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コラム

2023/04/04  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【桜花賞(GI)攻略データコラム】アタマを取り切るのは○○キロ以上の馬

桜花賞(GI) 3歳牝馬 定量 阪神芝1600m
※データについては本文中に特に記載のない限り、過去10回分を対象として分析している。

■人気
1人気【1.3.1.5】
勝率10.0%、連対率40.0%、複勝率50.0%
2人気【4.3.0.3】
勝率40.0%、連対率70.0%、複勝率70.0%
3人気【1.2.2.5】
勝率10.0%、連対率30.0%、複勝率50.0%
4人気【0.0.0.10】
勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率0.0%
5人気【1.0.1.8】
勝率10.0%、連対率10.0%、複勝率20.0%
6-9人気【3.2.5.30】
勝率7.5%、連対率12.5%、複勝率25.0%
10人気以下【0.0.1.87】
勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率1.1%

1番人気は勝率10%、複勝率50%ということで定量のGIだということを加味すると少々信頼度は低い。それならば勝率40%、複勝率70%の2番人気や1番人気と複勝率が並ぶ3番人気を狙う方が理にかなっているように思える。ただ4番人気は壊滅状態なので注意されたし。

6-9番人気でも馬券にはポンポン絡んでいる。特に【2.2.0.6】で勝率20%、連対率40%の7番人気や【1.0.2.7】で複勝率30%の8番人気あたりはきっちりケアしておきたいところ。

10番人気以下は複勝率1.1%なのでバッサリ切ってしまってもOKだろう。

■所属
美浦【4.1.4.55】
勝率6.3%、連対率7.8%、複勝率14.1%
栗東【6.9.6.93】
勝率5.3%、連対率13.2%、複勝率18.4%

なんとなく関西優位なイメージだが、勝率だけ見ると美浦の方がやや上回っている状況。昨年も美浦のスターズオンアースが混戦を制して勝ち切った。

ただ連対率・複勝率に関しては関西優勢。複軸という観点では栗東の馬から入るのがベターに見える。

■馬体重
419キロ以下【0.1.1.15】
勝率0.0%、連対率5.9%、複勝率11.8%
420-439キロ【0.3.3.32】
勝率0.0%、連対率7.9%、複勝率15.8%
440-459キロ【0.1.1.45】
勝率0.0%、連対率2.1%、複勝率4.3%
460-479キロ【8.2.3.39】
勝率15.4%、連対率19.2%、複勝率25.0%
480-499キロ【2.3.2.11】
勝率11.1%、連対率27.8%、複勝率38.9%
500キロ以上【0.0.0.6】
勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率0.0%

勝ち馬については明確な傾向があり、それは「当日馬体重が460キロ以上」であること。459キロ以下だと13年クロフネサプライズ(458キロ、4着)、15年ルージュバック(444キロ、9着)、そして昨年のナミュール(426キロ、10着)と1番人気の馬も3着を外しており注意が必要だ。

ちなみに前走時の馬体重で分けても同様の傾向となる。

☆前走時馬体重
419キロ以下【0.1.1.12】
勝率0.0%、連対率7.1%、複勝率14.3%
420-439キロ【0.3.2.32】
勝率0.0%、連対率8.1%、複勝率13.5%
440-459キロ【0.1.2.37】
勝率0.0%、連対率2.5%、複勝率7.5%
460-479キロ【7.2.3.47】
勝率11.9%、連対率15.3%、複勝率20.3%
480-499キロ【3.3.2.15】
勝率13.0%、連対率26.1%、複勝率34.8%
500キロ以上【0.0.0.5】
勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率0.0%

今年の登録馬は比較的小さな馬が多く、特別登録をした26頭のうち、前走時の馬体重が460キロ以上だったのは以下の8頭。

・ドゥーラ  (476キロ)
・ハーパー  (466キロ)
・ブトンドール(494キロ)
・ペリファーニア(496キロ)
・ムーンプローブ(464キロ)
・リバティアイランド(462キロ)
※ミスヨコハマ (464キロ)
※モリアーナ  (474キロ)

