【今週の新馬戦・注目馬】クリソベリルの半弟ヴァーダイトが日曜阪神で初陣！

■12月14日の阪神競馬場第5R・メイクデビュー阪神（新馬、芝1600m）では、ジュヌヴィエーブ（牝2、栗東・中内田）が鞍上川田騎手のエスコートでデビュー戦に臨む。半兄に現役時代仏2000ギニーを勝ち、種牡馬としても昨年の仏2歳GI・マルセルブーサック賞勝ち馬を送り出すなど順調な滑り出しを見せているスタイルヴァンドーム。稽古では追われてまだ頼りない面もあるが、操縦性は高く血筋の良さを感じさせている。実戦での走りに注目。

▽【ジュヌヴィエーブ】
父ダノンシャンティ
母プラスヴァンドーム
母父Dr Fong

ほか、12月14日の主な新馬戦・注目馬

■12月14日　中山競馬場第5R・メイクデビュー中山（新馬、芝1600m）

サクセスハーモニー（牝2、美浦・久保田）が、大野騎手の手綱でデビュー戦に挑む。半姉にクイーンCで2着に入りオークスにも進出、古馬となって福島牝馬Sを制したスイートサルサ。稽古ではコースで入念に追えているあたり体質面、脚元はかなりしっかりしたものがありそう。大野騎手が跨った今週の坂路追いでは単走馬なりでいい伸びを見せており、仕上がりは十分だ。

▽【サクセスハーモニー】
父ダイワメジャー
母スイートハビタット
母父Grand Lodge

■12月14日　中山競馬場第6R・メイクデビュー中山（新馬、ダ1800m）

バーナードループ（牡2、美浦・高木）は、祖母が北米でGI4勝を挙げたステラマドリッド。その牝系からはラッキーライラック、ミッキーアイル、アエロリットら活躍馬が数多く送り出されている。母は未出走だが、その全姉はローズSなど重賞4勝のダイヤモンドビコー。上のきょうだいにはステークスウィナーこそいないものの、セイリオス（中央5勝）やルファルシオン（中央4勝）らの名がある良血馬だ。コースと坂路を併用して仕上げられており、背腰の強さは水準以上だろう。時計も上々で、勝ち負けを意識できる。鞍上はC.ルメール騎手。

▽【バーナードループ】
父ロードカナロア
母ステラマリス
母父サンデーサイレンス

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■12月15日の阪神競馬場第5R・メイクデビュー阪神（新馬、芝2000m）で、ヴァーダイト（牡2、栗東・音無）が満を持して初陣に臨む。半兄にクリソライト（JDDなど重賞6勝）、全姉にマリアライト（宝塚記念などGI2勝）、そしてひとつ上の半兄は先日無敗6連勝でチャンピオンズCを制したクリソベリル。ほか、一族にはアロンダイト（JDD勝ち）、ブラックスピネル（東京新聞杯勝ち）、ダンビュライト（京都記念など重賞2勝）らがいる超良血だ。坂路での動きはいまひとつながら、初めてコースに下ろされた先週の稽古で6F80秒5という好タイムをマークした。素材は間違いなくいいものがありそうだし、乗り込み本数は十分過ぎるほど。初戦突破に期待できる。鞍上は川田騎手。

▽【ヴァーダイト】
父ディープインパクト
母クリソプレーズ
母父エルコンドルパサー

ほか、12月15日の主な新馬戦・注目馬

■12月15日　中山競馬場第5R・メイクデビュー中山（新馬、ダ1200m）

ファンファン（牡2、美浦・深山）が、鞍上北村宏騎手の手綱でデビュー戦に挑む。祖母フィールザビュウは中央3勝、叔父に中央5勝、JDDでは3着に入ったフィールザスマート。先週、今週の稽古ではスピード感あふれる動きを見せておりダート1200m戦はちょうどいい舞台になりそう。

▽【ファンファン】
父ジャングルポケット
母フィールザファン
母父デュランダル

■12月15日　中山競馬場第6R・メイクデビュー中山（新馬、芝1800m）

エターナルボンド（牡2、美浦・伊藤圭）が、デビュー戦を迎える。祖母シャピーラはドイツ版桜花賞にあたるGII・ヘンケルレネン勝ち馬。伯母に中央4勝セウアズール、伯父にここまで中央4勝のフュージョンロックがいるという血統背景だ。先週今週と古馬2勝クラスと互角以上の動きを示しており、絶好の仕上がりと言えそう。鞍上は田辺騎手が務める。

▽【エターナルボンド】
父キズナ
母シュピッツェ
母父Azamour

（Text:Nishimura）

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