【今週の新馬戦・注目馬】ディアデラマドレの仔、ドゥラメンテのめいなど今週も良血馬が続々デビュー！

■11月2日の東京競馬場第5R・メイクデビュー東京（新馬、芝1600m）では、ロジマジェスティ（牝2、美浦・萩原）が鞍上三浦騎手のエスコートでデビュー戦に臨む。祖母はBCフィリー＆メアスプリントなど米で重賞4勝のバイマジェスティで、母はアルアイン（皐月賞などGI2勝）の全姉にあたる。入厩以来遅れ入線が目立っていたが、今週のコース追いで年長馬に併入を果たし、走れる状態に仕上がったようだ。

▽【ロジマジェスティ】
父エピファネイア
母ジュベルアリ
母父ディープインパクト

ほか、11月2日の主な新馬戦・注目馬

■11月2日の東京競馬場第5R・メイクデビュー東京（新馬、ダ1600m）では、トゥザワールド産駒リンピオ（牝2、美浦・清水英）がデビューする。半兄（父マヤノトップガン）に福島民友Cなどここまで中央5勝のトラキチシャチョウ、いとこには浦和記念を勝ち、東京大賞典では3着に入るなど中央勢と互角に走ったサミットストーンがいる。コース追いでしっかり負荷を掛ける稽古をこなせているあたり、背腰は水準以上の強靭さがありそうだ。

▽【リンピオ】
父トゥザワールド
母タイキプレリュード
母父Cozzene

■11月2日の京都競馬場第5R・メイクデビュー京都（新馬、芝1600m）では、クラヴェル（牝2、栗東・安田翔）が初陣に臨む。アルゼンチンオークス馬ポトリザリス一族で、祖母はフローラSなど重賞3勝のディアデラノビア、母は府中牝馬Sなど重賞3勝のディアデラマドレ。叔父にドレッドノータス（京都大賞典など重賞2勝）、サンマルティン（中央6勝、小倉記念で2着など）らがいるという血統背景だ。今週は芝コースで追われ、3勝クラスに食い下がる動きを見せた。勝ち負けを意識できる仕上がり。鞍上は藤岡康騎手が務める。

▽【クラヴェル】
父エピファネイア
母ディアデラマドレ
母父キングカメハメハ

■11月2日の京都競馬場第6R・メイクデビュー京都（新馬、ダ1400m）で、外国産馬ハリーバローズ（牡2、栗東・中内田）がデビューする。父は米2歳王者のアンクルモー。牝系ではいとこにホワイトフーガ（JBCレディスクラシック連覇など交流重賞7勝）、祖母の半弟にキャンパノロジスト（オイロパ賞など独伊でGI4勝）がいるなど芝・ダートいずれでも活躍馬が出ているが、まずはダートからのよう。コース追いでは長めスタートでもラストにしっかり脚を弾けさせており、競馬センスに秀でたものがありそうだ。鞍上は川田騎手。

▽【ハリーバローズ】
父Uncle Mo
母Isobel Baillie
母父Lomitas

■11月2日の京都競馬場第7R・メイクデビュー京都（新馬、芝2000m）で、ファルコニア（牡2、栗東・角居）が、鞍上川田騎手の手綱でデビュー戦に挑む。母はアメリカンオークスなど米で芝重賞3勝。ひとつ上の全兄トーセンカンビーナは2016年のセレクトセール当歳セッションにおいて2億3000万円（税抜き）で落札された。先週はワイドファラオ、今週はカンタービレと重賞勝ち馬と互角の動きを見せており、脚力と仕上がりはかなりのレベルにありそうだ。

▽【ファルコニア】
父ディープインパクト
母カンビーナ
母父Hawk Wing

■11月3日の東京競馬場第5R・メイクデビュー東京（新馬、芝2000m）では、良血馬スカイグルーヴ（牝2、美浦・木村）がデビュー。祖母にエリザベス女王杯を連覇したアドマイヤグルーヴ、叔父にGI2勝馬ドゥラメンテなど一族にGI馬がズラリと並んでいる。美浦ウッドの最終追い切りでは強めに追われた古馬2勝クラスに馬なりで先着。力が出せる状態で仕上がっているだろう。

▽【スカイグルーヴ】
父エピファネイア
母アドマイヤセプター
母父キングカメハメハ

ほか、11月3日の主な新馬戦・注目馬

■11月3日の東京競馬場第4R・メイクデビュー東京（新馬、芝1600m）では、名門堀厩舎所属のサトノフウジン（牡2、美浦・堀）が出陣する。全兄ギベオンは中日新聞杯の勝ち馬でNHKマイルC2着の実績もある現役トップクラスの実力馬。美浦ウッドの最終追い切りはラスト1F11秒台の末脚を繰り出して、古馬3勝クラスに1秒以上の差を付けた。万全のデキでデビュー戦に挑んできそう。

▽【サトノフウジン】
父ディープインパクト
母コンテスティッド
母父Ghostzapper

■11月3日の京都競馬場第5R・メイクデビュー京都（新馬、芝1800m）では、トゥルーヴィル（牡2、栗東・斉藤崇）が参戦する。全兄レプランシュ（きさらぎ賞2着）や半姉ポールヴァンドル（紫苑S3着）と兄姉に重賞好走馬が多く、伯母には秋華賞の勝ち馬ファビラスラフインがいる血統。鞍上にはC.スミヨン騎手を予定している。

▽【トゥルーヴィル】
父ディープインパクト
母レディドーヴィル
母父Fasliyev

■11月3日の京都競馬場第6R・メイクデビュー京都（新馬、芝1400m）では、祖母にマイルCSの勝ち馬ブルーメンブラットがいるルドヴィコ（牡2、栗東・石坂公）がデビューする。栗東坂路での最終追い切りは楽な手応えのまま、4F54秒4-1F12秒7（馬なり）をマークし、2歳新馬相手に先着。実戦ではC.スミヨン騎手が騎乗する。

▽【ルドヴィコ】
父トーセンラー
母キングカメハメハ
母父スウィートテイルズ

■11月3日の福島競馬場第5R・メイクデビュー福島（新馬、ダ1700m）では、バッファローボム（牡2、栗東・北出）が初陣を迎える。目立った活躍馬が兄弟にいないが、近親にハギノトップレディ、ダイイチルビーといったGI馬が揃っている一本筋の通った血統の持ち主。入厩後は入念に乗り込まれており、最終追い切りでは古馬2勝クラスと遜色のない動きを披露している。鞍上は菱田騎手を予定している。

▽【バッファローボム】
父ヴィクトワールピサ
母ブリリン
母父タイキシャトル

（Text:Shinohara/Nishimura）

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