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【今週の重賞】[東京新聞杯]3連勝ヴァンドギャルド ここも通過点か[きさらぎ賞]好素質アルジャンナ ここは負けられない

■2月9日、東京競馬場で東京新聞杯(GIII、芝1600m)が行われる。

ヴァンドギャルド(牡4、栗東・藤原英)は、デビュー2戦目の一昨年東スポ杯でタイム差なしの3着、昨年3月の毎日杯で0秒2差3着に入っていた素質馬。春夏は休養して成長に専念、秋に5カ月ぶりに復帰するとここまで条件戦3連勝と一気に軌道へ乗ってきた。レースぶりに荒削りな面を見せているあたり、まだまだ奥はありそう。厩舎は異なるが昨年のマイル王インディチャンプを彷彿とさせる足跡で、同馬同様ここでの初タイトル獲得を通過点にマイル戦線の主役に躍り出る可能性は十分だ。当初からここを目標にした調整が進められており、順調に来ている。時計に派手さはないが、この馬はこれで問題なし。先週のコース追いではオープン馬パフォーマプロミスをアオる動きを見せていたし、持てる力をフルに出してきそうな雰囲気だ。

レッドヴェイロン(牡5、栗東・石坂正)は、母エリモピクシーで兄姉にはリディル、クラレント、レッドアリオン、レッドアヴァンセらマイル強者がずらり。レッドヴェイロン自身もアーリントンC3着、NHKマイルCでタイム差なしの3着と早期から活躍していたが、一昨年末から脚部不安により1年弱に及ぶ休養を余儀なくされていた。復帰戦だった昨年10月末の紅葉Sは馬なりオンリーの仕上げ、プラス20キロでの出走でどこまで……という一戦だったが、接戦を凌ぎ快勝。改めて能力の高さをアピールしている。続く前走・キャピタルSは2着に終わったものの、これは重馬場巧者の勝ち馬に巧く乗られた感があった。久々快勝の反動はなく、形だけとは言えオープン昇級初戦で連対確保。重賞戦線でやれるメドは立っている。NHKマイルC好走や復帰からの2戦で強さを示せたように、東京マイルは最適舞台。この馬も初重賞制覇のチャンス十分だ。帰厩後の攻めはやや手緩い感があるものの本数そのものは順調にこなせている。あとひと追いあれば走れる態勢は整いそうだ。

ほか、昨年エプソムC勝ちに富士S2着と東京コース得意なレイエンダ(牡5、美浦・藤沢和)、関屋記念勝ちやヴィクトリアマイル2着などの実績があるプリモシーン(牝5、美浦・木村)、昨年の中京記念でハナ差2着、富士Sで0秒3差4着があるクリノガウディー(牡4、栗東・藤沢則)らも上位進出を狙う。

■2月9日、京都競馬場できさらぎ賞(GIII、芝1800m)が行われる。

アルジャンナ(牡3、栗東・池江)は昨年9月、阪神芝二千の新馬戦でデビュー。5頭立てとあって超スローとなったが、鞍上川田騎手が懸命に制御し後方で脚を溜めると、直線ではノーステッキで抜け出し器の大きさをアピールした。続く前走・東スポ杯は一気の相手強化かつ初の関東遠征で試金石の一戦。2歳王者コントレイルに完敗ではあったが、アルジャンナ自身も上々の折り合いからレコード更新のタイムで駆けており、時計勝負へ対応できたのは収穫と言えただろう。走りやすい京都外回り戦で、相手関係もそこまでではない今回、負けは許されない状況。ここで初タイトルを獲得し、クラシック本番で改めてコントレイルに挑戦したい。先週川田騎手が騎乗した坂路追いでは大きく先行させた年長馬を手応えで圧倒、半馬身の先着を果たしている。ほぼ万全。

ほか、GI・朝日杯FSでメンバー最速の末脚から3着に食い込んだグランレイ(牡3、栗東・池添学)、京都千八の未勝利戦快勝、シンザン記念で3着に入るなどコース適性高いコルテジア(牡3、栗東・鈴木孝)、札幌2歳Sでの2着以来5カ月ぶりとなるサトノゴールド(牡3、栗東・須貝)、カミノタサハラやマウントシャスタの全弟にあたる良血馬ストーンリッジ(牡3、栗東・藤原英)らにも注目だ。
(Text:Nishimura)

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