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函館記念で注目したい「次に狙えるお宝ホース」

2018/07/12 18:05

先週日曜函館ダート1000mは太鼓判提供レースが▲◎☆で3連複9040円(回収率502%)的中。

編集部の方いわく、私は函館ダート1000mとの相性が異常に良いそうだ。確かに今年提供した4戦すべてで的中。こういうものは気付いた途端に流れが変わりそうなのだが……。

本題に入る前に私の函館ダート1000m攻略法をお伝えすると、ポイントは4点。

・一本調子なスピード馬は本命にしない
・同条件2戦目の馬は評価を大幅に上げる
・降級馬を狙い撃つ
・父ミスタープロスペクター系

シンプルにも映るが、この法則は何年も変わっていない。とりわけ降級馬の成績はすさまじく、私が予想提供を行ったレースでの降級馬成績は【2-1-2-2】。馬券圏内には6番人気馬2頭が含まれる。

今年の開催はあと2週を残すのみとなっているが、競馬は1年で終わるものではない。今年のみならず来年以降の予想判断材料として、ぜひ頭に入れていただきたいところだ。

さて、今週のテーマは【函館記念】について。

夏のローカル開催において屈指の難易度を誇るこのレース。ハンデ戦、洋芝、開催後半の馬場……いずれも波乱を演出するには十分な予想ファクターだ。

波乱の演出はそれだけではない。

先週・先々週に引き続き今週末も渋った馬場コンディションが想定される函館。場所は違えど、大波乱決着となった七夕賞は「水分を多く含んだ良馬場」が有力馬の明暗を分けた。同様のことが起こる可能性は考えておくべきだろう。

……と、ここまで書いたところで重要なことを伝えたい。

「軸馬は、次走を想像して決める」

第3回コラムで書いた記憶があるのだが、私の予想にはこの前提が存在する。

競馬の予想において、自分が信じて本命を打った馬に一切の後悔はない。たとえ意図しない結果に終わったとしても「競馬における不確定要素が働いただけ」と割り切っている。もしその馬が期待に応えられなかった状況にあっても、たった一度で見限るなんてもったいないだろう。

私が競馬予想の魅力として感じているのは「負けても次がある」ということ。例えば昨年の札幌記念を制したサクラアンプルールは惨敗の函館記念から鮮やかな一変を披露。「次走を想像すること」の意味はこういった激走に集約されるのだ。

サクラアンプルールの話が出たついでに紹介するが、8月札幌で行われる札幌記念は函館記念組が過去10年で4勝。驚くべきは、4勝中3勝が前走掲示板外に敗れた馬による勝利という事実にある。

当時を振り返ると、私はサクラアンプルールに対抗評価を下していた。私の本命馬は1-3番人気内を意識的に狙うことが多いから「穴馬候補のなかで本命級の評価」だったわけだ。

【2017札幌記念のサクラアンプルール見解】
・サクラアンプルール
前走は休み明け・外枠・道悪の三重苦。鞍上も無理せず終いの反応を確かめただけと、試走のようなレースだった。「わけあり」の函館記念から、今回は叩き2戦目・内枠・パンパンの良馬場替わり。ノーマークの選択肢はない。

予想を出す以上、函館記念は全身全霊をかけて的中を獲りにいく。そしてその前提で良い結果が出なかったとしても、必ず次に活かせる【お宝】をもがいてもがいてGETする。重要なことは敗戦から何を学ぶか……その繰り返しが競馬予想のスキルを上昇させる。

最後に先週のコラムで【この夏注目の夏馬】を何頭か取り上げたが、今週出走する馬がいるので改めてピックアップしておきたい。

・コパノチャーリー
ここで挙げたなかでもイチオシの馬。2015・2017年と夏競馬で連続好走と抜群の適性を示している。前走アハルテケSは良馬場で1000m通過58秒6の激流でまったくの参考外。1700m以上の距離をマイペースで行けたときが激変のタイミングだ。

同馬が出走する名鉄杯……私は何らかの形で予想を提供する。函館記念とともに楽しみにしていただければ幸いだ。

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田原基成
競馬評論家
田原基成

競馬予想の魅力に取り憑かれ10年以上。ファンにその魅力を伝え続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野では競馬本を執筆するほど。また、先につながる視点や情報を予想に組み込んでいることから「見ているだけで勉強になる」と評判で、単発にとどまらない長期的な目線での予想力向上に一役買う。本では伝え切れなかった部分を余すことなくお伝えします。

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