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コラム

2022/11/29  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【チャレンジC(GIII)攻略データコラム】今年は荒れるかも? 菊花賞組と父キングマンボ系に注目

チャレンジC(GIII) 3歳上 別定 阪神芝2000m

※現行の阪神芝内回り2000m・別定戦で行なわれるようになった2017年以降の5年間のデータを参照する。

■人気
・1番人気/【3.0.0.2】
 勝率60.0% 複勝率60.0%
・2番人気/【2.1.1.1】
 勝率40.0% 複勝率80.0%
・3番人気/【0.0.2.3】
 勝率0.0% 複勝率50.0%
・4番人気/【0.2.0.3】
 勝率0.0% 複勝率40.0%
・5番人気/【0.1.2.2】
 勝率0.0% 複勝率60.0%
・6-9番人気/【0.1.0.19】
 勝率0.0% 複勝率5.0%
・10番人気以下/【0.0.0.13】
 勝率0.0% 複勝率0.0%

過去5年、1番人気が3勝、2番人気が2勝で、3番人気以下からの勝ち馬はなし。1、2番人気の合算成績は【5.1.1.3】勝率50.0%、複勝率70.0%と信頼度が高い。軸に取るなら1番人気か2番人気のどちらかで、アタマに据えてもいいだろう。

また単勝オッズで見てみると、勝ち馬の確定オッズはすべて5倍未満だった。ここもひとつの指標になるかもしれない。

3-5番人気は1着こそないものの、2、3着には頻繁に来ている。相手やヒモはここから選びたい。6-9番人気は2019年8番人気のトリオンフ2着1回のみ。10番人気以下となると、1頭も馬券になったことがない。

例年、頭数が少ないせいもあるが、基本的に堅く収まるレース。変則日程が続いたここ2年も、昨年は「1人気→4人気→5人気」、一昨年にいたっては「1人気→2人気→3人気」とガチガチの決着だった。上位人気を中心に、点数は少なくまとめたほうがよさそうだ。

■年齢
・3歳/【4.0.2.4】
 勝率40.0% 複勝率60.0%
・4歳/【1.2.2.13】
 勝率5.6% 複勝率27.8%
・5歳/【0.2.0.10】
 勝率0.0% 複勝率16.7%
・6歳/【0.0.0.9】
 勝率0.0% 複勝率0.0%
・7歳/【0.1.1.6】
 勝率0.0% 複勝率25.0%
・8歳以上/【0.0.0.1】
 勝率0.0% 複勝率0.0%

3歳馬の成績が他を圧倒。過去5年で4勝しており、昨年も3歳のソーヴァリアントが勝って目下3連勝中である。

現行の別定戦になる前年の2016年も3歳マイネルハニーが9番人気で優勝。さらにその2年前の2014年も5番人気の3歳トーセンスターダムが勝利と、ハンデ戦時代も近年は3歳馬優勢の傾向があった。

一方、4歳、5歳と年齢が上がるにつれ好走率は低くなり、6歳馬は好走ゼロ。7歳馬は2回馬券になっているが、その2頭とは2017年2着のデニムアンドルビーと昨年3着のペルシアンナイト。前者はGIで2着2回、3着1回、後者はマイルCS優勝のほかGI好走が複数あり、GI級の力の持ち主でなければ高齢馬は軽視してもよさそうだ。

今年は3歳馬の登録がビーアストニッシド1頭のみ。秋2戦は大敗続きで、そこまで人気はしなさそうだが、データからは無視することはできない。

■前走着順
・1着/【3.3.1.4】
 勝率27.3% 複勝率63.6%
・2着/【1.0.0.4】
 勝率20.0% 複勝率20.0%
・3-5着/【0.0.1.8】
 勝率0.0% 複勝率11.1%
・6-9着/【0.2.1.16】
 勝率0.0% 複勝率15.8%
・10着以下/【1.0.2.9】
 勝率8.3% 複勝率25.0%

