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コラム

2022/12/13  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【朝日杯FS(GI)攻略データコラム】アノ人気馬に黄信号!? 勝利の条件は“前走1着”

朝日杯FS(GI) 2歳 馬齢 阪神芝1600m
※阪神に移設された2014年以降の8年間のデータを参照する。

■人気
・1番人気/【3.2.2.1】
 勝率37.5% 複勝率87.5%
・2番人気/【2.2.1.3】
 勝率25.0% 複勝率62.5%
・3番人気/【1.1.1.5】
 勝率12.5% 複勝率37.5%
・4-6番人気/【1.0.1.22】
 勝率4.2% 複勝率8.3%
・7-9番人気/【1.2.0.21】
 勝率4.2% 複勝率12.5%
・10番人気以下/【0.1.3.54】
 勝率0.0% 複勝率6.9%

上位人気が強く、特に1番人気と2番人気は好走率が高い。回収率も優秀で、いずれも単複ともに100%オーバーを記録している。

また1-3番人気のうち2頭が3着内に入ったのは過去8年で7回あり、2017年などは1-3番人気の3頭が馬券圏内を独占。2016年のみ1-3番人気が総崩れしたが、この年は1番人気に牝馬のミスエルテ(4着)が推されたように低調なメンバー構成。実際1着のサトノアレスも2着のモンドキャンノもその後重賞に勝つことなくターフを去っている。

4番人気以下になると好走率は急落。それでも6番人気と7番人気から勝ち馬が出ており、7番人気での勝利は2年前の2010年(グレナディアガーズ)と比較的最近のケースだった。1着についてはここらへんまではケアしてもいい。

フタ桁着順からは勝ち馬はゼロ。2着も阪神移設初年の2014年まで遡らなければならない(14番人気2着アルマワイオリ)。来ても3着までと考えてよさそうだ。

このように総じて堅いレース。1、2番人気を軸に据えて、ヒモに中穴馬、フタ桁人気は3着止まり、という布陣で問題ないだろう。

■東西厩舎
・美浦所属/【3.1.2.22】
 勝率10.7% 複勝率21.4%
・栗東所属/【5.7.6.84】
 勝率4.9% 複勝率17.6%

関西の重賞にもかかわらず、関東馬が勝率・複勝率ともに関西馬を上回っている。出走馬の多くが関西馬とはいえ、過去8年で3勝している事実は重く映るかもしれない。

しかし好走馬の厩舎名を見ると、藤澤和、堀、国枝、木村の4厩舎ですべてと、いずれもGI常連のA級厩舎ばかり。中堅以下の厩舎はまったく歯が立っていないのだ。

今年登録があった関東馬の厩舎でGI勝ちがあるのはドンデンガエシの尾関厩舎とレイベリングの鹿戸厩舎のみ。先に名を挙げた厩舎と比較すると、若干見劣りすると言わざるを得ない。

一方、栗東勢は中堅クラスでも多数馬券に絡めており、池添学厩舎などはまだGI未勝利厩舎ながら、2016年ボンセルヴィーソ12番人気3着、2019年グランレイ14番人気3着と、2度も大穴をあけている。人気馬ならさておき、人気薄を狙うなら関西馬のほうがよさそうではある。

■枠
・1枠/【3.1.0.10】
 勝率21.4% 複勝率28.6%
・2枠/【0.0.3.13】
 勝率0.0% 複勝率18.8%
・3枠/【1.2.0.13】
 勝率6.3% 複勝率18.8%
・4枠/【1.2.2.11】
 勝率6.3% 複勝率31.3%
・5枠/【1.2.1.12】
 勝率6.3% 複勝率25.0%
・6枠/【0.1.0.15】
 勝率0.0% 複勝率6.3%
・7枠/【0.0.2.16】
 勝率0.0% 複勝率11.1%
・8枠/【2.0.0.16】
 勝率11.1% 複勝率11.1%

どちらかというと内めの枠が有利で、特に1枠は最多となる勝ち馬3頭を出している。しかも人気サイドだけでなく、2020年は7番人気1着(グレナディアガーズ)、2018年は9番人気2着(クリノガウディー)と穴もあけている。注目の枠だ。

一方、6枠から外になると、好走率は低下する。8枠からは2頭1着馬が出ているが、1頭は阪神移設後、唯一の大波乱となった2016年のサトノアレス(6番人気1着)、もう1頭はシーザリオの仔で兄弟にエピファネイアやサートゥルナーリアがいる超良血のリオンディーズと、どちらも例外的な存在。

