おしらせ
【今週の重賞】[阪神JF]リアアメリア 別格の器[カペラS]コパノキッキング連覇なるか[中日新聞杯]充実一途マイネルサーパス
■12月8日、阪神競馬場で阪神JF(GI、芝1600m)が行われる。
リアアメリア(牝2、栗東・中内田)のデビュー戦は、あえてゲートを遅らせ後ろからの競馬を教えるのに徹した内容。行きたがる素振りを見せたが、鞍上川田騎手にしっかり制御されると直線では持ったままで後続に8馬身差Vを果たした。そこから5カ月ぶりだった前走アルテミスSは成長分があるにせよ、プラス20キロと明らかに余裕を持たせたつくりでの出走。このレースもペースは遅く、後方で鞍上がなだめるのに苦心していたが、直線では力強く伸び勝利した。2着には3/4馬身差で“圧巻のパフォーマンス”とは言い切れないものの、仕上がり途上で初の関東遠征、そして前半リズムに乗れていなかったことを考えればやはり強い内容。別格の器の持ち主が、初戦で経験済みの阪神芝マイルを舞台に2歳女王の座を目指す。このレースを逆算して丹念にケアされており先々週、先週と川田騎手を背にいい反応を披露。あとひと追いあれば万全の状態に仕上がりそうだ。
ウーマンズハート(牝2、栗東・西浦)は、新潟芝マイルのデビュー戦でラスト3F32秒0という究極の末脚を繰り出し快勝。中2週で再度の新潟遠征だった新潟2歳Sは前半5Fが61秒1と初戦より2秒以上速かったが、ここでも32秒8としっかり脚を使って勝利を収めた。瞬発力には絶対の自信ありだ。3カ月半ぶりかつ初の右回りがどうかだが、阪神外回りのマイル戦は持ち味が最大に活きる舞台。戴冠の可能性は十分と言える。調整は順調に来ており、先週は3頭併せで豪快に先着。これでほぼ仕上がったようで、今週は流す程度で大丈夫だろう。
ほか、ファンタジーSの勝ち馬レシステンシア(牝2、栗東・松下)、サウジアラビアRCでメンバー最速の上がりを繰り出し2着に入ったクラヴァシュドール(牝2、栗東・中内田)、りんどう賞を勝ちファンタジーSでは4着だったヤマカツマーメイド(牝2、栗東・池添兼)も上位進出を狙う。
■12月8日、中山競馬場でカペラS(GIII、ダ1200m)が行われる。
コパノキッキング(セ4、栗東・村山)は、重賞初挑戦だった昨年のこのレースを勝利。その後、根岸S勝ち、フェブラリーSで5着、東京盃圧勝、JBCスプリントでクビ差2着とこの1年での地力強化ぶりは著しい。スピードにモノを言わせる脚質転換がハマっている印象もあり昨年比プラス3キロとなる斤量58キロがどうかだが、連覇の可能性は十分と言っていい。鞍上藤田菜七子騎手にとっては、中央重賞初勝利がかかる一戦だ。短期放牧を経て、先週ウッドコースで前向きな姿を披露。今週のひと追いでいい状態に仕上がってくるだろう。
ほか、中山ダート1200mのながつきSを快勝したゴールドクイーン(牝4、栗東・坂口)、ながつきSで2着だったヒロシゲゴールド(牡4、栗東・北出)、条件戦2連勝の上がり馬レッドアネラ(牝4、美浦・加藤征)にも上位食い込みの可能性十分。
■12月7日、中京競馬場で中日新聞杯(GIII、芝2000m)が開催される。
マイネルサーパス(牡3、美浦・高木)は、4カ月弱ぶりで初の対古馬戦だったオクトーバーSが0秒3差5着。そして前走・アンドロメダSはハンデ53キロの利はあったにせよ、中団からそつなく抜け出し勝利を収めた。充実一途の感があり、この相手関係なら勝利を意識できる。ハンデ55キロもまだ恵量だろう。
ほか、レコード決着だった今年5月の目黒記念で2着に入ったアイスバブル(牡4、栗東・池江)、ムラはあるが2017年金鯱賞2着、同年中日新聞杯3着など重賞で再三の好走がありコース相性もいいロードヴァンドール(牡6、栗東・昆)、昨年このレースで2着に入るなど左回りコースならいい脚を使うショウナンバッハ(牡8、美浦・上原)らも馬券圏内入りの可能性あり。
(Text:Nishimura)
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