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【今週の重賞】[京都牝馬S]ウォーターナビレラがファンタジーS以来の重賞制覇目指す

2月18日、阪神競馬場で第58回・京都牝馬S(GIII、芝1400m)が開催される。

ウォーターナビレラ(牝4、栗東・武幸)はファンタジーSの勝ち馬で桜花賞の2着馬。積極的な競馬が持ち味の同馬は、前走の秋華賞でもいつも通り好位からレースを進めたものの、直線で脚が上がってしまい12着と惨敗。しかしこれは距離が長かったと見てよさそう。今回、勝利したファンタジーSと同条件の「阪神芝1400m戦」であり、適性は間違いなく高いはずで、勝ち負けに加わってきていいだろう。あとは一気に600mの距離短縮となるためペースの違いに対応できるかがカギとなる。

ララクリスティーヌ(牝5、栗東・斉藤崇)は昨夏、半年ぶりかつオープン入り初戦だった朱鷺Sでさっそくアタマ差2着。その後GIIのスワンSで2着、前走のキャピタルSで勝利と休養効果で一気にパワーアップを果たした感がある。過去は左回りでの良績が目立っていたが、阪神の重賞で好走できたあたりも充実ぶりを物語る。今回は3カ月ぶりとひと息入るが、半年ぶりを苦にしなかった馬。牝馬限定戦なら引き続き上位争いは可能だろう。

ウインシャーロット(牝5、美浦・和田郎)は、安定感でいえばメンバー内でトップクラス。3走前の多摩川S(3勝クラス)を勝利すると、次走は5カ月ぶりかつオープンへの昇級初戦ながらクビ差の接戦を制して連勝を飾った。そして前走の重賞初挑戦だったターコイズSは2番手を追走し、直線ではいったん先頭のシーン。ゴール前ギリギリでミスニューヨークに差され2着に終わったが、重賞でやれる実力は示した。ここまでキャリア14戦して新馬戦の4着以降、常に3着以内に入る安定感抜群の成績。折り合いには問題がないタイプで先行しても終いにしっかり脚を使えるので、初の関西遠征をこなせば、今回も当然勝ち負けだ。

ロータスランド(牝6、栗東・辻野)は昨年の勝ち馬。前走の阪神Cでは正攻法から直線で抜け出しかけたが、ラストで苦しくなって9着。しかしハイペースで先行勢には厳しい展開だったことを考えれば、0秒4差なら着順ほどは負けていない印象。昨年の高松宮記念2着などGI級の力があるのは事実で、相性が良い当レースなら再度の好走は十分あるだろう。

スカイグルーヴ(牝6、美浦・木村)は、前走のターコイズSが15着と案外な成績。しかしスタート後に躓いたり直線で挟まれて不完全燃焼なレースを強いられたものだった。2020年の京成杯、昨年の京都牝馬Sと京王杯スプリングCの3重賞で2着に食い込むなど、いつ重賞を勝ってもおかしくない実力の持ち主で巻き返しの可能性は十分あるだろう。この京都牝馬Sがラストランの予定であり、引退レースで念願の重賞初勝利を挙げ、有終の美を飾れるか注目したい。

この他にも、前走のターコイズSを勝って連覇を果たしたミスニューヨーク(牝6、栗東・杉山晴)、オープン昇級初戦だった前走の淀短距離Sで4着と健闘したルピナスリード(牝4、栗東・吉岡)、昨年の阪神牝馬S勝ち馬メイショウミモザ(牝6、栗東・池添兼)、初の1400m戦に挑戦のディヴィーナ(牝5、栗東・友道)、昨年のフィリーズRを制するなど地力は高いものがあるサブライムアンセム(牝4、栗東・藤原)など伏兵陣も多彩な京都牝馬S。この混戦を断つのは、どの馬になるのか非常に楽しみな一戦だ。

(Text:Nakai)

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