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【マーメイドS回顧】アンドリエッテは2000mピッタリ回る好騎乗/レイホーロマンスはもったいない競馬

2018/06/11 20:30

■アンドリエッテ【一か八かのイン突きがハマった】
スタート、二の脚ともにひと息で後方からになったけど、あとで考えると序盤のポジション取りはいい方に出たね。道中はワンブレスアウェイの後ろで脚を溜める競馬に徹して、他馬が動き始めた勝負どころでも、仕掛けをワンテンポ遅らせたのが良かった。最後は上手くインが空いてくれたし、本当にすべてがこの馬に向いた印象。あの乗り方をすると、10回中7?8回は詰まって終わるだろうから、一か八かの戦法であることは間違いないんだよね。とはいえ、乗り手とすればしてやったりの競馬だろうし、着差を見るとあの乗り方しか勝ちパターンはなかった。もろもろ含めて好騎乗と言っていいんじゃないかな。

■ワンブレスアウェイ【この馬のやれることはやっている】
五分のスタートから中団待機。勝ったアンドリエッテと同じく、道中はじーっとして直線に懸ける競馬だったんだけど、勝ち馬が2000mをピッタリ回ったのに対してこちらは外に進路を切り替えるロスがあった。本当にわずかなロスなんだけど、着差がクビ1つぶんだったことを思うと、進路取りの差が明暗をわけたかな。かといって、インを狙っても進路はなかっただろうし、この馬とすればやれることはやっていると思うよ。

■ミエノサクシード【上位2頭との実力差は感じない】
序盤からじわっと出て前目につける積極策。終始スムーズに運べたものの、ラチから3頭分外を回っていて、上位2頭と比較すると結構な距離ロスがあったね。勝負どころの後続のプレッシャーもキツかったし、それらを踏まえると悪くない競馬はしている。少なくとも実力差を感じるような内容ではなかったね。

トーセンビクトリーは行きっぷりが良すぎて最後失速。気性の難しいところは課題だね。レイホーロマンスはもったいない競馬。ペースがそう速くなかったことに加え、4コーナーでモタツイて外をぶん回すハメになった。ハンデ戦であの乗り方をしてはなかなか勝てないよ。

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坂井千明
元JRA騎手
坂井千明

マイヨジョンヌでの新潟大賞典勝利や、ヤシマソブリンで臨んだ菊花賞ではナリタブライアンの2着に好走するなど34年間、鞭一本で競馬界を渡り歩いてきた男。UMAJINでは元騎手として、【馬クダン!カード】でフィリーズレビューのティズトレメンダス(11人気・3着)や桜花賞でのアユサン(7人気・1着)を抜擢して見せた。また騎手業だけでなく、現役時代には関東騎手会で馬場調整委員長も務め、各競馬場の改修に深く関わってきた。さらには自ら千明塾を主宰し、若手騎手に対して乗り役としての技術指導や営業方法などを精力的に指導。門下生の松岡正海、吉田隼人、石橋脩、津村明秀騎手などは今も第一線で活躍している。

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