、左前脚の繋靭帯炎を発症。損傷が大きく復帰まで1年以上かかる状況を考慮し、関係者による協議の末、引退することが決まった。所属するシルクホースクラブのHPで発表された。今後は繁殖入りする見込み。

同馬は秋華賞優勝馬ブラックエンブレムの仔で、18年7月の函館競馬でデビュー（1着）。2歳時はその1勝に終わったが、本年2月の自己条件で2勝目を挙げると、続くフローラSでは鮮やかな差し切り勝ちを収め重賞ウイナーの仲間入りに。その後はオークス4着、ローズS3着と好走したが、ローズS後に左前脚の繋靭帯炎を発症していた。

▽【ウィクトーリア】
父ヴィクトワールピサ
母ブラックエンブレム
母父ウォーエンブレム
通算7戦3勝

《重賞勝鞍》
2019年　フローラS(GII）
（Text:Ito）

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