UMAJIN.net

スマートフォンアプリ

UMAJIN.netのスマートフォンアプリが登場!

バナーをクリックして、リンク先よりお持ちのスマートフォンにダウンロードしてください。
タブレット端末にも対応しております。

iOS端末の方はこちら

app store

Android端末の方はこちら

google play
馬市ドットコム
相川牧場採用情報

コラム

2023/05/23  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【目黒記念(GII)攻略データコラム】前走4着以下のGIII組が巻き返しを狙う

目黒記念(GII) 4歳以上 ハンデ 東京芝2500m
※データについては過去10年分を対象として分析している。

■人気別成績
・1番人気【1.2.2.5】
・2番人気【1.2.0.7】
・3番人気【2.0.1.7】
・4番人気【1.1.1.7】
・5番人気【0.1.0.9】
・6-9番人気【4.2.4.30】
・10番人気以下【1.2.2.74】

1番人気が1勝のみと苦戦が目立つ。過去10年の配当をみると、3連単の配当が10万円を超えたのは4回。昨年は6番人気以下から2頭も馬券になり、6万6640円の高配当が出ている。さらに、一昨年にはなんと99万馬券が出ているなど明らかに波乱が起きやすい重賞と言える。

上位人気の中で頼りになるのは、過去10年で2勝を挙げている3番人気。ただし、複勝率は30%とやや安定感には欠ける。それなら過去10年で6勝を挙げている6番人気以下の穴馬から攻めるのが面白そう。

6-9番人気は4勝、2着2回、3着4回という成績を残しており、毎年少なくとも1頭が3着以内に入っている。このような過去データから判断すると、穴馬から勝負する選択もありだろう。

■年齢
・4歳【3.2.1.25】
 勝率9.7% 複勝率19.4%
・5歳【2.6.3.42】
 勝率3.8% 複勝率20.8%
・6歳【3.2.2.33】
 勝率7.5% 複勝率17.5%
・7歳【2.0.3.22】
 勝率7.4% 複勝率18.5%
・8歳以上【0.0.1.17】
 勝率0.0% 複勝率5.6%

6歳以上の馬から5頭も勝ち馬が出ているようにベテラン勢が健闘しているレース。特に6歳馬は、昨年にボッケリーニとマイネルウィルトスがワンツー決着。一昨年には15番人気のアドマイヤアルバが3着に入るなど、近年では大いに活躍しており、軽視は禁物だ。

4、5歳の若い馬は当日の馬体重に注目。馬体重減の馬は【1.4.2.32】、勝率2.6%、複勝率17.9%と低成績に終わっている。一方、馬体重が増加したか、増減がない馬は【4.4.2.35】、勝率8.9%、複勝率22.2%と好成績を残しており、若い馬なら馬体減りのない馬を狙おう。

■前走クラス別成績
・3勝クラス【2.1.0.25】
 勝率7.1% 複勝率10.7%
・OP特別【2.6.4.50】(※リステッド競走含む)
 勝率3.2% 複勝率19.4%
・GIII【3.0.1.13】
 勝率17.6% 複勝率23.5%
・GII【2.3.3.30】
 勝率5.3% 複勝率21.1%
・GI【1.0.2.18】
 勝率4.8% 複勝率14.3%

GIII組がもっともも多い3勝を挙げている。このうち2頭は新潟大賞典をステップに勝利を収め、残る1頭はダイヤモンドS組だった。また興味深いことに、3頭とも前走では4着以下に敗れており、このクラスからの巻き返しに注意が必要だ。

GII組では日経賞組が出走数が最も多く、成績も【2.1.1.8】と優秀。昨年は勝利したボッケリーニ3着のウインキートスと、2頭の好走馬を輩出しており、日経賞組のローテは注目に値しそう。

意外なことにGI組は不調で、2013年のムスカテール以降、勝ち馬を輩出していない。過去にはブラストワンピースやチェスナットコート、マカオンドールなど人気上位の馬が出走していたが、いずれも好走出来ておらず信頼性に欠けるローテと言えるだろう。

■脚質・上がり順位
・逃げ【0.0.1.9】
 勝率0.0% 複勝率10.0%
・先行【2.2.3.30】
 勝率5.4% 複勝率18.9%
・差し【6.7.5.55】
 勝率8.2% 複勝率24.7%
・追込・マクリ【2.1.1.45】
 勝率4.1% 複勝率8.2%

目黒記念は差し馬にとって有利なレース。過去10年のレース結果を見てもあきらかで、差し馬が6勝し、さらに2着にも7回入っており、連対馬の大半を差し馬が占めている。

特に2015年では11番人気のヒットザターゲットが4角9番手から差し切り勝利、4番人気のレコンダイトが4角6番手から末脚を伸ばして2着に入り、馬連万馬券の演出となりました。

一方、逃げ馬は【0.0.1.9】、馬券圏内に好走したのは昨年のウインキートス1頭のみ、逃げ馬にとっては酷なレースと言えそう。

■枠順
・1枠【2.2.1.14】
 勝率10.5% 複勝率26.3%
・2枠【2.2.2.13】
 勝率10.5% 複勝率31.6%
・3枠【2.1.1.15】
 勝率10.5% 複勝率21.1%
・4枠【0.3.1.16】
 勝率0.0% 複勝率20.0%
・5枠【0.1.2.17】
 勝率0.0% 複勝率15.0%
・6枠【1.0.2.17】
 勝率5.0% 複勝率15.0%
・7枠【3.0.0.23】
 勝率11.5% 複勝率11.5%
・8枠【0.1.1.24】
 勝率0.0% 複勝率7.7%

1-4枠の内枠と5-8枠の外枠を比較すると、内枠からは6勝、外枠からは4勝となっている。このように内外の勝利数を比べると、差はそれほど大きくなさそう。

次に枠別に見てみると、7枠が最多の3勝を挙げている。これらの勝利した3頭は、中団か後方から競馬を進め、上がり3位以内の脚を使って勝利していた。そのため、7枠に入った差し馬は警戒が必要と言えるだろう。

そのほかでは1-3枠も好成績を収めている。なかでもキングカメハメハ系の馬は1-3枠に入ると3勝を挙げており、要注目。

今年の目黒記念には、キングカメハメハ産駒からヒートオンビート、ボッケリーニ、ユーキャンスマイルの3頭、ドゥラメンテ産駒からバーデンヴァイラー、ローズキングダム産駒からフォワードアゲンが登録しており、各馬がどの枠に入るのかも注目したい。

(Text:ozaki)

☆競馬評論家・田原基成氏の「重賞出走馬全頭分析」は【毎週木曜日】18時公開!

PAGE TOP