【今週の新馬戦・注目馬】オルフェーヴルのおい、ラブリーデイのいとこなど今週も良血馬がデビュー

■2月29日の中山競馬場第6R・メイクデビュー中山（新馬、芝2000m）ではヘイルメリー（牡3、美浦・木村）が、北村宏騎手の手綱でデビュー戦に臨む。母は中央4勝、ローズSで3着、秋華賞で4着に入ったクーデグレイス。いとこには天皇賞・秋、宝塚記念とGIを2勝したラブリーデイがいる。当初昨夏デビューを念頭に調整されていたが、骨折のため延期。2月の再入厩後は順調に追われており、脚元に不安はなさそうだ。今週は中山記念に出走するGI馬ステルヴィオに胸を借り、しっかり食い下がれていた。仕上がりは良さそう。

▽【ヘイルメリー】
父オルフェーヴル
母クーデグレイス
母父ホワイトマズル

■2月29日の阪神競馬場第4R・メイクデビュー阪神（新馬、ダ1200m）で、マコトヤマンバギリ（牡3、栗東・鮫島）がデビューする。祖母は秋華賞馬ブゼンキャンドルで、半兄に葵S（当時オープン特別）など中央5勝のマコトナワラタナ、叔父に中央4勝キネオイーグルら。追われてモタれるなどまだ若さを残す現状だが、坂路とコースでしっかり負荷を掛けられているのには好感が持て、背腰の強靭さは水準以上のものがありそう。騎乗するのは坂井騎手。なお馬名の“ヤマンバギリ”はJRAの馬名説明によれば「山姥切。戸隠山の山姥を退治した伝説に由来する刀」とのことだ。

▽【マコトヤマンバギリ】
父アルデバラン2
母マコトキンラン
母父サンデーサイレンス

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■3月1日の中山競馬場第4R・メイクデビュー中山（新馬、ダ1200m）では、リアトリス（牝3、高木・高木）がデビューする。半姉ビスカリアは交流重賞・TCK女王盃を圧勝、半兄シンキングマシーンは中央5勝を全てダートで挙げており砂適性の高い血統背景と言えるだろう。鞍上は大野騎手を予定している。

▽【リアトリス】
父スマートファルコン
母フサイチジェット
母父Gilded Time

■3月1日の阪神競馬場第5R・メイクデビュー阪神（新馬、芝2000m）では、アリーガル（牡3、栗東・池江）が参戦する。本馬は伯父にGI6勝のオルフェーヴルやGI3勝のドリームジャーニーがいる血統背景の持ち主。この中間は栗東坂路での調教がメインで1週前追い切りでは3歳未勝利クラスに先着を果たしており、力強いフットワークから血筋の良さを垣間見せた。

▽【アリーガル】
父エピファネイア
母マトゥラー
母父ディープインパクト

（Text:Shinohara／Nishimura）

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