おしらせ
【今週の重賞】[金鯱賞]サートゥルナーリア 申し分のない仕上がり[フィリーズR]前走圧巻カリオストロ[中山牝馬S]コントラチェック 中山戦は大の得意[ファルコンS]ラウダシオン 距離適性抜群
■3月15日、中京競馬場で金鯱賞(GII、芝2000m)が行われる。
サートゥルナーリア(牡4、栗東・角居)は、昨年の皐月賞など芝2000mのGIを2勝。古馬初対戦だった天皇賞・秋は精神的なリズムを崩したようで6着に終わったものの、続く超豪華メンバーの有馬記念では2着に入ってみせた。左回りコースで勝ち切れていないあたりがどうかだが、実力では国内最強クラス。この相手関係ならば勝利が求められる一戦となる。帰厩後は坂路とコース追いを併用し、ひと追いごとに気配を上げている。先週、栗東CWでの併せ馬ではゴール前で気合いを入れられ1F11秒3(強め)と切れに切れた。休養からの復帰戦と考えれば、申し分のない仕上がりにある。
ロードマイウェイ(牡4、栗東・杉山)は、昨年6月の1勝クラス特別を快勝するとそこから前走・チャレンジCまで電車道の5連勝で来ている。その前走は駐立が悪くスタートが後手になりながら、しっかり脚を溜めて勝ち切ったという内容。休まず連勝を続けている間、体重を増やし続けていたあたりも充実ぶりを物語る。皐月賞馬に胸を借りる格好となるが、勢いに乗じての逆転があっても驚けない。先週、川田騎手が騎乗したウッドコース追いでは、単走ながら自己ベストを大幅に更新する6F78秒2(一杯)をマーク。休養効果でさらにパワーアップを果たした印象がある。
ほか、一昨年の中日新聞杯を制したギベオン(牡5、栗東・藤原英)、東スポ杯2歳Sなど重賞2勝の実績があるニシノデイジー(牡4、栗東・高木)らも上位進出を狙う。強烈な決め手で昨年の中日新聞杯を勝ったサトノガーネット(牝5、栗東・矢作)と中山記念で3着だったソウルスターリング(牝6、美浦・藤沢和)は中山牝馬Sにも登録があり、両にらみの状況だ。
■3月15日、阪神競馬場で3着馬までに優先出走権が与えられる桜花賞トライアル・フィリーズレビュー(GII、芝1400m)が行われる。
カリオストロ(牝3、栗東・加用)は、前走、阪神千四の万両賞で圧巻の逃げ切り勝ち。速い時計が出る馬場コンディションがフィットしたようで、2歳レコードを更新するおまけ付きの勝利だった。今回初の重賞挑戦となるが、前走で快勝した舞台での一戦。主役扱いでいいだろう。2週前、1週前とコースで実戦並みの追い比べを消化。体調はかなり良さそうだ。
ほか、阪神JFで5着だったヤマカツマーメイド(牝3、栗東・池添兼)、1200mのオープン特別で2勝しているケープコッド(牝3、美浦・高柳)、京都芝1400mのリステッド・紅梅Sで3着に入ったマテンロウディーバ(牝3、栗東・中内田)らにも注目だ。
■3月14日、中山競馬場で中山牝馬S(GIII、芝1800m)が行われる。
コントラチェック(牝4、美浦・藤沢和)は昨年フラワーC、ターコイズSと中山の重賞を2勝。スピードに乗りながら道中脚を溜めることができ、中山中距離戦が大の得意というタイプだ。ハンデは前走から1キロ増の55キロとなるが、余力十分だった前走の勝ちっぷりから考えれば克服可能だろう。半姉バウンスシャッセと同様のフラワーC&中山牝馬S制覇なるか。3カ月の休養明けになるが、このレース一本に絞って順調に調整されており先週は併せた相手を圧倒。好仕上がりだ。
ほか、前走の愛知杯で重賞3勝目を挙げたデンコウアンジュ(牝7、栗東・荒川)、昇級初戦のターコイズSで2着に入ったエスポワール(牝4、栗東・角居)、ターコイズSで5着、京都牝馬Sで3着とオープン昇級後好走を続けているメイショウグロッケ(牝6、栗東・荒川)らにも注目だ。
■3月14日、中京競馬場でファルコンS(GIII、芝1400m)が行われる。
ラウダシオン(牡3、栗東・斉藤崇)は、もみじSにクロッカスSと千四のオープン特別を2勝と距離適性抜群。渋ったコンディションでも苦にせず走れるのも好材料で、首位争いに加わってきそうだ。休みなく走っているが前走後も順調に追われており、依然好調域にある見ていいだろう。
ほか、函館2歳S勝ち、京王杯2歳Sで2着に入ったビアンフェ(牡3、栗東・中竹)、デイリー杯2歳Sで2着に入ったウイングレイテスト(牡3、美浦・青木)、フェアリーSで4着だったシャインガーネット(牝3、美浦・栗田徹)らにも注目だ。
(Text:Nishimura)
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