以上から、基本的には「内めの枠が有利、6枠から外は不利」と考えていいだろう。

■キャリア
・1戦/【1.0.0.2】
 勝率33.3% 複勝率33.3%
・2戦/【3.3.3.28】
 勝率8.1% 複勝率24.3%
・3戦/【3.4.1.29】
 勝率8.1% 複勝率21.6%
・4戦/【1.1.4.26】
 勝率3.1% 複勝率18.8%
・5戦以上/【0.0.0.21】
 勝率0.0% 複勝率0.0%

字面の数字ではキャリア1戦馬が勝率・複勝率ともにトップだが、サンプルは3件のみ。しかも唯一馬券内に入ったのは2015年の勝ち馬・リオンディーズで、前項で述べたように同馬は突出した素材の持ち主だった。このデータはあまり参考にはならない。

それに続くのがキャリア2、3戦の馬で、現実的にはここが狙い目となる。キャリア4戦になると勝率・複勝率とも下がり、5戦以上となると馬券に絡んだ馬は一頭もいなかった。

まとめると、馬券の中心はキャリア2、3戦。キャリア5戦が足切りラインだ。

■前走着順
・1着/【8.5.6.50】
 勝率11.6% 複勝率27.5%
・2着/【0.1.1.18】
 勝率0.0% 複勝率10.0%
・3着/【0.0.1.8】
 勝率0.0% 複勝率11.1%
・4着/【0.1.0.4】
 勝率0.0% 複勝率20.0%
・5着/【0.0.0.6】
 勝率0.0% 複勝率0.0%
・6着以下/【0.1.0.20】
 勝率0.0% 複勝率4.7%

前走の着順には見逃せない傾向があった。それは阪神移設後、前走1着の馬しか優勝していないのだ。穴で勝利したサトノアレスやグレナディアガーズも前走は勝っていた。出走馬の多くが前走勝ち馬であることを考えれば、これは“必須条件”といってもいいかもしれない。

2着以下になると、勝ち馬を出せていないのみならず、2、3着馬もわずか。前走5着以下で馬券圏内に来たのは2018年2着のクリノガウディーだけ。ちなみに同馬の前走は、出世レースとして知られる東京スポーツ杯2歳Sで、0秒5差7着に敗れていた。

今年1番人気候補のダノンタッチダウンは前走デイリー杯2歳Sで2着敗退。同馬にとっては、ひじょうに気になるデータである。

なお、前走敗退から馬券になった5頭はすべて重賞からの臨戦だった。リステッドを含むオープン特別や1勝クラスで負けている馬は全切りしても問題ないだろう。

■前走着差
・勝利0.6-0.9秒/【0.1.2.3】
 勝率0.0% 複勝率50.0%
・勝利0.3-0.5秒/【3.2.2.11】
 勝率16.7% 複勝率38.9%
・勝利0.1-0.2秒/【4.1.0.22】
 勝率14.8% 複勝率18.5%
・勝利0.0秒/【1.1.2.14】
 勝率5.6% 複勝率22.2%
・敗退0.0秒/【0.0.1.5】
 勝率0.0% 複勝率16.7%
・敗退0.1-0.2秒/【0.0.1.8】
 勝率0.0% 複勝率11.1%
・敗退0.3-0.5秒/【0.3.0.19】
 勝率0.0% 複勝率13.6%
・敗退0.6秒以上/【0.0.0.24】
 勝率0.0% 複勝率0.0%

前走の着差にも明確な傾向があった。

まず前走勝ち馬については、多少の数字のバラツキはあるものの、全体として着差が開くほど好走率も高くなるという比例関係が見出せた。

一昨年の優勝馬グレナディアガーズは前走1400mの未勝利勝ちということで人気はなかった(7番人気)。しかし、その前走は2着馬に0秒5もの着差をつけており、この着差の傾向に気づいていれば買えた馬だったのだ。

具体的な着差のボーダーラインは「0.2秒以上」。データをとると【6.3.4.29】勝率14.3%、複勝率31.0%という成績で、回収率も単複ともにプラス収支に転じる。

