【今週の重賞】[ホープフルS]前走圧巻コントレイル　3連勝は目前

■12月28日、中山競馬場でホープフルS（GI、芝2000m）が行われる。

コントレイル（牡2、栗東・矢作）は阪神千八の新馬戦、そして前走東スポ杯2歳Sとここまで無敗の2連勝中。そつのない立ち回りから楽に抜け出した初戦も好内容だったが、前走は出たなり中団から直線軽く仕掛けられただけで5馬身突き抜けてのレコードVという圧巻のパフォーマンスだった。否応にもクラシックを意識させる大器で、右回り、関東遠征を経験済み。3連勝でのGI制覇は目前だ。中5週でここへ臨むのは当初の予定通りで、中間の調整は順調。先週福永騎手が跨ったコース追いでは直線半ばで気を抜くような場面も見せたが、ここでしっかり鞍上が叱咤したことでラストにいい伸びを見せた。これが実質の最終追いで、今週は流す程度で大丈夫だろう。

ワーケア（牡2、美浦・手塚）は、休みを挟んで東京千八戦を無敗2連勝。前走は4カ月ぶりながら馬なりオンリー調整で、心身ともに余裕を持たせての仕上がりと思えたが絶好の折り合いから、ラストは見せムチだけで突き抜けた。右回りは未経験だが、前走の内容から底知れない素質の持ち主なのは確か。渋った馬場でも走れていたので、いまの中山馬場で特に割り引く必要もない。勝ち負けになる。この中間も馬なりオンリーだが、本数は申し分なく古馬準オープン馬と互角の動き。前走からの良化ぶりは著しい。

ほか、 札幌2歳Sを快勝したブラックホール（牡2、美浦・相沢）、6頭立てながら中山二千の芙蓉Sを制しているのは魅力のオーソリティ（牡2、美浦・木村）、ワールドプレミアの半弟でここまで無傷2連勝のヴェルトライゼンデ（牡2、栗東・池江）らも上位進出を狙う。



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