【地方競馬トピックス】明日、川崎で交流GI・川崎記念　発走は16時10分

1月29日、川崎競馬場で川崎記念（JpnI、ダ2100m）が開催される。このレースにはJRAから5頭、地方所属馬が7頭出走する。発走は16時10分。

枠順は以下の通り。

1枠1番 ケイティブレイブ　 （牡7、栗東・杉山） 森泰斗

2枠2番 ミツバ 　 （牡8、栗東・加用） 和田

3枠3番 アナザートゥルース （セ6、美浦・高木）　大野

4枠4番 デルマルーヴル 　 （牡4、美浦・戸田）　O.マーフィー

5枠5番 キタノイットウセイ （牡10、笠松・栗本陽）　竹村達
5枠6番 コウエイワンマン　 （牡9、愛知・今津博）　岡村健

6枠7番 モズオトコマエ （牡6、北海道・田中正）　吉原寛
6枠8番 オールブラッシュ　 （牡8、大井・藤田輝）　今野忠

7枠9番 ヒカリオーソ 　　 （牡4、川崎・岩本洋）　山崎誠
7枠10番 メイプルブラザー （牡6、栗東・山内）　松山

8枠11番 ミューチャリー （牡4、船橋・矢野義）　御神本訓
8枠12番 チュウワウィザード（牡5、栗東・大久保）　川田

チュウワウィザード（牡5、栗東・大久保）は、一昨年暮れからオープン戦線に参戦。好位で流れに乗る自在性を武器に崩れない走りを見せてきた。昨年は帝王賞2着に入ると、休み明けだったJBCクラシックでオメガパフュームを競り落とし初のGI級制覇。前走・チャンピオンズCはキャリア初の馬券圏外4着に終わったものの超ハイレベルなメンバー構成だったし、主戦の川田騎手から手変わりがあったことも考えればなんら恥じることのない走りと言えた。川崎は初となるが船橋でダイオライト記念、浦和でJBCクラシックを制しており左回り小回りのコースは走りやすいはず。今回の相手関係なら堂々の主役だ。GIを走った疲れを感じさせず昨年暮れから順調に時計を出しており、いいデキをキープできている。

ケイティブレイブ（牡7、栗東・杉山）は、一昨年の川崎記念覇者で昨年は2着に入っている。昨年3月にはドバイへ遠征したが現地で腸捻転を発症、開腹手術を施されなんとか一命を取りとめるという大きなアクシデントに見舞われた。しかし国内復帰戦だった昨年11月の浦和記念で3馬身差圧勝を収め、地力健在をアピールしている。前走東京大賞典が8着と案外も、復帰戦快勝の反動が少なからずあっただろうし逃げたアポロテネシーが刻んだ前半5F61秒6という異例のハイペースを2番手で追ってしまう流れの不利もあった。流れが落ちつく得意の川崎2100m戦なら反撃必至。中間はコース追いでいい負荷を掛けられており体調は依然良さそう。馬なりオンリーだった前走時よりいい状況だ。

デルマルーヴル（牡4、美浦・戸田）は、2歳11月の兵庫ジュニアグランプリで重賞初制覇。その後全日本2歳優駿2着、UAEダービー4着、JDD2着、レパードS2着と勝ち切れないながら世代のなかで上位の力を示してきた。前走、対古馬2戦目だった名古屋グランプリで先行押し切りを図るアングライフェンをクビ差で差し切り、兵庫ジュニア以来となる待望の重賞2勝目。この勢いに乗り、一気にGI級タイトルを掴んでみせたい。先週O.マーフィー騎手が騎乗したポリトラックコースでの併せ馬では、相手が格下だったとは言えアオりにアオっての併入を見せ、追えばいくらでも突き放せそうな雰囲気にあった。休みなく走っているが、高いレベルでの好調キープ。

ミツバ（牡8、栗東・加用）は、昨年このレースで2着ケイティブレイブに2馬身半差で勝利。その後は勝ち負けに絡めていないが、距離やペースが噛み合わなかった面もあった。馬場が水分で締まりペースも速くなり、この馬にとって時計が速過ぎた昨年帝王賞で4着に入れたあたり、距離はこのぐらいが良さそう。良馬場だった昨年と異なり、降雨の影響が残りそうな今年は求められる時計が違ってくるもののコース相性は間違いなく高い。流れひとつで好走があっていいだろう。

地方馬はさすがに分が悪いが、上位食い込みがあるとすればミューチャリー（牡4、船橋・矢野義）か。昨年の南関クラシック初戦・羽田盃で5馬身差の圧勝。JDDでは地方馬最先着、勝ったクリソベリルに0秒6差の3着に入っていた。ここに入ってもそこまで力は見劣らない。前走やJDDなどで道悪馬場での時計勝負に対応できるのは証明済み。降雨の影響が残りそうな明日の馬場は追い風となりそう。御神本訓騎手の手綱捌きにも期待。

（Text:Nishimura）

▽【関連リンク】
■【競馬サロン】新ステージ始動！

■【競馬サロン】申込ページにうまく遷移しない場合はこちら
■【Weekly POG2019⇒2020】絶賛開催中！

■【重要】登録ができない、メールが届かない会員様へ