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【今週の重賞】[スプリングS]良血ヴェルトライゼンデ 主役は譲れない[阪神大賞典]実力馬キセキ 乗り込み入念[フラワーC]シーズンズギフト3連勝狙う

■3月22日、中山競馬場で3着馬までに優先出走権が与えられる皐月賞トライアル・スプリングS(GII、芝1800m)が行われる。

ヴェルトライゼンデ(牡3、栗東・池江)は、叔父にプリンスオブウェールズSなど欧州でGI3勝のマンデュロ。半兄にマイラーズCなど重賞2勝、皐月賞2着のワールドエース、同じく半兄に昨年の菊花賞勝ち&有馬記念3着のワールドプレミアがいる、この世代屈指の良血馬だ。新馬勝ち、萩S勝ちと順調にデビュー2連勝を飾った後ホープフルSでコントレイルに1馬身半差の敗北を喫したが、上がり3Fは勝ち馬と同じ35秒8。前半の位置取り次第ではもっと際どい勝負になっていても良かった。今回の相手関係なら主役は譲れない。ここを勝ち切り、改めてコントレイルに挑戦状を叩き付けたいところだろう。先々週、先週と古馬オープン・アイスバブルと併せられ、先着を連発。仕上がりに抜かりはない。

サクセッション(牡3、美浦・国枝)は、マイラーズCなどここまで中央5勝クルーガーの全弟。デビュー以来マイルで使われており、中山ではアスター賞、前走ジュニアCと2戦2勝だ。初の9F戦がどうかだが、逃げ切ったアスター賞にしてもスピードの違いで自然にハナへ立っただけ。そこまで行きたがるタイプではなく、脚を溜める競馬はできていたので守備範囲と見ていいだろう。得意コースで上位進出を狙う。休みを挟んで肉体の成長著しく、以前より楽にいい時計が出せているのは好感。

ほか、小倉二千の特別戦を渋太く勝ち上がったファルコニア(牡3、栗東・角居)、5着だった共同通信杯からの前進目指すココロノトウダイ(牡3、美浦・手塚)らも上位進出を狙う。

■3月22日、阪神競馬場で阪神大賞典(GII、芝3000m)が行われる。

キセキ(牡6、栗東・角居)は、2017年の菊花賞以降勝ち鞍こそないが一昨年ジャパンCで2着、昨年春の天皇賞で3着、大阪杯2着、宝塚記念2着と圧倒的なスピードの持続力を武器にハイレベルな戦いを続けてきた。前走・有馬記念は海外遠征帰りで調整に難しさがあり、レースではまさかの出遅れとなったがジワジワと盛り返し2着サートゥルナーリアに0秒3差5着に入った。依然現役トップ級の一角と言っていい実力馬だ。コース、距離ともに好相性だけに本調子にさえあればまず勝ち負けだろう。肝心の状態面だが、2月上旬から入念過ぎるほどに坂路での本数を重ね、今月に入ってからのコース追いで実戦感覚を涵養と調整の順調さは前走とは雲泥の差。ほぼ万全だ。

ほか、昨年のダイヤモンドSを勝ち天皇賞・春では5着、ジャパンCも5着に入るなど長丁場はドンと来いのユーキャンスマイル(牡5、栗東・友道)、今年2月のダイヤモンドSで2着だったメイショウテンゲン(牡4、栗東・池添兼)、目下3連勝中の上がり馬ボスジラ(牡4、美浦・国枝)らにも注目だ。

■3月20日、中山競馬場でフラワーC(GIII、芝1800m)が行われる。

シーズンズギフト(牝3、美浦・黒岩)は、昨年11月の福島戦を勝ち、2カ月半ぶりだった前走・若竹賞も制してここまで無傷2連勝。行きたがったり、追われてモタれたりと2戦とも若さを見せながらの快勝続きで器は底知れないものがある。3戦目でレースへの慣れは見込めるし、久々の前走を使われての気配上昇も大きそう。前走と同じ中山千八戦で3連勝なるか。先週は古馬オープンに食らい付く動きを見せており、調整は順調そのもののようだ。

ほか、こちらも無傷2連勝の良血馬ミアマンテ(牝3、美浦・木村)、5カ月ぶりだった前走・フェアリーSで3着に入ったポレンティア(牝3、美浦・田中博)、勝ち切れないが相手なりに走れているエヴァーガーデン(牝3、美浦・高橋祥)らにも注目だ。

(Text:Nishimura)

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