さらに「0秒5以上」で集計すると、【2.2.2.5】勝率18.2%、複勝率54.5%という秀逸な成績。ここはホットゾーンになるだろう。

一方、前走負けた馬は、0秒6以上離されると好走例は一度もなかった。ただでさえ不利な前走敗退馬は「0秒5差以内」が絶対条件になりそうだ。

☆前走0秒5差以上で勝利⇒シンリョクカ、レイベリング

■前走レース
・サウジアラビアRC/【2.2.2.4】
 勝率20.0% 複勝率60.0%
 ※前身の2014年いちょうSを含む
・デイリー杯2歳S/【1.3.2.16】
 勝率4.5% 複勝率27.3%
・京王杯2歳S/【0.2.2.18】
 勝率0.0% 複勝率18.2%
・萩S/【0.0.1.0】
 勝率0.0% 複勝率100.0%
・新馬/【1.0.0.2】
 勝率33.3% 複勝率33.3%
・未勝利/【1.0.1.11】
 勝率7.7% 複勝率15.4%

今年の登録馬の前走の中で、過去8年本番で好走歴があったレースをまとめてみた。

好走率がもっとも高いのは、前身のいちょうSを含むサウジアラビアRC。例年有力馬が揃い、レベルの高いレースになるので、この結果は当然かもしれない。

デイリー杯2歳Sは好走率は劣るものの、3着内に入った実数6回はサウジアラビアRCと同じ。また、京都改修工事のためデイリー杯2歳Sが本番と同じ阪神芝1600mで施行された近2年はいずれもデイリー杯2歳S組が1頭馬券に絡んでいる。ただしどちらも1番人気で1着を取りこぼしているので(2021年セリフォス2着、2020年レッドベルオーブ3着)、これをどう見るかは判断がわかれるところだ。

京王杯2歳S組からは勝ち馬が出ておらず、複勝率も前記2レースには及ばない。やはり1ハロンの距離延長はプラスではないのだろう。

萩S組は昨年3着のダノンスコーピオン1件のみ。サンプル数がひとつしかないことにくわえ、ダノンスコーピオンはのちにGIに勝つほどの高素材。参考にはならなさそうだ。

1勝クラスはベゴニア賞組が2勝を挙げているものの、今年は該当馬はナシ。それ以外の1勝クラスから馬券になったケースは一度もない。

新馬組は再三、名前を出したリオンディーズの1勝のみ。未勝利組は2020年1着のグレナディアガーズと2019年3着のグランレイの2頭が馬券になっている。

☆前走サウジアラビアRC⇒ドルチェモア、グラニット

■脚質・上がり順位
◎脚質
・逃げ/【0.0.1.7】
 勝率0.0% 複勝率12.5%
・先行/【4.1.1.24】
 勝率13.3% 複勝率20.0%
・差し/【3.6.5.40】
 勝率5.6% 複勝率25.9%
・追込/【1.1.1.35】
 勝率2.6% 複勝率7.9%

◎上がり3Fタイム順位
・1位/【4.2.1.3】
 勝率40.0% 複勝率70.0%
・2位/【2.3.0.6】
 勝率18.2% 複勝率45.5%
・3位/【0.1.1.3】
 勝率0.0% 複勝率40.0%
・4-5位/【1.2.3.10】
 勝率6.3% 複勝率37.5%
・6位以下/【1.0.3.84】
 勝率1.1% 複勝率4.5%

脚質面では逃げ馬の連対がゼロで3着も1度きり。一方、追い込みもあまり決まっていない。極端な脚質は不振傾向で、先行馬か中団からの差しを狙う馬を中心視したい。

一方、上がり3Fタイムの順位を見ると、決め手勝負の阪神マイルらしく、上がり1位の成績がダントツ。過去8年中、上がり最速馬が3着内に入れなかったのは、2018年の一度しかない。どの馬が上がり最速を繰り出すのかを予測するのは難しいとはいえ、末脚の確かな馬を狙うのがベターではあろう。

◎前走脚質
・逃げ/【1.0.1.14】
 勝率6.3% 複勝率12.5%
・先行/【6.4.5.41】
 勝率10.7% 複勝率26.8%
・差し/【1.2.2.34】
 勝率2.6% 複勝率12.8%
・追込/【0.2.0.15】
 勝率0.0% 複勝率11.8%
・マクリ/【0.0.0.2】
 勝率0.0% 複勝率0.0%

興味深いのが「前走の脚質」。レース本番は差しも決まるのだが、前走で差しに回った馬は成績が悪くなっている。また前走追い込んだ馬から勝ち馬は出ていない。

これはGIより格下のレースで先行できないようなスピードのない馬は通用しない、ということを表しているのだろう。

前走出脚がつかず、追い込み競馬となったダノンタッチダウンにとってはまたもネガティブなデータになってしまった。

(Text:sakura kyosuke)

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