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コラム

2023/03/14  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【阪神大賞典(GII)攻略データコラム】基本は堅調 若さと前走の格に注目

阪神大賞典(GII) 4歳以上 別定 芝3000m
※データについては本文中に特に記載のない限り、過去10回分を対象として分析している。

■人気別成績
1番人気【7.0.1.2】
2番人気【1.2.1.6】
3番人気【2.1.3.4】
4番人気【0.2.1.7】
5番人気【0.2.1.7】
6-9番人気【0.2.1.37】
10番人気以下【0.0.1.16】

過去10年で1番人気馬が7勝。残りの3勝も2-3番人気ということでアタマは堅いレース傾向にある。ヒモについても同様で基本的には5番人気以内で決着する傾向。6番人気以下の馬が複数頭馬券に絡んだのはこの10年で2019年のみ。無理な穴狙いは禁物だ。

■年齢別成績
4歳【4.3.3.10】
勝率20.0%、連対率35.0%、複勝率50.0%
5歳【4.4.3.18】
勝率13.8%、連対率27.6%、複勝率37.9%
6歳【2.3.3.21】
勝率6.9%、連対率17.2%、複勝率27.6%
7歳以上【0.0.1.28】
勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率3.4%

4歳馬が優勢で勝率、連対率、複勝率いずれの指標でもトップの数字をマークしている。ついで5歳馬、6歳馬の順。長距離重賞は高齢馬でも活躍の余地があることも多いのだが、このレースに限って話は別。この10年、7歳以上で馬券に絡んだのは2013年3着のフォゲッタブルのみ。基本的には若い馬から狙っていけば問題なさそうだ。

■枠番別成績
1枠【1.0.2.7】
勝率10.0%、連対率10.0%、複勝率30.0%
2枠【0.1.2.7】
勝率0.0%、連対率10.0%、複勝率30.0%
3枠【0.1.2.7】
勝率0.0%、連対率10.0%、複勝率30.0%
4枠【0.1.2.9】
勝率0.0%、連対率8.3%、複勝率25.0%
5枠【1.1.0.10】
勝率8.3%、連対率16.7%、複勝率16.7%
6枠【1.4.1.9】
勝率6.7%、連対率16.7%、複勝率40.0%
7枠【3.1.1.13】
勝率16.7%、連対率22.2%、複勝率27.8%
8枠【4.1.0.15】
勝率20.0%、連対率25.0%、複勝率25.0%

複勝率ベースで見ると枠による差はそう大きくないが、勝率で見ると外枠優勢。この10年の勝ち馬ははいずれも5枠より外に入った馬から出ていることには注目したい。

特に5枠より外の枠に1-3番人気の馬が入った際の成績は【9.2.1.10】で勝率40.9%、複勝率54.5%。加えて単勝回収率145%、複勝回収率130%と配当妙味も見込める。条件に該当する馬がいた際はぜひ馬券に組み込んでおきたい。

■前走クラス別成績
条件戦【0.2.1.12】
勝率0.0%、連対率13.3%、複勝率20.0%
OP特別【0.1.1.12】(※リステッド競走含む)
勝率0.0%、連対率7.1%、複勝率14.3%
GIII【1.1.3.22】
勝率3.7%、連対率7.4%、複勝率18.5%
GII【3.1.3.22】
勝率10.3%、連対率13.8%、複勝率24.1%
GI【6.5.2.7】
勝率30.0%、連対率55.0%、複勝率65.0%

天皇賞につながる伝統のGIIとあって、前走でGIを走っていた馬が圧倒的に優勢。特に前走のGIで3着以内に好走していた馬は【4.0.0.0】で勝率100%をマークしている。今年の登録馬のうち前走GI組は4頭いるが、このうち前走のGIで3着以内に好走していたのはボルドグフーシュ(有馬記念2着)のみ。好走確率はかなり高いと見た。

前走GII、GIII組で馬券に絡んだ12頭のうち10頭が芝2400m以上の重賞での連対歴があった点にも注目しておきたい。3000mという長丁場を舞台とするレースとあって、距離への不安がないことが重要と言える。今年の出走馬ではアイアンバローズ、メイショウテンゲン、ユーキャンスマイルがこの条件を満たす。

ちなみに残る2頭は2021年の1着馬ディープボンドと3着馬ナムラドノヴァンだが、ディープボンドは芝2200mのGII・京都新聞杯勝ちに加えて菊花賞4着、ナムラドノヴァンは3000mの万葉S勝ちと距離への適性をある程度示していた。距離適性を示す履歴がない馬を狙うのは少々筋悪かも。

■騎手起用別成績
前走と同騎手【7.6.6.21】
勝率17.5%、連対率32.5%、複勝率47.5%
乗り替わり 【3.4.4.56】
勝率4.5%、連対率10.4%、複勝率16.4%

前走からの継続騎乗となるパターンが圧倒的な好成績。乗り替わりになった馬と成績を比較するとおおよそトリプルスコアの差がついている。迷った時は継続騎乗の馬を選ぶのは考え方として面白いだろう。

■脚質・位置取り別成績
逃げ【0.0.2.8】
勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率20.0%
先行【4.5.4.24】
勝率10.8%、連対率24.3%、複勝率35.1%
中団【1.3.0.17】
勝率4.8%、連対率19.0%、複勝率19.0%
後方【0.1.4.28】
勝率0.0%、連対率3.0%、複勝率15.2%
マクリ【5.1.0.0】
勝率83.3%、連対率100%、複勝率100%

堅実なのは先行馬。逃げ馬はさすがに最後にキツくなるようで連対馬を出せていない。またサンプル数こそ少ないものの、マクリが打てる馬は抜群の成績。いずれも上位人気の馬だったがキチンと成績を残している。

■データからのピックアップ
・ボルドグフーシュ(牡4、栗東・宮本)
「(恐らく)上位人気」「4歳馬」「前走GIで3着以内」「マクり脚質」と好走条件をことごとく満たしているこの馬には要注目。妙味に欠けるかもしれないが、さすがに馬券からは外せない。唯一不安要素を挙げるとすれば、前走から騎手が替わる点くらい。それでも大崩れはなさそうだが果たして。

(Text:inoue)

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