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【今週の重賞】[日経新春杯]レッドジェニアル 京都外回りが合う[京成杯]超良血スカイグルーヴに注目[愛知杯]パッシングスルー 小倉で反撃へ

■1月19日、京都競馬場で日経新春杯(GIII、芝2400m)が行われる。

レッドジェニアル(牡4、栗東・高橋忠)は、京都新聞杯で長くいい脚を使い、勝ちパターンに持ち込んでいたロジャーバローズをクビ差捉えた。菊花賞でもジワッと伸びて0秒6差6着。いかにも京都外回りが合うタイプで、気性面を考えると距離は今回ぐらいがいちばんいいだろう。重賞2勝目のチャンス到来か。3カ月ぶりになるが中間はここ一本に絞り入念に追われており、緩んだ雰囲気は感じられない。折り合い重視だった先週の追い切りではやや行きたがるところを見せたが許容範囲。ラストはいい反応を示して、ほぼ万全の仕上がりと言える。

メロディーレーン(牝4、栗東・森田)は、昨年9月阪神芝2600m戦のレコードを更新し、続く菊花賞では0秒4差の5着に入るなど長丁場はドンと来いというタイプだ。前走の自己条件は案外な4着だったが、直線で揉まれる不利が響いたもので力負けではなかった。今回2階級の格上挑戦でも、通用の可能性は十分。JRA最軽量出走記録を持つ華奢な身だけに、軽ハンデ49キロで出られるのは大きなアドバンテージでもある。中間の稽古時計は地味だが、これはいつものこと。本数、負荷は申し分なく馬体維持に苦心している雰囲気もない。依然好調。

ほか、3着だった前走・アルゼンチン共和国杯からハンデ据え置きは有利に映るアフリカンゴールド(セ5、栗東・西園)、15着と大敗したジャパンCから巻き返したいタイセイトレイル(牡5、栗東・矢作)、実質トップのハンデ55キロがどうかだが、前走・中日新聞杯勝ちで見せた末脚は魅力のサトノガーネット(牝5、栗東・矢作)らも上位進出を狙う。

■1月19日、中山競馬場で京成杯(GIII、芝2000m)が行われる。

スカイグルーヴ(牝3、美浦・木村)は、11月の東京芝2000m戦でデビュー。無理することなくハナに立つと、直線でもほとんど追ったところないまま突き抜け5馬身差の圧勝を収めた。時計はスローペースだったことを考えれば上々の2分1秒4。曾祖母エアグルーヴ、祖母アドマイヤグルーヴ、叔父にドゥラメンテという超良血馬だけに、当然奥はまだまだありそう。牡馬相手の重賞で条件は楽ではないが、あっさり突破してなんら不思議はない。中山で走るにあたって、スタートセンスが優れているのは大きな武器だ。体調面からか、帰厩後の攻めは若干手緩い感はあるものの実際の動きは鋭さ満点。デビュー戦時もこんな感じだったし、この馬なりに順調だろう。

ほか、京都2歳Sで逃げて3着だったロールオブサンダー(牡3、栗東・橋口)、阪神二千の1勝クラス特別・エリカ賞を逃げ切り勝ちしたヒュッゲ(牡3、栗東・友道)、中山二千のオープン特別・芙蓉Sで2着だったウインカーネリアン(牡3、美浦・鹿戸)らにも注目だ。

■1月18日、小倉競馬場で愛知杯(GIII、芝2000m)が行われる。

パッシングスルー(牝4、美浦・黒岩)は、昨年の紫苑S勝ち馬。続く秋華賞は10着に終わったが、大外枠から位置を取りに行ったのが裏目に出たようだし、稍重という発表以上に渋かった馬場もキツかったよう。小回り向きの機動力は魅力で、紫苑Sがそうだったように開幕週開幕日の馬場なら本領発揮に期待できる。エリ女組に対して有利なハンデ54キロもいい。3カ月ぶりになるが、コース追いで再三の好調教を披露できており、すこぶる順調そう。思惑通りの状態に仕上がりつつある。

ほか、昨秋のエリザベス女王杯で0秒3差4着だったセンテリュオ(牝5、栗東・高野友)、0秒4差6着だったサラキア(牝5、栗東・池添学)、自己条件での大敗続くが小倉2戦2勝とハンデ49キロが不気味なカレンシリエージョ(牝5、栗東・鈴木孝)らにも注目だ。
(Text:Nishimura)

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