おしらせ
【今週の重賞】[AJCC]ミッキースワロー この条件は得意中の得意[東海S]インティ 先頭ゴールインは譲れない
■1月26日、中山競馬場でAJCC(GII、芝2200m)が行われる。
ミッキースワロー(牡6、美浦・菊沢)は、2017年セントライト記念勝ちに2018年AJCC2着。そして昨年秋のオールカマーでも2着と“リピーター”が多いとされる中山11F戦を得意中の得意としている。前走・福島記念では酷量58.5キロを背負いながらも0秒2差3着。能力面にいささかの陰りも感じられない。勝ち負けになる。中間は有馬記念を自重し、得意条件のここに絞って調整。2週前横山典騎手、先週は菊沢師が跨り併せ馬で軽快そのものの動きを見せた。ほぼ万全の状態。
ブラストワンピース(牡5、美浦・大竹)は、3歳時に毎日杯、新潟記念、有馬記念を制覇。能力はもちろんだが、コースや季節や距離、回りなど幅広いレンジで走れる対応力も現役トップクラスだろう。国内では札幌記念の1勝のみ、凱旋門賞も極端な道悪に泣き力を出せずとリズムを欠いた昨年の流れをここで断ち切り、改めて軌道に乗ることができるか。連覇の懸かる有馬記念はパスし、海外遠征の疲れをじっくり癒してから稽古を再開。牧場でそれなりに負荷を掛けられていたようで、帰厩そうそうの時計で上々の動きを披露している。先週はウッドコースで自己ベストに迫る6F79秒7を計時。このひと追いでグンと良くなってくるだろう。
ほか、昨年のオールカマーで逃げ切ってミッキースワローらを封じたスティッフェリオ(牡6、栗東・音無)、昨年の京成杯覇者ラストドラフト(牡4、美浦・戸田)、2017年ホープフルS3着や2019年中山金杯2着などこの時期の中山で強いステイフーリッシュ(牡5、栗東・矢作)らも上位進出を狙う。
■1月26日、京都競馬場で東海S(GII、ダ1800m)が行われる。
インティ(牡6、栗東・野中)は、昨年中京競馬場での東海Sで重賞初制覇を果たし、勢いそのままにフェブラリーSも勝利した。その後脆さも見せたが、前走チャンピオンズCで自分の形から上々の粘りを発揮し0秒2差3着。この相手関係なら力量は完全に抜けた存在だし、コース経験も豊富だ。みやこSでの大敗原因と言える同型スマハマがいるのが気にはなるが、あの敗北を糧として同じ徹を踏まないよう当然策は練ってくるはず。先頭ゴールインは譲れない一戦になる。調整は順調に進んでおり、前走GIで好走した疲れは感じなれない。先週はウッドコースで終い重点に追われ、抜群の反応を示した。高いレベルで安定。
ほか、右回りダートではここまで無敗のエアアルマス(牡5、栗東・池添学)、今回と同じ条件となる昨年11月のみやこSで重賞初制覇を果たしたヴェンジェンス(牡7、栗東・大根田)、前走2着で右回りでも力を発揮した昨年の3着馬スマハマ(牡5、栗東・高橋亮)、みやこS2着、チャンピオンズC5着といまだ力量堅持している古豪キングズガード(牡9、栗東・寺島)らにも注目だ。
(Text:Nishimura)
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