【今週の新馬戦・注目馬】ジェンティルドンナ全妹ダブルアンコール　日曜阪神でデビュー

■12月21日の阪神競馬場第5R・メイクデビュー阪神（新馬、芝1800m）では、レッドデュラン（牡2、栗東・角居）が初陣に臨む。母は紅梅Sを勝ち桜花賞ではアユサンにクビ差の2着、古馬となっても短距離路線でいい走りを続けたレッドオーヴァルだ。その兄、つまりレッドデュランから見て伯父には安田記念を制したストロングリターン。今週の追い切りでは序盤から飛ばしたため終いを要してしまったが、活気の良さは強調できる。C.ルメール騎手がどう制御するかに注目したい。

▽【レッドデュラン】
父エピファネイア
母レッドオーヴァル
母父ディープインパクト

ほか、12月21日の主な新馬戦・注目馬

■12月21日　中山競馬場第5R・メイクデビュー中山（新馬、芝2000m）

ランドアーティスト（牡2、美浦・木村）が、R.ムーア騎手の手綱でデビュー戦に挑む。叔母にヴィクトリアマイル勝ち馬のコイウタ、大伯母に抜群の決め手を誇ったビハインドザマスク（スワンSなど重賞3勝）。父ダイワメジャーの半兄タイセイサミットはメイSなど中央で5勝を挙げた。先週までは動きに鈍さを感じさせたが日曜追い、そして今週の追い切りでピリッとした雰囲気が出てきて態勢は整ったようだ。

▽【ランドアーティスト】
父ヴィクトワールピサ
母ヴァインドレッサー
母父エンドスウィープ

■12月21日　中山競馬場第6R・メイクデビュー中山（新馬、ダ1800m）

ビバヴィットーリオ（牡2、美浦・戸田）がデビュー戦を迎える。半兄には2013年の弥生賞でクビ差の2着に入り現在は障害オープンで渋太く活躍中のミヤジタイガ。雄大な馬体だが併せ馬では機敏な動きを見せており、初戦から力を出してくれそう。鞍上はO.マーフィー騎手。

▽【ビバヴィットーリオ】
父ヴィクトワールピサ
母フローレンスガール
母父El Corredor

■12月21日　阪神競馬場第6R・メイクデビュー阪神（新馬、ダ1800m）

ホウオウジョーカー（牡2、栗東・安田翔）が、鞍上川田騎手でデビュー戦を迎える。伯母にマイルCSを勝ったブルーメンブラット、半兄は青葉賞で3着に入ったアドマイヤウイナーだ。夏のデビューを念頭に調整されていたが、いったん放牧に出され再入厩。以降は順調に時計を詰め、ほぼ万全の状態だ。

▽【ホウオウジョーカー】
父ルーラーシップ
母ソングバード
母父ダンスインザダーク

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■12月22日の阪神競馬場第6R・メイクデビュー阪神（新馬、芝1400m）では、良血馬ダブルアンコール（牝2、栗東・池江）が出陣する。本馬の全姉はGI7勝のジェンティルドンナや重賞2勝馬ドナウブルーなど。栗東ポリで行われた最終追い切りでは大きく先行した古馬3勝クラスに先着する圧巻の動き。稽古の本数こそ少ないが仕上がりに不安はなさそうだ。

▽【ダブルアンコール】
父ディープインパクト
母ドナブリーニ
母父Bertolini

ほか、12月22日の主な新馬戦・注目馬

■12月22日の中山競馬場第4R・メイクデビュー中山（新馬、ダ1200m）では、アルマセグレート（牝2、美浦・高柳瑞）がデビューする。半姉クラーベセクレタは南関東二冠馬、そしてダートグレード競走・クイーン賞ではJRA勢を撃破している実力馬。稽古では古馬と遜色ない動きを披露しており、初戦の走りが期待できそうな状態に仕上がっている。

▽【アルマセグレート】
父ゴールドアリュール
母シークレットルーム
母父タイキシャトル

■12月22日の中山競馬場第5R・メイクデビュー中山（新馬、芝1600m）では、ブライドグルーム（牡2、美浦・堀）が初陣を迎える。本馬の父は名スプリンターのロードカナロア、母は重賞2勝馬フーラブライド。この中間は入念に乗り込まれており、上々の動きを見せている。鞍上は世界的名手のR.ムーア騎手を予定している。

▽【ブライドグルーム】
父ロードカナロア
母フーラブライド
母父ゴールドアリュール
（Text:Shinohara/Nishimura）

▽【関連リンク】
■【Weekly POG2019⇒2020】先週の結果を公開中！

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