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コラム

2023/03/14  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【ファルコンS(GIII)攻略データコラム】内枠有利で1枠強し 大型馬も要チェック

ファルコンS(GIII) 3歳 別定 中京芝1400m
※過去10年分のレースデータを基に分析する。

■人気
・1番人気/【1.2.0.7】
 勝率10.0% 複勝率30.0%
・2番人気/【3.1.2.4】
 勝率30.0% 複勝率60.0%
・3番人気/【3.3.0.4】
 勝率30.0% 複勝率60.0%
・4-6番人気/【2.1.5.22】
 勝率6.7% 複勝率26.7%
・7-9番人気/【0.1.2.27】
 勝率0.0% 複勝率10.0%
・10番人気以下/【1.2.1.76】
 勝率1.3% 複勝率5.0%

1番人気は過去10年で1勝、複勝率30%と頼りない成績。前走で連対していた馬が【1.2.0.4】に対し、前走3着以下は【0.0.0.3】と全滅なので、前走連対の有無が見極めポイントになりそうだ。

一方、2、3番人気は上々で、特に3番人気は3勝2着3回で、連対率60.0%は秀逸。2、3番人気の合算成績は勝率30.0%、複勝率60.0%、単勝回収率168%、複勝回収率129%と、“ホットゾーン”となっているので、軸馬はここから選びたい。

4番人気以下は特筆すべき傾向はなく、満遍なく好走馬が出ている。昨年も2着に13番人気のタイセイディバインが突っ込んできたように、フタ桁人気馬が届くケースもある。相手やヒモは人気にとらわれず、買いたい馬を押さえるのがいいだろう。

■馬体重
・439キロ以下/【0.0.0.18】
 勝率0.0% 複勝率0.0%
・440-459キロ/【2.2.1.34】
 勝率5.1% 複勝率12.8%
・460-479キロ/【3.5.4.47】
 勝率5.1% 複勝率20.3%
・480-499キロ/【3.2.4.35】
 勝率6.8% 複勝率20.5%
・500-519キロ/【2.1.1.3】
 勝率28.6% 複勝率57.1%
・520キロ以上/【0.0.0.3】
 勝率0.0% 複勝率0.0%

サンプル数は少ないものの大型馬の成績が良く、500-519キロの範囲だと7頭走って2勝2着1回3着1回。昨年は当日516キロのタイセイディバインが13番人気で2着に激走し、高配当を演出した。

一方、体重が少なくなるに従い、好走率は逓減していき、439キロ以下だと3着内はゼロ。巨漢は有利で、小兵は不利という大まかな傾向は覚えておきたい。

☆前走500キロ以上⇒カルロヴェローチェ、サウザンサニー、タマモブラックタイ、ミルトクレイモー

■枠別
・1枠/【4.0.2.12】
 勝率22.2% 複勝率33.3%
・2枠/【0.2.1.17】
 勝率0.0% 複勝率15.0%
・3枠/【2.2.2.14】
 勝率10.0% 複勝率30.0%
・4枠/【0.2.2.16】
 勝率0.0% 複勝率20.0%
・5枠/【2.2.1.15】
 勝率10.0% 複勝率25.0%
・6枠/【0.0.0.20】
 勝率0.0% 複勝率0.0%
・7枠/【1.2.2.21】
 勝率3.8% 複勝率19.2%
・8枠/【1.0.0.25】
 勝率3.8% 複勝率3.8%

・1-4枠/【6.6.7.59】
 勝率7.7% 複勝率24.4%
 単勝回収率139% 複勝回収率109%
・5-8枠/【4.4.3.81】
 勝率4.3% 複勝率12.0%
 単勝回収率25% 複勝回収率28%

全体の傾向として、「内枠有利・外枠不利」。内枠の好走率は外枠の倍近くあり、回収率は単複ともにプラスを計上している。中京芝1400m自体、内枠有利の傾向が出ているので、本レースもそれに準じているのだろう。

なかでも特注枠が1枠。過去10年で4勝し、近2年連続で勝ち馬を輩出している。今年も注目せざるを得ない。

一方、外枠は不振傾向にあり、特に6枠は過去10年一頭も馬券に絡めていない。しかも1番人気が2頭含まれての結果。これは“死に枠”と呼んでもいいかもしれない。

また大外の8枠も低調な成績。また、馬番で見ると16番枠より外は好走馬がゼロ。外過ぎる枠は圧倒的に不利なのだ。

最後に、これは半分オカルトだが、複数の勝ち馬を出しているのは、1枠、3枠、5枠と、すべて「奇数枠」。“死に枠”の6枠は「偶数枠」だっただけに、偶然といえど、少々気にはなるところだ。

