おしらせ
【今週の重賞】[マイルCS]ダノンプレミアム GI2勝目のチャンス[東京スポーツ杯2歳S]超良血馬ラインベック 無傷3連勝なるか
■11月17日、京都競馬場でマイルCS(GI、芝1600m)が行われる。
ダノンプレミアム(牡4、栗東・中内田)は、今春金鯱賞、マイラーズCを快勝し能力の高さをアピール。大一番、安田記念はまさかの16着に終わったがレース序盤で受けた不利が致命的で、まったくレースにならなかった。参考外。その後厩舎に置かれ丹念にケアされて放牧に出され、秋緒戦の天皇賞・秋ではアーモンドアイの2着を確保した。スムーズならこれぐらいやれていい馬。使われて順当に良くなっているだろうし、安田記念を除けばマイルで3戦3勝。GI2勝目のチャンス到来、安田記念惨敗の借りは淀で返したい。先週金曜日にこの中間初めての速い時計を出したが、ウッドコースで抜群の弾けっぷりを披露。順調そのものだ。
ダイアトニック(牡4、栗東・安田隆)は、前走のスワンSで重賞初制覇。それまで4戦4勝と得意条件の京都千四ではあったが、5カ月ぶりで動きには硬さが残っており、枠は不利な8枠17番、そして初経験の道悪競馬だった。そこを勝ち切ったのは大きく評価できる。1F延長で相手はさらに強くなるが、同じ京都なら争覇圏入り必至だ。鞍上が前走に引き続きC.スミヨン騎手なのも好材料。先週の金曜日に中間の初時計を出したが、馬なりで栗東坂路4F51秒7をマーク。使われての上積みは相当ありそう。
ダノンキングリー(牡3、美浦・萩原)は、前走の毎日王冠が初の古馬との対戦。出遅れて後方から、ペースは前残りとなる苦しい展開だったが、圧巻の末脚でアエロリット、インディチャンプらGIタイトルホルダーを突き放し快勝を収めている。共同通信杯快勝があり、ベストは1800mという感もあるが性能上位なのは間違いなく、右回りも苦にしない。斤量面は優位でもあり、勝ち負けの競馬に期待していいだろう。先週はコース追いでしっかり負荷を掛けられ追走先着。体調は引き続き良好なようだ。なお鞍上は当初戸崎騎手の予定だったが、同騎手が負傷したため横山典騎手とのコンビで臨む。
ほか、今年の安田記念を制したインディチャンプ(牡4、栗東・音無)、前走スワンSで2着と気を吐いた昨年の安田記念覇者モズアスコット(牡5、栗東・矢作)、一昨年のマイルCSを優勝し昨年は2着だったペルシアンナイト(牡5、栗東・池江)、前走富士Sで2着だったレイエンダ(牡4、美浦・藤沢和)らも秋のマイル王へ虎視眈々。
■11月16日、東京競馬場で東京スポーツ杯2歳S(GIII、芝1800m)が行われる。
ラインベック(牡2、栗東・友道)は、父がディープインパクトで母は牝馬3冠アパパネという文句なしの良血馬。実際の走りも期待を裏切らず、危なげない内容で無傷の2連勝を飾っている。いずれも道悪での競馬だったが、素軽い走り方からすると良馬場のほうがよりいいパフォーマンスが出せそう。好位で折り合えるし、鞍上の指示へスッと反応できる操縦性の高さもある。1800mはなんなくこなせるはずで、3連勝での重賞初制覇に期待できそう。4カ月ぶりになるが、このレースを目標に10月中旬からじっくりと調整されている。2週前、先週とコースでの併せ馬調教では相手を圧倒。ほぼ万全の態勢に仕上がりつつある。
ほか、母が米GI馬という良血で阪神二千の新馬戦を持ったままで快勝したアルジャンナ(牡2、栗東・池江)、祖母が米2歳女王で阪神千八の新馬戦を楽に勝利したコントレイル(牡2、栗東・矢作)、新潟千八の新馬戦を33秒0という末脚で制したリグージェ(牡2、美浦・木村)らにも上位食い込みの可能性十分。
(Text:Nishimura)
▽【関連リンク】
■【Weekly POG2019⇒2020】先週の結果を公開中!
■[お友だち6万3000人突破!]UMAJIN.net LINE@公式アカウント【限定無料配信】
■【重要】登録ができない、メールが届かない会員様へ