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コラム

2022/12/29  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【フェアリーS(GIII)攻略データコラム】新馬、未勝利のレースを使ってきた馬を狙うべき

フェアリーS(GIII) 3歳牝馬 馬齢 中山芝1600m
※データについては過去10年分を参照した。

■人気別成績
・1番人気【1.2.0.7】
・2番人気【1.0.1.8】
・3番人気【4.0.1.5】
・4番人気【0.1.1.8】
・5番人気【1.1.2.6】
・6-9番人気【0.4.5.31】
・10番人気以下【3.2.0.65】

1番人気は過去10年で1勝のみ、複勝率も30.0%とひと息の成績。2番人気も1勝、複勝率20%とあと一歩。その1、2番人気を上回るのが3番人気で最多の4勝を挙げる活躍ぶり。レースの直前まで人気の動向はチェックが必要か。

5-9番人気については2-3着で狙い目。勝利したのは昨年勝ったライラック(5番人気)の1勝のみだが、2015年以降8年連続3着以内に入るなど13頭も馬券に絡んでいる。

不振の上位人気に反して、10番人気以下からは3頭も勝ち馬を輩出しているように大穴馬が狙える1戦と言えそう。連対した5頭のうち4頭は前走に東京芝1600mを使っていた。今年も該当馬は人気薄でも外せない。


■キャリア
・1戦【2.1.4.20】
 勝率7.4% 複勝率25.9%
・2戦【5.2.1.36】
 勝率11.4% 複勝率18.2%
・3戦【1.4.0.29】
 勝率2.9% 複勝率14.7%
・4戦【0.2.4.17】
 勝率0.0% 複勝率26.1%
・5戦以上【2.1.1.28】
 勝率6.3% 複勝率12.5%

キャリア2戦馬が5勝と最多で、勝率もトップ。勝率2位はキャリア1戦馬と、過去10年で7勝がキャリア1、2戦の馬。このデータからは戦歴の浅い馬のほうが有利にみえる。

とくに人気薄の激走が多く、過去10年で5番人気以下で勝利した馬が4頭いるが、そのうち3頭は1-2戦の馬である点を考えても、人気薄でも抑えが必要といえそう。

一方、2勝をあげているキャリア5戦以上の馬をさらに精査すると、前走オープン以上を使った馬の出走は7頭いるが、3着内はなし。対して、1勝クラス組の成績は【2.1.0.15】、勝率11.1%、単勝回収率231%を記録。キャリア5戦以上の1勝クラス組には最大限の注意が必要だ。


■前走クラス別成績
・新馬   【2.1.5.20】
 勝率7.1% 複勝率28.6%
・未勝利  【3.2.3.29】
 勝率8.1% 複勝率21.6%
・1勝クラス【3.7.1.49】
 勝率5.0% 複勝率18.3%
・OP特別  【0.0.0.7】
 勝率0.0% 複勝率0.0%
・GIII   【2.0.0.10】
 勝率16.7% 複勝率16.7%
・GII   【0.0.0.2】
 勝率0.0% 複勝率0.0%
・GI    【0.0.1.11】
 勝率0.0% 複勝率8.3%

前走クラス別成績を見てみると、勝利数は未勝利組と1勝クラス組がそれぞれ3勝、新馬組とGIII組が2勝ずつ。意外だったのは前走GI・GII組が未勝利だった点。好走できたのは2013年3着のサンブルエミューズまで遡らなければならない。今年も前走GII組のエナジーチャイムや前走GI組のキタウイングなどそこそこ人気しそうな馬が登録しているが、過度な信頼はできない。

一方、新馬、未勝利戦組の合算成績は【5.3.8.49】と5勝を挙げており、過去10年すべての年で馬券圏内に入っており、無視できない存在。抽選対象ではあるが、前走中山芝2000mの新馬戦を勝利したディヴァージオンや東京芝1600mの新馬を勝ち上がったリックスターといった1勝馬には要注意と言えそうだ。

■馬体重
・439キロ以下【3.2.5.41】
 勝率5.9% 複勝率19.6%
・440-459キロ【3.4.1.44】
 勝率5.8% 複勝率15.4%
・460-479キロ【0.2.2.24】
 勝率0.0% 複勝率14.3%
・480-499キロ【4.2.2.16】
 勝率16.7% 複勝率33.3%
・500キロ以上【0.0.0.5】
 勝率0.0% 複勝率0.0%

馬体重別の成績で見ると、当日480-499キロの大型馬が最多の4勝をあげており、複勝率でも33.3%ともっとも高く出た。回収率についても単勝が220%、複勝が109%と共に100%を越えており穴馬を狙うならこのエリアか。

一方、軽量馬も近年は好調傾向で439キロ以下の馬が過去5年で3勝、そしてすべての年で連対を果たしている。勝ち馬3頭はすべて4枠以内から出ており、内枠の軽量馬は買いという大まかな傾向は覚えておきたい。

■枠順
・1枠【2.0.3.15】
 勝率10.0% 複勝率25.0%
・2枠【1.3.1.15】
 勝率5.0% 複勝率25.0%
・3枠【1.0.2.17】
 勝率5.0% 複勝率15.0%
・4枠【3.2.1.14】
 勝率15.0% 複勝率30.0%
・5枠【1.1.0.18】
 勝率5.0% 複勝率10.0%
・6枠【0.1.0.19】
 勝率0.0% 複勝率5.0%
・7枠【1.0.3.16】
 勝率5.0% 複勝率20.0%
・8枠【1.3.0.16】
 勝率5.0% 複勝率20.0%

1-4枠から7頭の勝ち馬を輩出しているように基本的には内枠有利なレースと言えそうだ。昨年も4枠以内馬でワンツースリーしており、内枠には要注目だ。

一方で、外枠も7-8枠の合算成績が【2.3.3.32】と数字的にもそれほど悪くない。特にディープインパクト系が入ると【1.1.2.5】と高確率で3着以内に好走しているように好相性。前述のサトノダイヤモンド産駒・ディヴァージオンやダノンバラード産駒・キタウイングなど今年もディープインパクト系の馬が多数登録しており、どの枠に配置されるか楽しみにしたい。

(Text:nakai)

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