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コラム

2023/02/07  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【共同通信杯(GIII)攻略データコラム】末脚性能とキャリアを要チェック

共同通信杯(GIII) 3歳 別定 芝1800m
※データについては本文中に特に記載のない限り、過去10回分を対象として分析している。

■人気別成績
1番人気【1.3.1.5】
2番人気【1.1.3.5】
3番人気【4.2.1.3】
4番人気【2.1.2.5】
5番人気【0.1.0.9】
6-9番人気【2.2.2.32】
10番人気以下【0.0.1.19】

クラシックに繋がるレースとあって基本的には上位人気が強いレース。しかしながら1番人気は勝ち切れていないのも事実。狙い目になるのは3番人気。勝率40%、連対率60%、複勝率70%は配当面を考えても優秀な成績だ。

■キャリア別成績
1戦【2.2.2.6】
勝率16.7%、連対率33.3%、複勝率50.0%
2戦【2.0.2.14】
勝率11.1%、連対率11.1%、複勝率22.2%
3戦【4.6.3.22】
勝率11.4%、連対率28.6%、複勝率37.1%
4戦【2.1.2.13】
勝率11.1%、連対率16.7%、複勝率27.8%
5戦以上【0.1.1.23】
勝率0.0%、連対率4.0%、複勝率8.0%

クラシックへの登竜門ということもあり、そこを意識して大事に使われてきた馬の方が好成績。特に好走期待度が高いのはキャリア1戦、すなわちデビュー戦を勝ってここに臨む馬。

昨年は出走馬中唯一のキャリア1戦馬だったダノンベルーガが優勝。一昨年もヴィクティファルス、シャフリヤールと2頭のキャリア1戦馬が馬券に絡んだ。

今年の出走馬ではタスティエーラ、タッチウッドの2頭が該当する。

反対にキャリア5戦以上を消化してここに挑む馬はガクっと好走期待度が下がる。「使えるときに使おう」というローテーションを採用してきた馬にはやや厳しいレースだ。キャリア7戦のシルバースペードにとっては気になるデータと言えよう。

■レース間隔別成績
中1週【0.2.0.4】
勝率0.0%、連対率33.3%、複勝率33.3%
中2週【1.0.1.9】
勝率9.1%、連対率9.1%、複勝率18.2%
中3週【0.1.2.11】
勝率0.0%、連対率7.1%、複勝率21.4%
中4-8週【4.5.3.34】
勝率8.7%、連対率19.6%、複勝率26.1%
中9週以上【5.2.4.20】
勝率16.1%、連対率22.6%、複勝率35.5%

サンプル数に対して成績が良いのは中9週以上の間隔をとった組。春のクラシックから逆算してローテーションを組み立てられた素質馬が結果を残す傾向にあるようだ。

中1週組で好走した2頭はいずれも東京開幕週のセントポーリア賞組。間隔が詰まっていても同コースを経験したアドバンテージが活きるようだ。しかしながら今年の登録馬に該当馬はゼロ。来年以降に覚えておきたい。

■上がり3F順位別成績
1位【5.2.0.3】
勝率50.0%、連対率70.0%、複勝率70.0%
2位【2.3.2.7】
勝率14.3%、連対率35.7%、複勝率50.0%
3位【2.3.0.4】
勝率22.2%、連対率55.6%、複勝率55.6%
4-5位【1.1.3.16】
勝率4.8%、連対率9.5%、複勝率23.8%
6位以下【0.1.5.48】
勝率0.0%、連対率1.9%、複勝率11.1%

直線の長い東京コースということもあって、当然ながら上がり性能が問われるレースになりがち。末脚が使えない馬はどうしても苦戦を強いられてしまう。

ちなみに過去10年の優勝馬のうち前走で上がり3Fが2位以下だった馬が制した事例は2014年のイスラボニータのみ。1着付けの馬券を買うときは前走で上がり最速を記録した馬を狙うのがベターだろう。

■前走距離別成績
同距離 【3.4.2.13】
勝率13.6%、連対率31.8%、複勝率40.9%
今回延長【1.4.2.23】
勝率3.3%、連対率16.7%、複勝率23.3%
今回短縮【6.2.6.42】
勝率10.7%、連対率14.3%、複勝率25.0%

成績が良いのは前走も1800mを使っていた馬。複勝率40%超はマークしておきたい存在だ。今年の出走馬ではタスティエーラとダノンザタイガーが該当する。

延長組、短縮組については連対率、複勝率ベースだとそれほど数字は変わらないものの、勝率で見ると、延長組はかなり苦戦傾向。昨年もジオグリフが2着に終わった。延長組をアタマで狙うのは少々筋が悪いかもしれない。

■馬体重別成績
439キロ以下【0.0.0.5】
勝率、連対率、複勝率いずれも0.0%
440-459キロ【2.0.2.9】
勝率15.4%、連対率15.4%、複勝率30.8%
460-479キロ【2.4.3.35】
勝率4.5%、連対率13.6%、複勝率20.5%
480-499キロ【1.5.3.17】
勝率3.8%、連対率23.1%、複勝率34.6%
500キロ以上【5.1.2.12】
勝率25.0%、連対率30.0%、複勝率40.0%

馬体重が500キロ以上の馬が好成績を残している。3歳2月の重賞で、ある程度早熟性が求められることと関係がありそうだ。

また前走からの馬体重の増減で成績を調べるとこのような結果に。

今回減【2.4.4.39】
勝率4.1%、連対率12.2%、複勝率20.4%
同体重【0.2.3.14】
勝率0.0%、連対率10.5%、複勝率26.3%
今回増【8.4.3.25】
勝率20.0%、連対率30.0%、複勝率37.5%

(※2016年のディーマジェスティは前走のホープフルSを取り消していたため、2走前の未勝利戦と比較した。)

前走から馬体を増やした馬が好成績を残していることが分かる。この時季の3歳馬、馬体を増やすに越したことはないということか。時間が許せば当日の馬体重にも注目してみたい。

データからのピックアップ
タッチウッド(牡3、栗東・武幸)
「前走新馬戦」「前走上がり最速」「前走馬体重524キロ」「中11週」と好走条件をキッチリ満たしているのがこの馬。半兄ノースブリッジ、近親にはディープボンド、ローレルゲレイロと活躍馬多数の血統背景も優秀だ。相手のレベルは一気に高くなるが、ここでどれだけやれるか注目したい。

タスティエーラ(牡3、美浦・堀)
こちらも「前走新馬戦」「前走1800m」「中10週」と好走条件をカバーしている。前走の上がり3F順位が2位ということで、勝ち切れるかという点で不安は残るが、複軸という観点では申し分ない。こちらも要注目。

ダノンザタイガー(牡3、美浦・国枝)
「前走1800m」「前走馬体重500キロ」「中11週」とこちらもデータ的には推せる1頭。休養でさらに馬体が膨らんでいるようならなおのこと面白そうだ。

(Text:inoue)

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