前走勝利から臨む馬の成績がひじょうに優秀。勝率は27.3%で、複勝率にいたっては実に63.6%の高打率。勢いがある馬に有利なレースと推測できる。

今年の出走馬で前走1着馬はニホンピロスクーロ1頭だけ。同馬の前走3勝クラス(岸和田S)だったとはいえ、過去にも準OP勝ちから馬券に絡んだ馬は2頭いる。同馬を軽視することはできないだろう。

一方、フタ桁着順から巻き返すケースもけっこうある。前走10着以下から馬券になった3頭を調べると、その前走はどれもGI菊花賞だった。

実は近5年で菊花賞から出走してきたのは、この3頭がすべて。距離が長すぎて菊花賞を大敗した馬が、適正距離に戻って好走する…という構図なのだ。前走フタ桁着順ながら当日は「1人気、2人気、5人気」と指示を集めており、ファンからも巻き返しが期待されていた。

今年該当するのは、年齢項目で名前が出た菊花賞13着のビーアストニッシド。当日の人気は気になるところだが、とにかく警戒が必要な馬だ。

■距離変更
・同距離/【0.3.3.23】
 勝率0.0% 複勝率20.7%
・距離延長/【3.0.0.12】
 勝率20.0% 複勝率20.0%
・距離短縮/【2.2.2.8】
 勝率14.3% 複勝率42.9%

前走からの距離変更別成績を調べると、複勝率ベースでは距離短縮組が他にダブルスコアをつけている。前項で指摘した菊花賞以外のレースから臨んだ馬も含まれているので、ここは素直に「距離短縮が有利」ととらえたい。

勝率ベースでは最多の3勝を挙げている距離延長組がトップ。ただし馬券になったのはその3頭だけで、内訳を見るとすべて2番人気以内の人気馬だった。さらに全馬前走で勝っており、距離延長というよりは勢いが最大の好走要因と見る。

前走1着馬がいない今年は、距離短縮組を重視したい。

☆距離短縮⇒ソーヴァリアント、タイセイモンストル、ディアマンミノル、ヒンドゥタイムズ、ビーアストニッシド、メイショウテンゲン、ルビーカサブランカ

■種牡馬系統
・キングマンボ系/【33.23.24.121】
 勝率16.4% 複勝率39.8%
・ノーザンダンサー系/【13.11.11.95】
 ※ストームキャット系除く
 勝率10.0% 複勝率26.9%
・サンデーサイレンス系/【51.58.53.449】
 勝率8.3% 複勝率26.5%
・ロベルト系/【2.7.7.48】
 勝率3.1% 複勝率25.0%
・グレイソブリン系/【1.1.1.18】
 勝率4.8% 複勝率14.3%

最後の項目・種牡馬系統については、母数が少ないため「近5年・阪神芝2000m・古馬戦」という条件でデータを取った

勝率・複勝率ともにトップに立ったのがキングマンボ系。勝率16.4%はなかなか優秀で、単勝回収率も116%という高数値を記録した。肝心のチャレンジCでも同系統のキングカメハメハ産駒が近5年で4頭走って1着1回2着2回と好相性を示している。

次位はノーザンダンサー系で、出走馬の大半を占めるサンデーサイレンス系は僅差とはいえ3位の座に甘んじている。もっとも、出走馬が多いゆえに平均値が下がる面もあり、過度にサンデー系を軽視する必要はない。

サンデー系の中では、やはりディープインパクトが勝率11.3%、複勝率36.0%と優秀なのだが、それ以上に注目はオルフェーヴル。勝率21.9%、複勝率37.5%と勝ち切るケースが多く、単勝回収率は132%と大幅プラス収支を計上。昨年の優勝馬・ソーヴァリアントも同産駒だった。

☆キングマンボ系⇒エヒト、タイセイモンストル、パトリック、ブラヴァス、ルビーカサブランカ
☆オルフェーヴル産駒⇒ソーヴァリアント、ディアマンミノル
☆ディープインパクト産駒⇒アルジャンナ、メイショウテンゲン、レッドベルオーブ

(Text:sakura kyosuke)

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