3月28日（現地時間）、UAEドバイのメイダン競馬場で開催されているドバイミーティング2015の第4R・UAEダービー（GII、ダ1900m）はムブタヒージ（牡3、南ア・M.デコック）が道中中団から直線に入ると悠々抜けだし後続に圧倒的な差をつけて圧勝した。勝ちタイムは1分58秒35で、鞍上はC.スミヨン騎手。JRAから参戦の3頭はタップザットを先頭に先団を形成して進んだが、ムブタヒージの抜け出しにまったく抵抗できずゴールデンバローズ（牡3、美浦・堀）が2着から3/4馬身差の3着、タップザット（牡3、栗東・池江）が5着、ディアドムス（牡3、美浦・高橋裕）は8着に沈んでいる。

日本からの参戦の“三本の矢”タップザット、ゴールデンバローズ、ディアドムスが勢い良く先行集団を形成。そこに「ウルグアイ3冠馬」サーフィーバーも襲い掛かりディアドムスと接触するなど、先行争いは激しくなりやや速いペースでレースは流れる。直線の攻防に入るとゴールデンバローズが抜け出しにかかるが、中団からムブタヒージが圧倒的な脚で進撃を開始しみるみるうちに差を拡げ、ゴール前ではスミヨン騎手が後ろを振り返る余裕さえ。結局そのままゴールインを果たした。8馬身差の2着は後方に構えていたUAEのマフトゥール。ゴールデンバローズはこの馬なりに伸びてはいたが3着までだった。