■前走クラス
・新馬・未勝利/【0.0.0.9】
 勝率0.0% 複勝率0.0%
・1勝クラス/【2.4.3.51】
 勝率3.3% 複勝率15.0%
・OP特別/【3.1.0.48】
 勝率5.8% 複勝率7.7%
・重賞/【5.5.6.30】
 勝率10.9% 複勝率34.8%

前走のクラス別成績では、重賞を使った馬の成績が抜けて高い。なかでも多くの好走馬を送り出しているのが、シンザン記念組【3.0.0.4】複勝率42.9%と、朝日杯FS組【0.4.3.13】複勝率35.0%だ。

両レースとも大敗馬からでも好走馬が出ているので、臨戦過程的に相性がいいのは間違いない。今年シンザン記念からは2着のペースセッティングが、朝日杯FSからは5着のバグラダスが出走予定だ。

OP特別組については、好走馬4頭はすべて前走クロッカスSを走った馬で、それ以外のレースから馬券に絡めた馬はいない。また、今年は頼みのクロッカスS組が不在である。

1勝クラス組には面白い傾向が。前走が特別戦だった馬は【0.1.1.24】と勝ち馬ゼロで複勝率も7.7%とサッパリなのに、前走が平場戦だった馬は【2.3.2.27】複勝率20.6%と、勝ち星も好走率も大きく上回っていたのだ。

一般的に平場戦より特別戦のほうがメンバーレベルが高いので、特別戦組の成績が上になるもの。不思議な逆転現象だが、おそらく本レースにつながるレース条件が特別戦にはないのだと推測される。

☆前走重賞⇒バグラダス、ペースセッティング
☆前走1勝クラス平場戦⇒スプレモフレイバー、スーパーアグリ、ハチメンロッピ

■距離変更
・同距離/【5.4.2.49】
 勝率8.3% 複勝率18.3%
・距離延長/【0.0.1.41】
 勝率0.0% 複勝率2.4%
・距離短縮/【5.6.7.50】
 勝率7.4% 複勝率26.5%

まず目につくのが、距離延長馬の大不振。前走から距離を延ばしてきた馬は過去10年、一頭も連対できておらず、3着もわずか1回という体たらく。その貴重な3着も2014年と古い記録なので、距離延長馬はそれだけで軽視しても問題ない。

同距離組と距離短縮組は、短縮組の複勝率が少し高い程度で、そこまで大きな差はない。だが、このふたつの組は“前走のクラス”で好走傾向をはっきりと区別できる。

距離短縮組は、昨年2着のタイセイディバイン1頭以外は、すべて前走で重賞に使われていた馬。対して同距離組は、該当馬の大半を占めるとはいえ、好走馬はすべて前走1勝クラスかOP特別を走っていた。

同距離組については、1400mの重賞が前年の京王杯2歳SかファンタジーSしかないため、このような結果になるのは当然ともいえる。距離短縮組については、前走で重賞の厳しい流れを経験した馬でないと、1ハロン短縮しての1400mの速いペースについていけないのだと思われる。

☆前走同距離の1勝クラスかOP特別⇒スプレモフレイバー、スーパーアグリ、テラステラ、メリオルヴィータ
☆前走重賞の距離短縮⇒バグラダス、ペースセッティング

■脚質
・逃げ/【1.0.0.9】
 勝率10.0% 複勝率10.0%
・先行/【2.5.4.27】
 勝率5.3% 複勝率28.9%
・差し/【5.4.5.59】
 勝率6.8% 複勝率19.2%
・追込/【2.1.1.45】
 勝率4.1% 複勝率8.2%

短距離戦のわりには逃げ馬はイマイチで、過去10年で1着1回のみ。もっともその1着は一昨年のレースで近年のものである。複勝率トップは先行なのだが、実数を見ると差しや追い込みもよく来ている。

そこで、上がり順位別の成績を調べると、上がり1位だった馬は【6.1.2.6】勝率40.0%、複勝率60.0%と高い好走率を残していた。近2年は馬券に絡めていないものの、波乱となった昨年は1着馬が上がり1位馬とは0秒1しか変わらない上がり2位馬(プルパレイ)で、3着馬も上がり3位と、上がり上位の馬が好走を果たしていた。

このように決め手が活きるレースなので、メンバーの中で速い上がりを出せる馬を見抜くのが勝利への近道となる。

(Text:sakura kyosuke)

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