「※」印の2頭は現状で除外対象なので、実質の1着候補は6頭だけということになる。アタマを絞り込むうえで注目しておきたいデータだ。

■前走レース
チューリップ賞【4.8.6.30】
勝率8.3%、連対率25.0%、複勝率37.5%
阪神JF【1.2.0.3】
勝率16.7%、連対率50.0%、複勝率50.0%
フィリーズレビュー【1.0.2.46】
勝率2.0%、連対率2.0%、複勝率6.1%
クイーンC【1.0.1.17】
勝率5.3%、連対率5.3%、複勝率10.5%
シンザン記念【1.0.0.1】
勝率50.0%、連対率50.0%、複勝率50.0%
OP特別【1.0.0.33】(※リステッド含む)
勝率2.9%、連対率2.9%、複勝率2.9%
フラワーC【0.0.0.8】
勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率0.0%

本番と同条件のトライアルであるチューリップ賞組はさすがの好成績。GII昇格後は【0.4.2.15】で勝ち馬がいない点は少々気になるものの、連対率、複勝率は母数の大きさに比較して依然高いままだ。

近年幅を利かせているのが阪神JFからの直行ローテ。特に阪神JFを制した馬が桜花賞に直行した場合は【1.1.0.0】で連を外していない。リバティアイランドにとっては心強いデータだ。

反対に阪神JFで掲示板を外していた馬が桜花賞に直行した場合は【0.0.0.2】で馬券絡みなし。阪神JF11着以来の実戦となるラヴェルにとってはちょっと嫌なデータかもしれない。

もうひとつの西のトライアル・フィリーズレビュー組は苦戦傾向。馬券に絡んだ3頭(16年3着アットザシーサイド、17年1着レーヌミノル、22年3着ナムラクレア)はいずれも前年の阪神JFで掲示板を確保した実績があった。

その一方で今年のフィリーズレビュー組にこの条件に該当する馬はゼロ。データ的には少々苦しいかも。

前走OP特別組はデアリングタクトを除いて3着以内なし。3冠牝馬級でなければこの臨戦過程は厳しいと見た。

■種牡馬
サンデーサイレンス系【5.10.6.87】
勝率4.6%、連対率13.9%、複勝率19.4%
キングマンボ系【3.0.2.16】
勝率14.3%、連対率14.3%、複勝率23.8%
ロベルト系【1.0.0.8】
勝率11.1%、連対率11.1%、複勝率11.1%
ノーザンダンサー系【1.0.1.21】
勝率4.3%、連対率4.3%、複勝率8.7%
プリンスリーギフト系【0.0.0.1】
勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率0.0%

率がいいのはキングマンボ系。昨年もドゥラメンテ産駒スターズオンアースが7番人気ながら1着に好走した。

サンデーサイレンス系は勝ち馬こそ最多だが出走頭数も当然ながら多いので率としてはそれほど高くない。

ただ上位人気馬は手堅く走ってくる傾向にあり、1-3番人気に支持されたサンデーサイレンス系は【3.8.0.10】で連対率52.4%をマーク。馬連の軸もありだろうし、2着が多い傾向から2着付けも面白そうだ。

■阪神JFを走った馬の取捨選択について
過去10年の桜花賞において、前年の阪神JFを制した馬が参戦した場合の成績は【1.3.1.4】で複勝率55.6%。勝ち切れていない点はやや気になるが連対率、複勝率は悪くない。

さらに注目しておきたいのが阪神JFで2着だった馬で、こちらは【2.2.3.3】で複勝率70.0%をマーク。シンリョクカにも注目しておきたい。

その一方、阪神JFで4着以下だった馬が翌年の桜花賞に臨んだ場合の成績は【1.0.3.37】で勝率2.4%、連対率9.8%。

そのうえこの10年で馬券に絡んだ4頭はいずれも「阪神JFでひと桁着順だった馬」で、阪神JF(かつての阪神3歳牝馬S含む)10着以下の馬が桜花賞で馬券に絡んだのは、86年以降に対象範囲を広げても96年ノースサンデー(阪神3歳牝馬S10着→桜花賞3着)、08年エフティマイア(阪神JF17着→桜花賞2着)の2例だけ。好走事例が相当に少ない点は押さえておきたい。

■データからのピックアップ
リバティアイランド(牝3、栗東・中内田)
どう考えても圧倒的な1番人気になるであろう馬を取り上げるのは少々気が引けるのだが、「所属」「馬体重」「ローテーション」「血統」とケチの付けようがないので取り上げざるを得ない。

不安要素を挙げるとすれば勝ち切れていない1番人気馬というくらいか。それでも好走確率はかなり高そうだ。

(Text:inoue)

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