2023/02/14 UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」
【京都牝馬S(GIII)攻略データコラム】4連勝中の5歳馬に要注意
京都牝馬S(GIII) 4歳以上 牝馬 別定 阪神芝1400m
※データについては本文中に特に記載のない限り過去10年分を対象としている。
■人気別成績
1番人気【5.2.0.3】
2番人気【1.1.1.7】
3番人気【1.0.1.8】
4番人気【0.1.0.9】
5番人気【1.1.3.5】
6-9番人気【2.4.2.32】
10番人気以下【0.1.3.70】
1番人気は勝率50%、連対率70%と安定感抜群の成績。掲示板を外したのも一昨年の初重賞出走だったリリーバレロの11着のみ。重賞経験のある1番人気馬は信頼してよさそうだ。
他にも5番人気から7番人気の馬も【1.5.3.21】で、2016年以降、7年連続で馬券に入っており、中穴の好走にも期待できるレースと言えそう。そのなかでも5番人気が昨年のロータスランドが勝利するなど2年連続で連対中しており、要注目だ。
■年齢
・4歳【4.4.1.41】
勝率8.0% 複勝率18.0%
・5歳【5.4.2.41】
勝率9.6% 複勝率21.2%
・6歳【1.2.6.44】
勝率1.9% 複勝率17.0%
・7歳以上【0.0.1.8】
勝率0.0% 複勝率11.1%
近年は5歳馬が4連勝中と大活躍。昨年は5番人気のロータスランド、2019年も9番人気のデアレガーロが低評価を覆し勝利するなど人気薄の馬の激走にも注意が必要だ。
また4歳馬も4勝2着4回と互角の成績。消耗の少ない若馬が強いレースと言えそう。
6歳以上の馬で好走率が高いのは、前走重賞を使っている関東馬。該当馬がワンツースリーした2015年は3連単配当が280万円超えと大荒れしているように、人気薄を狙うなら高齢馬も念頭に入れておきたい。今年もスカイグルーヴやフェルミスフィアのような如何にも穴馬として突っ込んできてくれそうな馬の登録もあり楽しみだ。
■東西厩舎
・美浦【3.5.1.38】
勝率6.4% 複勝率19.1%
・栗東【7.5.9.96】
勝率6.0% 複勝率17.9%
当レースの東西厩舎を比較してみると、関西馬が過去10年で7勝と勝ち越している。勝った7頭のうち4頭は1番人気の馬で、残りの3頭も5番人気以内の馬だったことを踏まえると、人気サイドの関西馬は信頼度が高そうだ。
対して前述にあるように関東馬が関西のレースにしては健闘しており、勝率、複勝率ともに関東馬のほうが上。こちらは9番人気馬が2勝するなど6番人気以下から5頭連対馬を出しているように穴馬の激走が多い。相手には人気薄の関東馬を据えたい。
■前走クラス別成績
・2勝クラス【1.0.0.4】
勝率20.0% 複勝率20.0%
・3勝クラス【0.4.6.15】
勝率0.0% 複勝率40.0%
・OP特別【2.2.1.52】
勝率3.5% 複勝率8.8%
・GIII【3.3.3.46】
勝率5.5% 複勝率16.4%
・GII【2.0.0.8】
勝率20.0% 複勝率20.0%
・GI【2.1.0.7】
勝率20.0% 複勝率30.0%
まずは過去10年で7勝を挙げている重賞組。なかでもGI組が優秀で、マイルCS組が【1.1.0.0】と好相性。対して秋華賞組は【0.0.0.3】と苦戦傾向で秋華賞12着から参戦するウォーターナビレラにとっては嫌なデータとなりそう。
勝ちこそないが3着以内に10頭送り込んでいる3勝クラスも要注意。前走の格は無視して良さそうだ。
■馬体重
・459キロ以下【3.3.3.34】
勝率7.0% 複勝率20.9%
・460-479キロ【1.4.5.53】
勝率1.6% 複勝率15.9%
・480-499キロ【3.1.1.31】
勝率8.3% 複勝率13.9%
・500-519キロ【2.1.1.15】
勝率10.5% 複勝率21.1%
・520キロ以上【1.1.0.1】
勝率33.3% 複勝率66.7%
馬体重毎の成績を見てみると、500キロ以上の大型馬が【3.2.1.16】、勝率13.6%、複勝率27.3%、単勝回収率135%と良績。特に5枠より外に配置された馬は【3.2.1.9】、勝率20.0%、、複勝率40.0%、単勝回収率198%と該当すれば狙いたくなる抜群の成績だ。
一方で、馬体重439キロ以下の軽量馬は【1.1.0.11】、勝率7.7%、複勝率15.4%、単勝回収率13%とやや苦戦中。2017年に2着に入ったワンスインナムーン以降3着以内に入っておらず評価は下げて良さそう。
(Text:nakai)
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