【今週の新馬戦・注目馬】ディアドラ半弟、モズカッチャン半弟ら今週も良血馬がデビュー

■3月7日の中山競馬場第4R・メイクデビュー中山（新馬、ダ1800m）ではナバーラ（牡3、美浦・宮田）が、C.ルメール騎手の手綱でデビュー戦に臨む。半姉に3歳時秋華賞を勝ち、この1年は世界の大レースを転戦し好走を続けるディアドラ。いとこに日本ダービー馬ロジユニヴァース、伯父にダイオライト記念などダート重賞4勝のランフォルセらがいる良血馬だ。ここまで時間を掛けて乗り込まれており、今週の追い切りでは古馬2勝クラスと追走併入。勝ち負けを意識できる仕上がりだろう。なお、これが今週末から開業となる宮田敬介厩舎にとっての初出走となる。

▽【ナバーラ】
父キングカメハメハ
母ライツェント
母父スペシャルウィーク

■3月7日の阪神競馬場第4R・メイクデビュー阪神（新馬、ダ1400m）で、モズトリプルエー（牡3、栗東・鮫島）がデビューする。名牝ブライトティアラを曾祖母に持ち、ゴールドティアラ（南部杯勝ち）、ポエッツヴォイス（英GI・QE2世S勝ち）、ステファノス（富士S勝ち、天皇賞・秋で2着など）ら一族には活躍馬多数。半姉（父ハービンジャー）は、エリザベス女王杯を制したモズカッチャンだ。やや出掛けのスピードで見劣る感はあるが、追われての伸びはしっかり。悪くない状態で初戦を迎えられそう。

▽【モズトリプルエー】
父グランプリボス
母サイトディーラー
母父キングカメハメハ

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■3月8日の中山競馬場第4R・メイクデビュー中山（新馬、ダ1200m）では、サクラトップホーム（牝3、美浦・奥平）がデビューする。母サクラトップクインは中央3勝、伯父にダービー馬タヤスツヨシ。やや一本調子なところはあるが、坂路とコースを併用されての調整では活気ある姿を見せており、状態は悪くなさそう。鞍上は先週デビューした小林脩斗騎手が務める。

▽【サクラトップホーム】
父ケイムホーム
母サクラトップクイン
母父ジャングルポケット

■3月8日の阪神競馬場第4R・メイクデビュー阪神（新馬、ダ1800m）では、タガノカリュウド（牡3、栗東・五十嵐）が参戦する。祖母はフサイチエアデール（報知杯4歳牝馬特別など重賞4勝、桜花賞2着など）、伯父にフサイチリシャール（朝日杯FS勝ち）、叔母に重賞勝ちこそないが昨年牝馬3冠全てに参戦し存在感示したビーチサンバら。今週の追い切りでは既にデビューし勝ち上がっている3歳僚馬を突き放しており、脚力、仕上がりともにかなりのレベルだろう。鞍上は福永騎手。

▽【タガノカリュウド】
父キングカメハメハ
母ボルボレッタ
母父ウォーエンブレム

（Text:Nishimura）

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